あの映画のシーンが蘇る“エレノア”さらに過給機を武装して走りも過激に【マスタングGT500 エレノア】

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アメマガ2020年12月号

マスタングエレノア

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2011 FORD MUSTANG GT500E ELEANOR WHIPPLE SUPERCHARGERS

be high on MUSTANG マスタングが僕らのハートを高ぶらせる!


2011 FORD MUSTANG GT500E ELEANOR WHIPPLE SUPERCHARGERS Owner:Mr.K

映画「60セカンズ」で、ニコラスケイジ演じる主人公が1967年型マスタング“ エレノア” を駆り、警察の追跡から逃れるため橋の上で大ジャンプするシーンは脳裏に焼き付いている。そしてこの映画をキッカケに現代版マスタングでもエレノアが製作されたのだが、 ガレージダイバンは見た目の派手さだけでなく中身にも力を入れてスーパーチャージャーを武装。まさに、あの過激なカーチェイスを彷彿させる走行性能をエレノアに与えた。

普段使いを犠牲にせず高出力を目指したエレノア

モダンマッスルの中ではチャレンジャーが絶大なる支持を集めているなか、モダンマッスルブームの火付け役であるマスタングも負けてはおらず、今や人気を二分していると言っても過言ではない。そのマスタングだが、とにかく話題性に事欠かない。特別モデルなどを次から次へと投入したり、最近ではEVモデルを発表するなど、展開が目まぐるしい。


そんな中で今回紹介するエレノアもその内の一つに挙げられる。映画「60セカンズ」の劇中車として使用された67年型マスタングの人気に押される形で現代版エレノアを製作したもの。まさにその姿からは映画のシーンを思い起こさせる。このマスタングのオーナーもそれに魅了されてボディキットを装着するに至っている。

2011 FORD MUSTANG GT500E ELEANOR

そして、このエレノアにはもう一つポイントがある。それはスーパーチャージャーだ。ビンテージモデルに装着されている様なフードから突き出すなんてことは今はもちろんなく、エンジンルーム内にキレイに収まるコンパクトなタイプが主流のスーパーチャージャー。マスタングのグレードでいえば、シェルビーGT500に搭載されており、MAX760hpを出力する。


オーナーもそんなシーンを見て、スーパーチャージャーの威力ってやっぱり凄いんだと実感し、装着してみたいという欲求が沸々と高まったところで、普段世話になっている ガレージダイバンに話をしてみると、トントン拍子に話が進んでスーパーチャージャーを装着することになる。

2011 FORD MUSTANG GT500E ELEANOR

とはいえ、スーパーチャージャーにもさまざまなタイプがある中から「パワーは出したいけれどジャジャ馬では扱いにくいので、普段使いを犠牲にしない様にしてほしい」というオーナーからのリクエストに応えてセレクトしたのがWHIPPLEのボルトオンキット。 ガレージダイバンではこれまでにマスタングで数種類のスーパーチャージャーの取り付けを行なってきた実績があり、熟知した中からの提案だった。

ちなみにシャシダイでの実測は670hp。ベースとなるGT(5L V8)のスペックは412hpであるため、単純に計算しただけでも約260hpパワーアップさせている。しかし、その乗り味は決して暴力的ではなく、至ってマイルド。だがアクセルを踏み込めばその威力を発揮する仕様。まさに理想形を叶えたエレノアへ仕上げた。

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オリジナルのマスタングに比べボリューミーなシルエットとなり、インパクトが増大するエレノア。映画「60セカンズ」の劇中車は1967年モデルのマスタングをベースとしているが、現代版エレノアは第5世代マスタングをベースに製作され、映画の雰囲気を再現したシルエットは今なお高い人気を博す。

HRE・P161フォージドモノブロックの20インチDSC_0194

ホイールはHRE・P161フォージドモノブロックの20インチで、タイヤはNITTO・INVO(F:245/40R20 R:275/35ZR20)を組み合わせるとともに、WHIPPLEスーパーチャージャー搭載に併せてwilwoodでブレーキを強化して制動力を高める。

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マスタング向けのスーパーチャージャーキットは数多くのメーカーから発売されているが、今回ダイバンがオーナーの希望に合わせてセレクトしたのがWHIPPLE。スーパーチャージャーと言うと暴力的な加速で扱いにくいイメージを抱く人もいるかもしれない。だが、このWHIPPLEのスーパーチャージャーは日常ユースでも扱いやすい設定でありながらも、いざとなれば670hpを出力するモンスター。

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Thanks:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン】

TEL:03-5607-3344
HP:http://www.daiban.com
Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

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