ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

アメマガ2022年10月号

ガレージジョーカー

千葉県

THE AMERICAN TRUCK & SUV

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

THE AMERICAN TRUCK & SUV


木工用ボンドを使う理由は生地の貼り直しができるから

90年代のアメ車の人気が上昇しているが、年数的には20年も前のクルマ。外装や内装に経年劣化の部分が現れるのは当然のこと。そんな時に、外装は板金塗装でリフレッシュするオーナーも多いだろうが、内装はどうしてる? もしかして、天井のクロスが垂れ下がっているのを「見て見ぬふり」なんてことはしていない?

そこで今回は、オーナーでもできる天井クロスの張り替え作業をガレージジョーカーがレクチャー。ショップでは本国生地専門店から仕入れているが、ネットで生地を販売しているサイトもあり購入も可能。当たり前だが、生地を張るヘッドライナーを覆えるサイズの確認は必須だ。

 

作業には、基本的に専門工具や特殊な材料は不要。生地を貼る際に使う接着剤は、ホームセンターで売られている木工用ボンドと、生地折り返しの部分に使う汎用性の速乾タイプの接着剤。木工用ボンドは、乾く前なら生地の貼り直しが可能なため、初心者でも使いやい接着剤として使用する。

 

作業は接着剤の乾燥も合わせて2日程度。1人でも作業は可能だが、せめて2人居れば安心。是非チャレンジしてみよう!


今回の交換作業モデル
経年劣化と猛暑が原因?まさにお手本となる天井のタレ具合

ガレージジョーカーの移動用兼デモカーとして使われているK2500が、今回の交換作業モデル。写真のように天井のクロスは垂れ下がり、フロントガラス側は破れている。さすがに20数年も経過すると、普通に使用していてもこんな状態になってしまう。

ヘッドライナーボードは貴重なパーツなので大事に扱うべし!


まずは天井のヘッドライナーボードを取り外すことから始まる。天井に影響しているパーツを取り外す。プラスネジ、ボルト、ピン留めなど様々。


サンバイザー、ピラー、ルームランプなどのパーツを取り外すと、ヘッドライナーボードを取り外すことができる。慎重に車外へ取り出す。


取り外したヘッドライナーボード。貼られている元の生地を剥がしていく。生地とウレタンの2層構造になっているので、全て綺麗に剥がす。ヒビ割れなどがあれば、ダクトテープで補修。


元のウレタンを綺麗に剥がすために、家庭用のタワシも有効。取り残しがあると接着剤が上手く付かないので念入りに除去。


新たに張り替えるのは、ウレタン付きのグレーのダイヤ柄生地。生地を購入する際は、ウレタン付きか、ウレタンの別途購入も忘れずに。


生地をヘッドライナーボードに貼る接着剤は、ホームセンターで購入した木工用ボンド。ボード片面全体にボンドを塗り込んでいく。ボードは微妙な凹凸があるので細かくチェック。


因みにプロの現場では木工用ボンドは使用せず、速乾性タイプを使用。木工用ボンドはすぐに乾かないため、生地を置いた位置の修正が可能。一般読者向けに、木工用ボンドを使っているのだ。


接着剤を塗ったボードに新しい生地を載せて圧着。生地はボードと同じ寸法にはせず、大きめにカットして裏側に折り込む。


折り返しの部分をしっかり圧着させるため、こちらもホームセンターで売っている速乾性の接着剤を使用しクリップ等で圧着。半日ほど放置。


生地がしっかりボードに接着しているのを確認し、ボードを裏返してルームランプ穴、パーツネジ穴を生地に空けていく。


生地を張り終えたボードを車内に運び設置。取り外していたパーツを組み込んでいき作業は終了となる。

遂に完成…その前に、防音・防振・猛暑対策に特殊シートを貼る!

天井張り替え作業は上段の一連で終了となるが、ガレージジョーカーで行なう通常作業では、防音・防振シートを貼り、より車内を快適にするひと手間を加えている。防振材は耐熱性にも優れ、車内温度を抑える効果も期待できる。材料はホームセンターで同様のモノが売っているので、せっかくここまでパーツを取り外したのなら、やるのもありだ。


防音材(消音)


防振材(耐熱)


GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】

TEL:0479-25-7740
HP:https://www.garage-joker.com/

ネットでもクルマ用の生地を購入することができるが、ガレージジョーカーはアメリカにある生地専門店から仕入れている。下写真は、過去にその生地専門店を訪れた際の模様。様々な素材とカラーバリエーションの生地が倉庫に並び、各年代のアメ車純正生地もここなら全て揃う。


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年10月号掲載


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