海ではなく山ジェネラル初となるアウトドアスタイル
クライミング、ラフティング、カヌー。過酷な環境で様々なアクティビティを行うレースに参戦していた野畑さん。そんな野畑さんのライフスタイルに合わせ、ジェネラルアメリカンホームが提案した住宅デザインが、山をイメージしたアウトドアスタイルだ。
海ではなく山ジェネラル初となるアウトドアスタイル
Let's AMERICAN HOME
趣味の域を超えたアドベンチャーライフ
青空が広がる小高い丘に、ブルーのラップサイディングが映える野畑さん邸。サーファーズハウス、カリフォルニアスタイルなど、海を感じさせるデザインが多いジェネラルアメリカンホームにあって、野畑さん邸はジェネラル初となる「山」をイメージしたアウトドアスタイルだ。
オーナーのライフスタイルに合わせデザインするジェネラルが、野畑さん邸を山をテーマにしたのには、野畑さんの輝かしい経歴を聞けば納得する。15年以上もトライアスロンレースに参加し、マウンテンバイク、クライミング、ラフティング、カヌーなど、過酷な環境で様々なアクティビティを行なうキャメルトロフィーや、アメリカで開催されたマルボロ・アドベンチャーウエストの日本代表になるなど、単なるアウトドア好きではなく、まさにアドベンチュラー。
現在はその経験を活かし、大学でマウンテンバイクの野外体験実習の講師や、キャンプなどアウトドアのアドバイザーも務めている。「マルボロ・アドベンチャーウエストで過ごしたコテージの思い出が強くて、住宅デザインはそれもイメージしているんです」。
しかしそもそも、マイホーム建築は想定していなかったと言う野畑さん。野畑さんの本業は保険代理業で、それまで住んでいたのは、代々続く土地に建つ築50年の住居兼事務所の平屋。古いながらも趣きがあり、思い入れも強かった。
だがそんな折、火災保険加入の依頼があり、オーナーさんのオープンハウスに訪問。そここそが、ジェネラルアメリカンホームで建てられた住宅だったのだ。「こんなデザインの住宅が、日本にあるんだと驚きました」。住宅の外・内観を細かく見て回るのも保険契約には重要で、ジェネラル代表である杉山氏に質問攻めしたようだが、「構造や立地はもちろん、使っている建材やデザインなど、本当に拘っていることを丁寧に教えてくれて、仕事抜きで人柄が好きになったんです」。それ以来、ジェネラルのオープンハウスの案内が野畑さん宛に届くようになるのだが、野畑さん夫婦は仕事とは関係なく「純粋にジェネラルの家が見たい」と、オープンハウスに通うのが日課になっていく。そしていつしか、「そろそろ僕たちも」となるのが自然の流れだった。
野畑さんのライフスタイルに合わせ、ジェネラルが提案したのが4台止められる約30坪のインガレージ。用途に合わせたクルマを複数台所有する野畑さんならではの提案で、広大な空間には様々なアクティビティアイテムを収納できることも想定。現在はスペースの半分を授業で使うマウンテンバイクで埋め尽くされている。完全自由設計であるため、ジェネラルのデザインから変更した部分もある。住宅の半分を取り囲むカバードポーチは、通常は柵を設置するのが一般的だが、家族がのんびり過ごせる縁側的な空間を求め、一部を除いて柵は設置していない。
外壁のブルーは、数種類の色見本を実際に外壁に塗り、朝・夕で見比べて一番空に映える色を取り入れた。内装はコテージらしく木の温もりを感じさせるようにデザインされ、1階の事務所商談スペースは、ニューヨークのカフェのようなミッドセンチュリースタイル。
2階は奥様が主導でコーディネートし、1階とはまた違った木の温もりを感じるデザインとなっている。リビング・ダイニングの大きな窓から注がれる陽の光も、野畑さん邸の大きな魅力だ。
じっくり1年掛けてジェネラルと話し合い、2020年5月に完成した野畑さん邸。「ジェネラルと出会ったのも何かの縁。新しい出会いや発見もあり、毎日が楽しいですよ」。自分のライフスタイルに合わせ、家族がのびのび過ごせる住宅。野畑さんが思い描いた、まさに最高のコテージだ。
玄関ドアのレッドは、ラジオフライヤーを参考にして調色したという。
横幅最大のスライディングシャッターが2つ備わる、約30坪のインガレージ。クルマの他に、キャンプアイテムなどを保管できるようにと、ジェネラルが提案した最大規模のガレージだ。現在スペースの半分を、大学の野外体験実習で使うマウンテンバイクが保管されている。
広い窓から注がれる陽の光が毎日を楽しくさせてくれる
木材をそのまま使用する腰壁など、2階の住居エリアも木の温もりを感じさせるデザインでまとめられている。大きな窓もさることながら、キッチンからリビング全体を見渡せる空間はかなり開放的。
①玄関
② 1階トイレ
③2階階段
④2階バスルーム。
壁紙の組み合わせにより、それぞれの空間で雰囲気が異なるのも印象的だ。豊富な壁紙を設定するジェネラルならではの部分だ。
ガレージ内には、キャンプ用品をメインに様々なアウトドア用品が並ぶ。キャンプ用品で、野畑さんが今一番愛用しているのが、ストーブや焚火を取り囲んでテーブルにできる、ODA(オカディアート)の囲炉裏テーブル。それに合わせた、ODA 折り畳みチェアもお気に入りだという。愛知県岡崎市のふるさと納税返礼品にもなるなど、大注目のアウトドア用品だ。
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野畑さんの本業は保険代理業。住宅の1階が事務所と商談スペースとなっている。商談スペースは、壁全体にダークウッドを張り込んだニューヨークのカフェにあるミッドセンチュリースタイル。カフェの雰囲気を取り入れ、落ち着いた空間で商談するのが目的だ。当初は全体を真っ白にする予定だったが、ジェネラルの杉山氏からこのスタイルを提案された。「とっさにこうしたデザインを提案してくれるのは、流石ですよね」。
OWNER:野畑清敬さん
2016y TOYOTA TACOMA
様々なアクティビティに合わせた車両を常に複数台所有し、これまで50台近くの愛車所有歴を持つ野畑さん。アメ車はK2500、キャンピング仕様のシェビーバンなど。実はこのタコマは愛車ではなく、キャンプスクールでお世話になっているオカディアートからレンタルした、「いつかは欲しいクルマ」。因みに現在所有するクルマは、すべてフォルクスワーゲンだ。
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年4月号掲載
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