毎日が楽しくなる、好きなことをタップリ詰め込んだ遊び心満載のマイホーム

HOUSE

アメマガ2022年8月号

アメリカンハウス

アメリカンライフ

ジェネラルアメリカンホーム

Let's AMERICAN HOME

マイホームって幾らぐらいするの? 子供が産まれたことをキッカケに持ち家を軽い気持ちで検討し始めた石田さん。だが、訪問した住宅展示場で現実を知り一度は諦める。そんな時、インスタグラムでジェネラルアメリカンホームと出会い、理想の住宅建築がスタートする。

毎日が楽しくなる、好きなことをタップリ詰め込んだ遊び心満載のマイホーム

Let’s AMERICAN HOME


誰もやっていない白を極力使わないインテリア

「マイホームを建てるなんて、考えたことも無かった」。そう語る石田さん夫婦は揃って生まれは九州で、いずれ地元に帰ることも想定し結婚後も賃貸暮らしを続けていた。そんな石田さん夫婦が、マイホーム購入を検討するキッカケとなったのが、第一子の誕生だ。ただ強い思いがあったワケではなく、家族3人が住む広い家を探し、その候補の一つとして、漠然と「持ち家って幾らぐらいするんだろう」とネットを検索し、近くの住宅展示場を訪問。

 

初めての展示場にワクワクして訪れた石田さんだが、案内された住宅は機能性は優れているものの何か面白みに欠け、「自分が住んでいるのを想像しても、楽しいイメージが湧かなかった」と言う。しかも、憧れていたインガレージなどの設備は全てオプション扱いとなり、金額はどんどん高額になっていく始末。「僕が生まれ育った街は米軍キャンプが近くで、小さい頃からファッションや音楽などアメリカの影響を受けてました。なので、どうせマイホームを建てるなら、軍人さん達が住んでいるようなアメリカン住宅が良かった。でもそれを展示場のスタッフに伝えても理解してもらえなくて…。だから、住んで楽しいと思える理想のマイホームを建てることは無理なんだって思いました」。

ワクワクして訪問した展示場から、現実を知ってマイホームを建てることを断念した石田さん。だが、そんな状況だからこそ運命の出会いが訪れる。友人がインスタグラムでフォローした通知が送られてきて、何となく見てみると、その相手の名はジェネラルアメリカンホームという。そこにアップされていた投稿には、見るからにアメリカンな住宅がズラリと並ぶ。しかも偶然にも、遠くない場所で実際に建物を見学できるオープンハウスが近々開催予定。「こんな住宅を専門に作るところがあるなんて驚きました。金額も高そうで無理だと思うけど、思い出として見に行って見ようと(笑)」。

 

そうして訪れたジェネラルアメリカンホームのオープンハウスは、小さい頃から見ていた軍人さんが住む家にあるカバードポーチや、憧れのインガレージが備わり、アメリカン雑貨が並べられた趣味のエリアもある、まさに理想とする楽しい住宅。「何もかもが凄すぎて、こんな家に住みたいと初めて思いました」。恐る恐る聞いた建築費も、先の住宅展示場で聞いた金額より安く、何より、ジェネラル代表の杉山氏から「本当に自分が住みたい家を自由に作ってみよう」という言葉に惹かれ、奥様も驚くその場で建築を依頼した石田さん。土地もジェネラルに紹介してもらった場所で、お隣が緑が多い神社ということも購入の決め手となった。

遂に始まった石田さんのマイホーム建築の絶対条件は、リビングから愛車を眺められるインガレージとカバードポーチ。3LDKの間取りに関してはジェネラルにお任せしたが、リビングダイニングの壁や天井の色デザインは、ポイント毎に念入りに打ち合わせ。「色んなジェネラルのオープンハウスに行きカラーやデザインも勉強して、他にはないデザインにしたいと思って、インテリアに白を使わないミッドセンチュリースタイルにしました」。フローリングや腰壁はダークブラウン、壁はターコイズブルーのドライウォール施工で、ダイニングの天井も同じ色合いのクロスを貼り、リビングの天井はレッドシダーの板張りで、ソファの置かれた窓からはガレージ内を見ることができる。

こだわりは空間ごとに違うカラーリングだけではなく、石田さんの雑貨コレクションの一つであるPEZの収納もトイレ脇に壁に埋め込むなど、趣味の部分もしっかり設計の段階から要望し施工。また、デザインの多くは石田さんが主導したが、奥様もオープンハウスで見て気に入ったダイニングとリビングを隔てるアーチ状の壁を要望し、奥様用の部屋の壁紙は黄色いクマさんでお馴染みのキャラクターとなっている。「ここの壁の色はどうする? ドアはどうする? とか、ジェネラルのスタッフさんはとにかく細かい部分まで一緒に考えて提案してくれるし、途中でやっぱりこうしたいという相談も、しっかり聞いてくれるのが嬉しかったですね。ジェネラルは本当に自由設計と聞いてたけど、ここまで自分たちのワガママを聞いてくれて、それを実際に表現してくれるから、本当に依頼して良かったと思います」。

 

部屋の雰囲気に合うインテリアを探すため、家族でアンティークショップ巡りするのも日課で、ガレージにあるコレクションエリアで愛車とアートを眺めるのが最高の時間と語る石田さん。好きなことをタップリ詰め込んだ石田さん邸は、思い描いた家族全員が笑顔になる楽しい住宅になっている。

壁の一面やドア一枚まで本当に自由設計できるから完成が本当に楽しみでした

ジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに何度も通い、誰もやっていない白を使わないインテリアにすることを決めた石田さん。濃い目のフローリングに合うように、リビングダイニングはターコイズブルーのドライウォール施工(ダイニング天井は同色のクロス貼り)、腰壁はダークブラウン、ドアはレッド&オレンジという、一般住宅とは思えないカラーリングだ。

リビングもダイニングと同じ壁色と腰壁だが、天井はレッドシダーの板張りとなる。アクセントとして、TVがある壁だけはレンガ張り。ダイニングとリビングの堺のアーチ状の壁は、奥様がオープンハウスで見て「カッコイイ」と思い取り入れたもの。家具はアシュレイで統一し、照明や装飾はアンティークショップ等で購入し設置。

石田さんのコレクションの一つであるPEZ は、棚を購入して飾るのではなく、壁をくりぬいて飾られている。大工さんから「本当に大丈夫?」と心配されたようだが、躊躇なくお願いしたとか。

娘さんの部屋の壁紙は、ネットで調べて海外から取り寄せたもの。写真にはないが、奥様の部屋は黄色いクマさん柄で、2階のトイレはスヌーピー柄と、各エリアで壁紙が違うのも拘りだ。

お隣が神社という環境も気に入って購入した42 坪の土地に、インガレージ付きの3LDK が石田さん邸。アイスブルーのラップサイディングで、絶対条件だったカバードポーチも設置。グラフィックペイントされたポストは、地元の友人から新築祝いでプレゼントされたもの。バスケットボールゴールは、アメリカの住宅にはありそうなモノということから設置。名古屋のショップで見つけた、オレンジ色の自転車の置物もお気に入りだと言う。

住宅建築で真っ先に要望したのがインガレージで、リビングから見られる窓の設置や、コレクションであるスケボーシューズやアメリカン雑貨、ドローイングアーティスト・HIROTTON の絵を飾る空間を設けることも要望。愛車はアメリカで販売されていた、初代トヨタ・ハイラックスのファーストモデル1968年型。外装はペイントのサビではなくリアル。だがエアサス搭載、エンジン載せ替え、フロアミッション化など、かなり手が加えられている。

OWNER:石田さん


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


PHOTO&TEXT:相馬一丈

アメ車マガジン 2022年8月号掲載


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