カマロが大好きなので 在庫がどんどん増えてます【東海カーズ】

クーペ

シボレー

アメマガ2022年7月号

カマロ

東海カーズ

愛知県

GM CARNIVAL

様々なビンテージアメリカンを得意とする、愛知の東海カーズ。カマロが好きなのは分かるが、ちょっと多すぎないか? と思うほど、豊富に在庫を取り揃えているので、お気に入りの1台が見つかるだろう。

GM CARNIVAL-やっぱりGM系がい


First generation CAMARO
Second generation CAMARO

ビンテージカーだろうがやっぱり走ってナンボ!

アメ車の中でもとくにカマロが好きでたまらない東海カーズの細井さん。プライベートでも超絶ラットな仕様や桜が舞い散るペイントなど所有しており、目的や走る場所に応じでカスタムするほどで、とにかくカマロが好きで仕方がない様子。そんな細井さんだから今回のGM特集でカマロを紹介するのも至極当然と言った感じ。

 

アメマガを熱心に毎月読み続けてくれる読者ならご存知だが、細井さんはとにかく走ることが大好き。それは年代物のビンテージでもお構いなしで、年に数回サーキットに持ち込み耐久レースにも参戦。そのため自分の愛車はサビサビで鉄板の地肌が出るほどヤレた状態。でも、そんな見た目に反して中身がバリモノ。もちろん商品車はピカピカのミントコンディションなので安心してほしいが、そんな細井さんは納得してお客さんに乗って貰えるように、徹底的にメンテナンスを実施している。

 

アメ車のみならず国産車にも言えるが、ビンテージモデルはとかくノーマルが偉いような、妙な風潮がある。それに対し細井さんは以前から「ノーマルなんか乗っても、何も面白くないよ」と語る。今回紹介するベビカマとサメカマは、どちらもエンジンルームだけでなく細部に至るまで「走れる」仕様にアレンジ済みだ。

まずは鮮烈なイエローが特徴的な、71年型のサメカマを解説しよう。基本となるプラットフォームはベビカマを継承しつつ、ボディサイズは大きくなりボディラインはふくよかな印象へと変化。フェンダーに収まるギリギリのタイヤに変更しており、リアは何と295をチョイス。このままの状態で、ゼロヨンとかも楽しめそうな仕様で、フロントシートはPRO CAR SEATのバケットに変更し、ホールド性を格段にアップ。エンジンは454を搭載しており、電動ファンやラジエター容量もアップ。またブレーキのマスターバックも近代化改造が施されている。もちろんカーズクオリティでメンテナンスが施されているので、想像以上に乗りやすいと感じることだろう。

対するベビカマは、一見するとフルオリジナルの様に思えるほどシンプルなスタイル。タイヤサイズはフロントが215でリアが225と、やる気を全面に押し出した様な雰囲気は感じられない。だが、エンジンルームを見ると、そんな先入観は一気に吹き飛ぶ。エンジンは396で、こちらもラジエターを変更し、冷却性能をアップ。マスターバックはオリジナルのままだが、オイルキャッチタンクを追加しているので、このままサーキットのスポーツ走行にもって行けるほど。もちろんハイウェイを気持ちよく流す使い方でも良いが、いざとなれば走れるという余裕は非常に重要だ。

 

余談だが、今回の取材時に細井さんは「倉庫の奥にあるし、今引き取ってきたばっかりのカマロも誌面に出しちゃう?」と提案してくれたが、一度に4台も紹介するのはモッタイナイ。それらはいずれ紹介したいと思うが、兄弟車のファイヤーバードまで含めると、10台近く在庫がある。本気でカマロが欲しいと考えている人は、カーズに遊びに行き、せっかくだから試乗してみては如何だろう?ビンテージアメリカンに対するイメージが、ガラッと変わると約束しよう。


'71 CHEVROLET CAMARO

ボンネット内の熱を逃がすフードが一体になった、FRP製のボンネットに変更。フロントタイヤは225/60R15 で、リアは極太の295/50R15を装着し、エンジンパワーを余すことなく路面へと伝えようとしている。まさにマッスルカーと呼ぶにふさわしい、ムチムチしたスタイリングだと言える。

エンジンは7.4Lと、途方もない排気量を誇る454を搭載。キャブやヘッドカバーなど、細部に至るまでリフレッシュ済みだ。ブレーキのマスターバックも変更され、制動性能も向上させているのがポイントだ。

大型のタコメーターをステアリングの真正面にセット。シフターに変更しており、良い意味で直線番長仕様と言えるだろう。シートを深みのあるバケットに変更することで、コーナリング時に体がズレるのを防ぐ。一般走行時でも効果は高く、運転が楽になる。

'69 CHEVROLET CAMARO

こちらもボンネットは樹脂製に変更。サメカマよりは小ぶりなダクトが付いているが、エンジンルームの熱を効果的に逃がしてくれる。ベビカマのタイヤサイズは215/60R15と、225/60R15。ノーマルっぽい見かけだが、エンジンルームはなかなか気合が入っているので、本気で走るとなかなか速いだろう。

454と比較すると小さく感じてしまうかもしれないが、それでも396エンジンは6.4L以上を誇る。ラジエターを強化するだけでなく、エンジンルーム内にオイルキャッチタンクも追加しているので、これを活用しない手はない。

3連のメーターを追加し、レカラのステアリングに変更。ミッションは4MTなので、高回転まで引っ張った走りを楽しむことも可能だ、シートはオリジナルの形状をキープするが、前後とも張り替えを行ない、リフレッシュしている。


CARS

TEL:0533-86-8890


■ PHOTO:浅井岳男
■ TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2022年7月号掲載


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