やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ

ピックアップトラック

シボレー

アメマガ2022年10月号

THE AMERICAN TRUCK & SUV

シルバラード

それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

THE AMERICAN TRUCK & SUV


アメ車が縁で仲間が増え、趣味の幅も広がりました

2003 CHEVROLET SILVERADO

「日本車とは全然違う雰囲気で、デザインやスタイルを見てカッコいいと思いましたね」。そう語る三河さんの愛車は、2003年型のシルバラード。初めて買ったアメ車はS10ブレイザーで「その頃はフルサイズとかというジャンルをまったく知らなかったです。でも色々知るうちに『アメ車の中では小さいな…』と思ったり、アメ車に乗ることで様々な知り合いに巡り会うことができました。そんな仲間たちの影響でサンドバギーに乗る様になり、載せられるクルマということでシルバラードに乗り換えたのが8年前ですね」と振り返る。

実は三河さん、出身は埼玉県で大学の時から北海道での生活がスタート。現在40歳で、これまでの人生の半分以上を北海道で過ごしているが、ピックアップに乗るアメ車の仲間の殆どがバギーを載せていて「自分も…」と思うようになったそうだ。「仲間のクルマはタコマやタンドラが多いですが、自分は前からGMに乗っていたので、敢えてシルバラードを選びました」と、さりげなくアメ車への愛情を覗かせている。

 

今後の展望を伺うと「クルマを積載できるトレーラーが欲しいですね。それを手に入れたらGMのマッスルカーを手に入れ、シルバラードで引っ張ってイベントに出かけたいです」と語る。でも運転が大変では? と思ったら、実は三河さんは大型トレーラーのオペレーター。シルバラードで牽引しても普段仕事で乗るトレーラーの半分以下の長さなので、まったく苦にならないそうだ。

 

クルマを個性的に着飾るのも楽しいが、愛車があるからできるアクティビティがある。言うなれば、自分の楽しみを実行するためにシルバラードは不可欠な存在。まさになくてはならない存在となっており、これぞ本当の相棒と言えるのではないだろうか。

エンジンは5.3ℓV8を搭載。バギーを搭載しても快適に走行できるポテンシャルが魅力とのこと。2002年のマイナーチェンジでより精悍な顔つきとなっているが、シルバラードの方がアバランチよりも少し早くこの顔を採用しているので、アバランチ顔と言われることが不満とか。

ほぼノーマルの状態で購入し、プロコンプのキットなどを使用して6インチのリフトアップを実施。タイヤサイズは35×12.5R20で、ホイールとタイヤのブランドは共にFUELをチョイス。ボディだけでなくマットブラックのホイールを組み合わせ、あえてモノトーンで仕上げている。

現代の巨大なモニターが組み込まれたインパネと比べると、非常にシンプルなインパネデザイン。ベンチシート&コラムシフトを採用するので、乗車定員は6 名。オーナーになってみるとよく分かるのだが、意外にも観音開きは荷物の載せおろしが便利なのだが、あまり信じてもらえない。

シルバラードのベッドにぴったり収まるのは、ヤマハのYF200。20年もので、何と2ストモデル。だが、公道走行を行なうわけではないので、問題ナッシング。まさに、ピックアップがあることでできる、贅沢な趣味と言えるだろう。

OWNER'S FILE:AKIRA MIKAWA


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2022年10月号掲載


関連記事

RELATED


汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!

アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

アメ車(シボレーC1500)でサーフィン行かないです、潮風に晒して錆びるのが嫌なんで!

初めて自分のお金で買った愛車C1500。てっきりサーフィンに夢中の彼が、その足として選んだのかと思えば、話を聞くと「波乗りはハイエース!」と断言。その真意を訪ねると生粋のクルマ好きであることが判明。

長年アメ車を乗り継いだ末の集大成に相応しい個体!【シボレーアパッチ】

C1500、63インパラ、カプリスワゴン、ロードマスター、H2など、長い年月をかけて様々なアメ車を所有してきた小林さんが、墓場まで持っていきたいアメ車として、一生モノの愛車として選んだのが紹介する1958yアパッチだ。

刺激は今も健在伝説のモンスタートラック シボレーC1500 454SS

7.4ℓという桁違いエンジンを搭載し、僅か4年間だけ限定生産されたシボレー・C1500・454SS。その存在はすでに伝説級。中古相場が爆上がりの90年代モデルにあって、454SSはもはや手に入らない幻のモデルになりつつある。

 

最新記事


2024/04/29

ビンテージだけど速いアメ車、それがこのクルマの魅力です!【シェベルマリブ】

セダン

シボレー

免許を取って最初に乗ったのは、FDのRX-7。でも父親がC-1500に乗ったことでアメ車に引き込まれ、自らもC-1500→エスカレードを乗り継ぐオーナーさん。そんな彼が次に選んだのが、シェベル・マリブだった。

2024/04/27

目指す方向性やスタイルは様々そのベストを尽くす!【ジェットシティ】

コラム

SEMAに出展したマスタングをキッカケに、日本国内はもちろん世界各国からも熱い視線を浴びる様になった広島県のジェットシティ。「高嶺の花? 敷居が高い!?」そんな声も年々増加してきた昨今だからこそ、気になる本音を徹底リポート!

2024/04/26

ガレージジョーカーのオールペンといえば、やはりパープル。【GMCソノマ】

SUV

シボレー

ラッピング&ペイント

「自分が好きな色」と言う理由から、ガレージジョーカーではパープルにオールペンされたモデルが幾つか存在する。だが今回のソノマは、さらに妖艶さを追求して、ベットライナーをレッドにし、さらにインテリアもレッド化に

2024/04/25

LUXZとWORKが奏でる 究極のハーモニー

クーペ

ダッジ

ホイール

チャレンジャーの魅力をさらに引き出し、独自のスタイルを産み出したLUXZ。オリジナルのボディキットの存在感はまさに圧倒的だが、そのスタイルを完成させるために必要不可欠なパートナーがWORKだ。

ランキング


2022/07/01

経済的なマスタングエコブーストはコンバーチブルでしかも右ハンドル

オープン

フォード

2017 FORD MUSTANG EcoBoost Convertible

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】

2023/04/12

旧車ファンにはお馴染みのラストストッパーがパワーアップ!【ツーフィット】

メンテナンス

電子の力でサビからボディを守るラストストッパー