F‐150をベースに、ラプターマスクにチェンジ!

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM
フォードで駆けろ!輝きを放つブルーオーバル
FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM
カッコ良くてリーズナブル!ラプタースタイルという選択
フルサイズボディに専用エンジンやサスペンションを奢り、圧倒的なパフォーマンスを誇るF-150ラプター。でも、正直言ってお値段はなかなかで手が届きにくい。そこでその雰囲気を手軽に楽しめるようにしたのが、このラプタースタイルだ。
フェイスリフトするだけで強烈な押し出し感を実現!
働くクルマのピックアップなのに、エンジンやサスペンションチューンを施して、もはやレーシングマシンさながらなF-150ラプター。その圧倒的なポテンシャルは、バハ1000などのオフロードレースのためであると言っても過言ではない。モデル名は同じF‐150を名乗ってはいるが、そもそもの目的が全く異なるので、まるで別のクルマと言えるだろう。
そんな魅力的溢れるラプターだが、それが簡単に購入できるなら誰も苦労はしない。新車はもちろん、1世代前となった2代目ラプターでもまだまだ中古相場は高止まりしたままだ。そこで岐阜のトップスピードが提案するのは、F‐150をベースに、ラプターマスクにチェンジしよう! と言うスタイルだ。ベースに選んだのは1世代前の13代目モデルだが、その押し出し感の強さはまだまだ現行型と比較しても遜色はない。
もちろん、サスペンション構造やリアフェンダーの形状など、ラプターとの違いは分かるが、そこは大らかな気持ちで目をつぶろう。パワーユニットはモデルイヤーによって異なるが3.3Lか3.5Lのエコブーストエンジンで、必要にして十分どころかこれでも持て余すほど。もちろんスペックを比較するとラプターに軍配が上がるが、車内の広さやピックアップとして重要なベッド部分の積載能力は同一なのでユーティリティ性に大きな違いはない。
フロントマスクの変更だけでなく、車高もユーザーの使い方や好みに応じて変更が可能。今回ブラックのモデルはスペーサーを使用してリフトアップしているが、ホワイトのモデルは敢えてノーマル車高のままとなっている。ほかにも、取材時にはレアなロングベッドモデルも在庫しており、こちらをラプタールックにすることも可能。ラプターのロングベッドは実在しないが、ないからこそ作ってしまうのもカスタムの醍醐味と言える部分だ。
ノーマルにこだわらず、自由な発想で生み出されたラプタースタイル。オリジナル派には理解しがたいだろうが、大らかな気持ちにさせてくれるアメ車にピッタリなカスタムと言えそうだ。
FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM
フロントマスクをラプタースタイルに変更。オーバーフェンダーも追加することで、ボディサイドに立体感を与える。ドアミラーはデューリータイプに交換。鏡面が大きく横方向への張り出しも大きいので、サイドの確認がしやすくオススメのアイテムだそう。
ボディカラーとマッチさせた、22インチのMOTOMETALに、COMFORSER CF3000(33×12.5R22)をセット。コイルスペーサーでリフトアップも行ない、ノーマルより大きなサイズを装着。ボディの塗色に合わせ、インテリアもブラックを基調とする。ベンチシート&コラムシフトなので、乗車定員は6名となる。
ヘッドライトの縁を取り囲むようなスモールランプが特徴的。ブラックのモデルと同様にフロントマスクを変更。オーバーフェンダーはボルトをあしらったデザインで、ワイルドな雰囲気を醸し出す。スチール製のサイドステップも追加し、乗降性も改善する。
ホイールはFUELをチョイス。タイヤはブラックと同じCOMFORSER CF3000だが、サイズは20インチとなる。車高はノーマルのままではあるが、むしろこの方がバランスは良いと言える。白いボディカラーとは対照的な、鮮やかなレッドのシートを装着。サイドブレーキが電気式になった後期モデルがベース。
スタンダードより20cm長いレアモデル
F-150でありながら、F-250と同じ長さのベットを備えるロングモデル。



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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2022年6月号掲載
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