趣味を一番に考え毎日を楽しめるこだわりの理想住宅
アメリカの音楽からアメリカンカルチャーにハマり、クルマなどもアメリカンに染まっていった荒川さん。住む家もアメリカンスタイルを望み、出会ったのがジェネラルアメリカンホーム。趣味を最大限考慮した、まさに理想の住宅が完成した。
Let’s AMERICAN HOME
本当にアメリカを知るから信頼して建築を依頼
約束の時間に訪れた荒川さん邸のガレージでは、趣味であるクルマや音楽で知り合った友人たちを招いてBBQが行なわれていた。「撮影に合わせて豪華なお肉も考えたけど、やっぱり普段通りにしようと思って普通のお肉です(笑)」。コンロも使い込まれ、お肉を焼く姿も手慣れていることから、BBQは決してパフォーマンスではなく、これが友人と過ごす休日の光景のようだ。
そんな宴の会場(ノンアルコール)となるガレージは、クルマ好きならではの工具類が並び、エアコン完備でスピーカーまで設置。クルマを保管する目的以上に、趣味の空間という色合いが濃い。そしてスピーカーは、自宅内のとある部屋と繋がっており、そこが荒川さんが住宅を建てる上で絶対に欲しかったものだ。
遡ること5~6年前、戸建てのマイホームを建てることを決意した荒川さん。「自由設計」の言葉を信じ、誰もが知る某ハウスメーカーを訪れ自分好みのデザインを伝え、トントン拍子に話が進む…と荒川さんは思っていた。が、実際には「僕が伝えたデザインを理解してくれず、参考に見せてくれた住宅も理想とは違ったんです」。荒川さんが望んだのは、アメリカンスタイルの住宅だ。それもアメリカ風ではなく、本当にアメリカにあるリアルな住宅。それを最後まで、そのハウスメーカーの担当者は理解できなかったという。
そこまで荒川さんがリアルアメリカの住宅に拘るのは、趣味の音楽、クルマがアメリカから大きく影響を受けているからだ。それらを通じて、世界観やライフスタイルもアメリカに染まったとあれば、おのずと住宅も本当のアメリカを追及するのは当然のこと。荒川さんの仕事は広告代理業ということもあり、リサーチはお手の物。ネットや雑誌でリアルアメリカの住宅についても勉強していたため、素人ながら「アメリカ風」と「リアル」の違いも感じることはできたのだ。
改めてリアルアメリカンの住宅について調べていくと、愛知県にあるハウスメーカーがヒット。インスタを見ると、まさにそこには、荒川さんが望んでいたリアルなアメリカの住宅が並ぶ。すがる思いで訪れたのは、ジェネラルアメリカンホーム。対応してくれた杉山社長は、アメリカで建築デザインを学び滞在歴も長い。本場の住宅のことはもちろん、雑談からアメリカの音楽のこと、クルマのことで話が盛り上がり、「本当にアメリカを知っている人だと関心しました。人としても杉山さんのことが好きになり、是非建てて欲しいとお願させてもらいました」。
建築する上で荒川さんの要望は、大好きなクルマを保管できるインガレージ、友人や家族とBBQを楽しめるカバードポーチと、一番大好きな音楽を楽しめるDJブースだ。冒頭で触れたガレージ内のスピーカーは、このDJブースと配線で繋がれ、配線スペースも建築段階から設計されている。また、DJ機材を設置する台は既製品ではなく、ジェネラルにオーダーした埋め込み型の作り付けにするなど本格的。
これだけ荒川さんの趣味が反映された住宅に、奥様は文句の一つ無かったのか気になるところだが、奥様も夢の国ディズ〇ーが大好きで、カリフォルニアのディズ〇ーにも夫婦で赴くなどアメリカの世界観は大歓迎(写真は絶対にNGと断られたが…)。リビング&ダイニングの壁紙は、ディズ〇ーの某キャラクターに合わせてドングリ柄にもなっているほどで、夫婦が本当に好きなものが随所に備わるのが荒川さん邸の特徴だ。
荒川さんが拘ったリアルな住宅は、外壁にラップサイディングを取り入れるだけではなく、内装の腰壁装飾や壁のスイッチに至るまで、アメリカで使われているものを再現すること。それがジェネラルではスタンダードに施工され、新しいアイデアも随時提案してくれることに感動したと荒川さんは語る。
また、奥様の身長に合わせて低く施工したキッチンシンクの対応など、使い勝手もしっかり考えてくれることも「ジェネラルにお願いして良かった」と思う部分だと言う。
大好きな愛車はアメ車ではなくホンダ・インテグラで、これまでの愛車もホンダ一筋。だがスタイルは、北米仕様のUSDM。住宅もクルマも、リアルなアメリカを追及する荒川さんだ。
間取りで最優先させたのは憧れのDJブース
住宅の間取りを考える上で、真っ先に取り掛かったのが趣味の音楽を楽しむDJブースの図面製作。愛用する機材の寸法も計算し、設置する台も埋め込み型の作り付けをジェネラルにオーダー。レコードを並べる台も同様のオーダー品。このブースからガレージとリビングに設置するスピーカーに音楽が流れる仕組みで、その配線を床や天井に通す施工も設計段階で依頼。
外観同様にホワイトが基調。壁紙はディズ〇ー好きの奥様のために、雰囲気が似ているドングリ柄を採用。キッチンの壁タイルは、奥様が選んだ名古屋タイルを施工。天井の梁デザイン、TV 後方壁の石タイルなどは、ジェネラルから提案されたものを取り入れた。ソファなどの家具や時計はアシュレイで統一する。
ハウスメーカー探しと並行して土地を探し70坪の土地を購入。クルマ好きの友人を招くことが多いため、敷地内にクルマを5~6台止められるスペースを確保できるのが土地の条件だった。玄関からリビングに続くL字のカバードポーチは絶対に欲しかったもので、ここで奥様とBBQするのも恒例のようだ。ホワイトを基調にするデザインのなか、玄関ドアのオレンジが大きな印象を与える。
荒川さんの要望の一つであった、インガレージ。クルマの作業を快適に行うため、エアコン完備でスピーカーを設置。ガレージ内の階段はキッチン横のドアと繋がっている。愛車はホンダ・インテグラで、アメリカを走るスタイルを忠実に再現するUSDM。因みに友人がC10に乗ってBBQに参加。
友人を招いてのBBQは普段の光景。クルマのこと、音楽のことで会話は尽きることがない。
OWNER:荒川さん
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
最新記事
2024/11/06
半年違いでアストロ生活がスタートした親子
子供が大きくなって免許を取得すれば、親子がそれぞれにクルマを所有することは特に珍しいことではないが、揃ってアメ車を選び、しかも同じアストロを所有するというケースは珍しい。しかも購入した時期が半年しか違わないというのもレアケースだろう。
2024/11/05
【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト
1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。
2024/11/04
ハイルーフとロールーフまるで双子なフルサイズバンライフ
パッと見た感じではどちらもロールーフと見間違える個性的なアレンジを施したハイルーフと、電動開閉するルーフトップテントを備えるロールーフ。78年型純正ツートンのお揃いのカラーコーデがアウトドアで抜群に映える!
2024/11/02
絶対的な整備と走りの楽しみ方も伝授【ジョイベース】
シェルビーGT500でドリフトに挑むことで有名な埼玉のジョイベース。ドリフトやサーキット走行などから導いた足回りのセッティングや、信頼ある高い整備力も大きな魅力。愛車の主治医を探しているオーナーは必見の価値あり!