汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!

ピックアップトラック

シボレー

アメマガ2022年10月号

THE AMERICAN TRUCK & SUV

シルバラード

アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。

THE AMERICAN TRUCK & SUV


充実した毎日を送れるのも、相棒がいてくれるからこそ

2007 CHEVROLET SILVERADO

クルマに興味がないわけではないが、現愛車であるシルバラードを購入するまでは、アメ車に関してはまったくと言っていいほど無知だったという小野さん。ちなみにこのシルバラードは、職場の上司が所有して車両だったものを半ば強引に譲り受けたそう。当初はタイヤ&ホイール以外はノーマルの状態ではあったものの、それでも「でっけ~なぁ」と呟いていたとのこと。だがそれから暫くして、タンドラオーナーとの出会いが彼のトラックライフを充実したものに発展させていく。

 

お互いトラック乗りだけに意気投合し、会話の中にはカスタムの話題も出てくる。まずは手始めに3インチのリフトアップを敢行。たった3インチでもかなり上がった感覚に喜びを隠しきれずオフロードコースへと繰り出すと、荒れた路面も気にせずにガンガン走り回れたことがとにかく楽しく、この出来事がさらなるカスタムへの誘いとなったことは想像に難くない。

サスペンションはスーパーリフトの8インチアップキットをベースに、キングのサブタンク付きコイルオーバーショックをインストールし、キャンバーグのアッパーアームもセット。この上げ幅に対応するべくタイヤ&ホイールは37インチのトーヨー・オープンカントリーMTにメソッドレースホイールの17インチを組み合わせてオフロードテイストを強めたフォルムへと進化。これにより“汚してこそ性能を発揮する”という意図を体現することができた。

 

また、シルバラードに乗り出してからというもの新たな境地を切り開いている小野さん。愛車の写真をカッコ良く撮りたいというのは誰もが抱くけれど、ここ最近はSNS全盛だけに“映え”を意識することが当たり前とさえなっている。そのためにまずはスマホのカメラからはじめて、さらにとなれば一眼レフカメラへと発展していくわけだが、小野さんも一眼レフカメラで愛車を撮影するに至っている。

 

もちろん撮影した写真はSNSにアップ。それを見た友人たちからその腕を見込んで撮影を頼まれるようになり、休みの日はもっぱら車両撮影が日課となっているとか。だが、これも自分の腕を磨くためと積極的に依頼をこなしている。

 

「当初はアメ車に関して何も知らなかったものの、シルバラードを通じて仲間と出会ったこと、世界が広がったこと、愛車には感謝しかありません」と、これからも相棒と撮影に駆け回る日々は続く!

手始めに3インチのリフトアップを行い、試しにとオフロードコースへ繰り出したことがカスタムに拍車を掛けた。Super lift 8インチリフトアップキット、サブタンク付きKingShocksのコイルオーバーショック、CAMBURGのアッパーアームへとサスペンションを一新して迫力のあるフォルムに。

購入した当初はKMC XDシリーズ・ロックスターにNITTO・トレイルグラップラーの組み合わせだったが、METHOD RACE WHEELSの17インチにTOYO OPEN COUNTRY M/T(37x13.50R17LT)の組み合わせに変更してオフロードテイストを高めている。

マフラーはワンオフで、エンドはリアタイヤより前方にセット。これによりリアのホーシング回りがすっきりとして、リアサスペンションが際立つ。

インテリアはブラックをベースとしたカラーリングでコーディネイトされたオリジナルの状態。レザーシートだったりするが、まったく汚れを気にすることなく乗り込む!

OWNER'S FILE : MASAHIKO ONO


PHOTO:55masa_phot
TEXT:編集部

アメ車マガジン 2022年10月号掲載


関連記事

RELATED


やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ

それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

アメ車(シボレーC1500)でサーフィン行かないです、潮風に晒して錆びるのが嫌なんで!

初めて自分のお金で買った愛車C1500。てっきりサーフィンに夢中の彼が、その足として選んだのかと思えば、話を聞くと「波乗りはハイエース!」と断言。その真意を訪ねると生粋のクルマ好きであることが判明。

長年アメ車を乗り継いだ末の集大成に相応しい個体!【シボレーアパッチ】

C1500、63インパラ、カプリスワゴン、ロードマスター、H2など、長い年月をかけて様々なアメ車を所有してきた小林さんが、墓場まで持っていきたいアメ車として、一生モノの愛車として選んだのが紹介する1958yアパッチだ。

刺激は今も健在伝説のモンスタートラック シボレーC1500 454SS

7.4ℓという桁違いエンジンを搭載し、僅か4年間だけ限定生産されたシボレー・C1500・454SS。その存在はすでに伝説級。中古相場が爆上がりの90年代モデルにあって、454SSはもはや手に入らない幻のモデルになりつつある。

 

最新記事


2025/09/18

【ウイングオート】車両の購入やメンテだけでなく クルマを走らせる楽しさも提供

クーペ

フォード

ショップ

愛車のポテンシャルを引き出して走るは、技術や知識が必要となる。ウイングオートではドライビングアカデミーを開催し、それらを提供する機会と場所を提供する。

2025/09/16

【モーターファンフェスタ 2025】様々なクルマを身近に感じられる日本最大級の「体験・体感」イベント

イベントレポート

MOTOR FAN FESTA 2025
in 富士スピードウェイ
20th Apr 2025

2025/09/11

足利から宇都宮に場所を移したが、変わらずアメ車ファンが押しかけた。【K-Styles × DETERMINATION】

イベントレポート

K-Styles × DETERMINATION
20th Apr 2025
マロニエプラザ

2025/09/09

【1985 シボレーC-10】人気爆上がりの第3世代後期 激レアのディーゼル

ピックアップトラック

ビンテージ

シボレー

シボレー・C/Kモデルの第3世代(1973~1987年)。特に角目4灯に変更された後期型の人気は高く、車両の争奪戦が行なわれている。スカイオートで販売中の85年型C-10は、ディーゼルエンジンを搭載する超激レアモデルだ。

ランキング


2025/09/16

【モーターファンフェスタ 2025】様々なクルマを身近に感じられる日本最大級の「体験・体感」イベント

イベントレポート

MOTOR FAN FESTA 2025
in 富士スピードウェイ
20th Apr 2025

2024/01/30

日本では割とマイナーな68年型ダッジ・コロネット

クーペ

ビンテージ

ダッジ

ビンテージマッスルに魅せられし7人のカーマニアたち【バーニーズ】

2023/09/04

【右ハンドルのマスタングが人気な理由】フォード・マスタング右ハンドルの魅力まとめ

フォード

ショップ

フォード・マスタングといえば、アメリカンマッスルカーの代名詞。力強いパフォーマンスと独自のスタイルが特徴的だ。

そんな多くのファンを持っているキング・オブ・アメ車「フォード・マスタング」に、実は右ハンドルが存在することをご存じだろうか?

今回はそんな右ハンドルのマスタングが、いかに魅力的か、ご紹介していこう。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger