3rdトランザム、C3と乗り継ぎ、ジェントルなセダンという選択肢【キャデラックCTS】

セダン

キャデラック

アメマガ2022年10月号

F.A.S.T

大阪府

CTS

今こそ狙うは「セダン」

キャデラックは成功者の証。本国では昔からそう言い伝えられてきた。しかし、日本ではこれが必ずしも当てはまらない。乗りたいアメ車も一通り経験した玄人が、そろそろ落ち着こうかな。そんな感覚で選ぶのがCTS だったりする。

今こそ狙うは「セダン」


代車で借りて「ええやん!」がキッカケとなり購入

2009 CADILLAC CTS

SUVやクロスオーバーが幅を利かす様になった昨今、セダンが注目を浴びる機会がめっきり減っている。しかし15年ほど前にはクライスラー300C、さらに遡ればカプリスやDTS、CTS、コンコースなど時代を代表する名車が多数存在した。紹介するCTSは2009年型で、排気量は2.8ℓのV6。V8を轟かせる往年のセダンとは異なる、ジェントルな大人の装いがシックでカッコいい。

そんなCTSに興味を持ったきっかけは何と代車。藤本さんは過去にサードトランザムを2台乗り継ぎ、友人のC3に乗った事で興味を持って82年型のC3ワイドボディを購入。しかしそのC3の修理でファーストへ預けている時に借りた同年代のCTSが快適過ぎて惚れた。「妻もこれなら運転できるかも!」と前向きで2年ほど前にC3からCTSへ乗り換えた。右ハンドルに限定して探したのは妻の運転も見据えての事だ。

 

購入後は妻からのプレゼントでタイヤ&ホイールを交換し、使い勝手の良い社外ナビゲーションをセット。GMのロゴプレートが付いたエアロパーツも上品かつスマートで、カスタムしたところと言えばグリルのメッシュ化とキャデラックエンブレムを際立たせるための黒い塗り分け程度。乗り心地が良くて燃費も悪くない。

 

右ハンドルとはいえしっかりアメ車感があるCTSは、夫婦そろって文句なしのクルマ。このままCTSで落ち着くのも悪くないけど、やっぱり過去に愛用したV8への未練がない訳ではない。CTSは手放せないけど、再びC3を購入して増車するって手もあり!?そんな藤本さんは、最近イベントに参加する度に「コルベット良いよなー」と、呟いているらしい(笑)。

グリル開口部はブラックメッシュに変更してCTS-V の様なハイパフォーマンスモデルらしいフェイスに変更。キャデラックのエンブレムがより際立って存在感アリアリ! エアロパーツはGMエンブレム入りで純正オプション品かと思われる。妻にプレゼントしてもらった18インチは235/50R18のタイヤで上品に履きこなす。リアバンパーアンダーやトランクリップなどスポーティな装いがクール!

2.8ℓのV6エンジンを搭載するCTS。2009年当時は、ちょうどダウンサイジングエンジンやハイブリッド車両が世に出回り出した頃。今じゃカマロも2.0ℓという時代だけに排気量やトルク云々はまったく問題ないレベル。むしろ車体にマッチしたベストなエンジンだ。

F.A.S.Tの代車でCTSを借りた覚えのあるオーナーなら誰もが経験している事だが、CTSのインテリアは本当に快適。さすがキャデラックと感じる部分が多数。後部座席も広く、トランクの積載スペースもかなり大きい。レザーのしっとりとした質感やダッシュパネルの造型、ウッドをあしらった純正のステアリングなど、どれもがワンランク上の仕立てとなる。

OWNER:藤本雅之さん


THANKS:F.A.S.T

TEL:06-6784-1976
https://fast1976.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年10月号掲載


関連記事

RELATED


クライスラー・300Cをフェイスチェンジ、誰もがひれ伏す超高級車のエッセンス

フェイスチェンジカスタムを次々進めるガレージジョーカーが、300Cをベースにイングリッシュフェイス化。超高級車を連想させるデザインを取り入れたことにより、街を走れば誰もがひれ伏すスタイルへ生まれ変わった。

アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦

夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

フルサイズの頂点にして唯一無二の存在感を誇るハマーH1の魅力!

ハマーと言えばH2を連想するほどにH2がアメ車のカスタムシーンを賑わせてきたが、H2や弟分のH3とは一線を画す本気の軍用車ライクなモデルが紹介するH1。乗用モデルに媚びない硬派に徹した威風堂々のスタイルはまさに唯一無二の存在感!

魅惑のワイドシルエット、コブラボディの虜!【1981y シボレー コルベット】

ロングノーズ、コークボトルボディで唯一無二のグラマラスなプロポーションを強調させるワイドボディキット。その中でもコブラボディに魅せられたコレクターのお目に適った個体が紹介する81年型C3コルベット。

 

最新記事


2025/11/14

【ジープファンミーティング2025】夏から秋へ、ジープファンミ新時代!快適さと熱気が共存した

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

2025/11/14

ジープファンミーティング2025の会場を彩った出展ブースたち

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

2025/11/14

【ジープファンミーティング2025】ジープオーナーがふじてんスノーリゾートに大集合!ユーザーを一気見せ!④

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

2025/11/14

【ジープファンミーティング2025】ジープオーナーがふじてんスノーリゾートに大集合!ユーザーを一気見せ!③

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

ランキング


2016/11/04

【AMCペーサー】ワイドスモールカーという前衛的アプローチの70年代を象徴する存在

クーペ

ビンテージ

OTHER

1975y AMC PACER
オレンジカウンティ

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/11/14

アメ車マガジン2026年1月号 絶賛発売中!

雑誌

アメ車マガジン2026年1月号 絶賛発売中!