本当に楽しく住むなら自分たちが考えた大好きな家にしたい!

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アメマガ2022年12月号

アメリカンハウス

アメリカンライフ

ジェネラルアメリカンホーム

Let's AMERICAN HOME

マンションでも建売でも良いかも。そう考えていた左右田さんだが、「自分の好みを我慢してまで住みたくない!」と、断固反対したのは奥様だ。家族でずっと楽しく住むなら、自分たちが好きなものを取り入れた自由設計が一番。左右田さん夫婦のマイホーム計画がスタート!

Let’s AMERICAN HOME


助言を貰いに行った親戚がジェネラルで建築していた

前日の雨から一転、快晴となった撮影日。青空に映えるブルーグレーのラップサイディングの住宅から出迎えてくれたのは、元気いっぱいの女の子。名前が陽渚(ひな)ちゃんと聞いて納得、彼女が晴れ女のようだ。

 

2021年12月、53坪の土地に4LDKの完全自由設計の戸建てを、ジェネラルアメリカンホームの建築デザインによって完成させた左右田さん。それまでは賃貸マンションに住んでいたが、家族が増えたことで広い新居を検討。

 

旦那さんの左右田さんは、今までと同じようにマンションでも良かったし、戸建てだとしても、近所に何棟も建ち始めた建売住宅を普通に検討していた。しかし鼻息荒く、その考えに反対したのが奥様だ。「建売は、機能的で使いやすいかもしれないけど、自分好みじゃない部分もある。それを我慢してまで住みたくない。だから私は、自由設計の注文住宅がイイと思う」。

 

軽い気持ちで新居について奥様と会話した左右田さんだったが、実は奥様は奥様で、ずっと前からマンションや建売のパンフレットをリサーチ済み。それらを見たうえで、家族が毎日を楽しく住む家は、やっぱり注文住宅しかないと考えていたのだ。「注文住宅にすれば、インガレージもOK?」「もちろん。趣味の部屋もできるかもね」。

憧れのインガレージと、もしかしたら趣味部屋も…。それを想像したら、迷うことなく注文住宅の一択になった左右田さん。そして夫婦で某大手ハウスメーカーを訪れ、意気揚々とインガレージ、趣味部屋、奥様要望の広い洗面台、オープンなキッチンカウンター、リビング階段などなどを伝えていくのだが、真顔で提示された見積もりを見て愕然とする。「絶対に無理な金額でした。注文住宅って、こんなにするんだなぁと現実を知りましたね」。

 

すっかり諦めかけていた左右田さんだが、何か助言を貰えないかと向かったのが、数年前に和モダンな注文住宅を建てた親戚のおじさん。そこで教えられたのが、大手ハウスメーカーの金額の仕組みと、おじさんが建てたハウスメーカー「ジェネラルアメリカンホーム」のこと。リアルなアメリカンハウスが一番のウリで、スタッフ達がとても親身になって相談してくれて、予算もかなり抑えられるかもしれないと言う。

 

その言葉を信じ、ダメもとでジェネラルを訪れた左右田さん夫婦。恐る恐る、大手ハウスメーカーでも出した要望を杉山社長に伝えると、「自分たちの無理のない予算で、この要望のデザインはできるよ」と、まさかの「建てられる」の返事。「せっかく住むなら、好きな家に住もうよ。もちろん、妥協しなきゃいけない部分もあるかもしれないけど、そこは一緒に考えてベストを見つけよう」。そう語る杉山社長の言葉に、夫婦の決断は迷うことはなかった。

 

土地探しも含めて、約1年を掛けてデザインは練られた。当初は和風スタイルも検討していたようだが、参考にみせてくれたアメリカンハウスにワクワクを覚え、夫婦の意見はアメリカンで一致。その後は、定期的に開催されるオープンハウスを訪れ、マネしたい部分を小まめにチェックしていったようだ。完全自由設計だけに、細部のデザインを決める打ち合わせは長時間に及ぶこともあったが、その時間全てが「楽しかった」と夫婦は口を揃える。

左右田さん要望のインガレージは、廊下からもクルマを眺められるように大きな1枚ガラスを配置。2階のオープンエリアは、将来子供部屋にもなる仕様で、現状ホビールームとして使われている。

 

奥様の強いこだわりがあった洗面台は、女子2人が長時間居座っても問題ない広さを確保し、家族が並んで食事ができるカウンターキッチンや、リビング階段もしっかりデザインされた。全館空調、リビングを広くみせるための斜めの天井や、部分的なティファニーブルーの壁紙は、オープンハウスで見て取り入れたもの。

リビングは、海外のホテルをイメージし壁紙を選択。この壁紙の自由さもジェネラルの特徴で、1階のトイレは遊び心を出すピンクになり、寝室は奥様の大好きなブランドに似た柄を取り入れる。「内装のデザインばかりに集中して、外装はラップサイディングの色合いだけ決めたぐらい。あとはお任せ。なので、完成した際に屋根に煙突があるの見て驚きました(笑)。最初の図面からあったのをすっかり忘れてて…。もちろん、家族みんながとても気に入ってますよ」。

 

因みに、左右田さんにアメ車に興味が無いかを聞くと、「もちろんありますよ。ガレージに星条旗を取り付けたからには、アメ車を置きたいですよね。バイクも好きなので、ハーレーも欲しいです」。しかしそんな会話をしっかり聞いていた奥様は、「バイクだけは絶対にダメ」とキッパリ。だが、ここぞとばかりに「バイクだけはダメってことは、クルマはOKってことですよね?」と、左右田さんも負けじと反撃する。

 

その後、どんなやり取りがあったかは気になるところ。もしかしたら、コッテリ絞られたか…。責任は負えないのであしからず。

使いやすいだけじゃなく常に家族を感じられる家が理想

住宅内のデザインや機能面は、奥様の意見が大きく反映されている。真っ先に挙げたのが洗面化粧台の広さで、大家族で暮らした奥様ならではの案だ。当初キッチンはアイランドを検討したが、キッチンカウンターで食事を取るスタイルに変更。リビング階段は、家族を常に感じられる部分として欲しかったもの。天井を高くみせるためにリビングの天井を斜めにすること、キッチン&洗面所のティファニーブルーの壁紙は、オープンハウスで見て取り入れた。

2階のオープンスペースは、大好きな漫画やフィギュアが並ぶホビールーム。将来的に子供部屋にもなる仕組みだが、現在は左右田さんがほとんど占拠しているとか。ここに鍵付きの扉の設置を提案したが、これは奥様に却下されたと言う。

2階は陽渚ちゃんの部屋と、もう1つの子供部屋が用意されている。それぞれ壁紙も変更。夫婦の寝室は、奥様が大好きなブランドの柄に近い壁紙を選んで取り入れた。

壁をくりぬいた収納スペースも、オープンハウスで見て取り入れたもの。1階のトイレは、壁紙の蝶々の色合いをモチーフにピンクで統一。ドアも思い切ってピンクにしたが、施工前に何度もジェネラルに「本当に大丈夫?」と聞かれたようだ。

多くの色見本のなかから左右田さんが選んだのが、ブルーグレーのラップサイディング。外観デザインはジェネラルアメリカンホームにお任せしたもので、ダミーの煙突もお気に入り。

左右田さんが建築する上で絶対に欲しかったのが、インガレージ。壁のブルーとイエローの塗り分けも個性的。壁に設置したウッド星条旗は、ハンドメイドで製作してもらったもの。クルマが大好きな左右田さんのため、家の中からでもクルマが見えるように、ジェネラルが廊下に大きな窓の設置を提案し採用。

OWNER:左右田さん夫婦


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年12月号掲載


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