マスタングをこよなく愛するオーナー、現在の愛車で既に3台目。

クーペ

フォード

アメマガ2022年12月号

クアートFAB

岐阜県

マスタング

マスタングGT

アメ車の魅力は「ワイルドさ」や「いかつくて、ちょっと悪そう」と語るオーナーの片岡さん。マスタングをこよなく愛しており、現在の愛車で既に3台目。

チョイ悪そうでワイルドにそれを目指した純国野生馬


実用性とスタイリングのバランスを考えた仕様!

2020 FORD MUSTANG GT

最初はゴールドのV6で、次にレッドのV8。モデルチェンジしたので現行型に乗りたいけれど、一度V8を知ると、もう戻れないのは皆さんよくご存知だろう。これまで鮮やかなボディカラーばかり選んでいた片岡さんが次に選んだのはブラックで、ある意味落ち着いた雰囲気を醸し出す。

カスタムを手掛けたのは、SUVからマッスルまで、アメ車を幅広く取り扱うクアート。クアートによると「実はファミリーカーとしても使うので、あまり派手なカスタムはしたくないが、個性的にしたい! それでいてなるべく費用は抑えて…」という、良くも悪くもワガママな要望だったとか。そのため定番であるサスペンションはノーマルのままとしつつ、ホイールはSAVINIのBLACK de FORZAのBM14をチョイス。車高を変えずに21インチ化することで、実用性はそのままに、スポーティ&スタイリッシュに仕上げられている。ボディカラーに合わせ、足もとまでフルブラックにし、各部にカーボン調のパネルも追加。黒以外の色を極力排除することで、ストライプを見事に際立たせている。

 

今後はグリルやトゥルースパイクの装着も検討中。車高調を入れるべきであろうことは承知しているのだが、スプリッターやフロアを擦りたくないのでまだ決心がつかないとのこと。だが今までの愛車を見たら装着する日も遠くないだろう。

フロントは275/35R21、リアは295/35R21。SAVINIのBLACK de FORZAラインのBM14は細いスポークが特徴的だが、センターハブ部分を一段星形に落とし込むことで、個性的なスタイルを実現している。APRのスプリッターをフロントに追加し、リアウイングをより大きな物へと変更。マスタングらしいスポーティな佇まいに、ワイルドさを追加したと言えるだろう。

フューエルリッドやドアミラー、インテークダクトなど、細部に至るまでブラックカーボンのパネルを追加。すべてボディと同じブラックにペイントするのでなく、黒の中にもトーンを持たせることで、メリ・ハリを与えている。この辺りは、まさにクアートのセンスの良さが感じられる部分だ。シンプルなスタイルをキープしつつ、マフラーはボーラに変更。V8サウンドをより際立たせている。


QUARTT FAB【クアートFAB】

TEL:0583-81-9167
http://quartt.jp/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2022年12月号掲載


関連記事

RELATED


エアサスでもゼロヨンは可能、でもヘネシーの速さは異次元!

「カスタムカーって、見るだけで実際には走れないんじゃない?」と、そんなイメージを多くの人が持っているのでは。そんな先入観を払拭するために、コーストモータリングがゼロヨンという方法で、その走りを大検証してみた!

誰もが憧れるGT500の姿、そのエッセンスを徹底的に注入

マスタングをよりレーシーなスタイルにアレンジしたいと思う場合、必ずその存在を思い浮かべるのがシェルビーGT500。そのスタイルに文句の付けどころは皆無だが、プライスが非現実的。そこでトップスピードが、ややリーズナブルなGT500スタイルを製作した。

【ウイングオート】ベース車選びからカスタムまでマスタングのすべてを託せるお店

半世紀以上にわたり世界中で愛され続けるマスタング。フォードの顔と言うよりも、アメ車を代表するクルマと言える。ウイングオートではフォードのグローバルサブディーラであるが、もっと走りを楽しめるように様々なカスタマイズにも対応する。

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

 

最新記事


2024/11/06

半年違いでアストロ生活がスタートした親子

バン

シボレー

子供が大きくなって免許を取得すれば、親子がそれぞれにクルマを所有することは特に珍しいことではないが、揃ってアメ車を選び、しかも同じアストロを所有するというケースは珍しい。しかも購入した時期が半年しか違わないというのもレアケースだろう。

2024/11/05

【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。

2024/11/04

ハイルーフとロールーフまるで双子なフルサイズバンライフ

バン

シボレー

パッと見た感じではどちらもロールーフと見間違える個性的なアレンジを施したハイルーフと、電動開閉するルーフトップテントを備えるロールーフ。78年型純正ツートンのお揃いのカラーコーデがアウトドアで抜群に映える!

2024/11/02

絶対的な整備と走りの楽しみ方も伝授【ジョイベース】

ショップ

シェルビーGT500でドリフトに挑むことで有名な埼玉のジョイベース。ドリフトやサーキット走行などから導いた足回りのセッティングや、信頼ある高い整備力も大きな魅力。愛車の主治医を探しているオーナーは必見の価値あり!

ランキング


2024/11/06

半年違いでアストロ生活がスタートした親子

バン

シボレー

子供が大きくなって免許を取得すれば、親子がそれぞれにクルマを所有することは特に珍しいことではないが、揃ってアメ車を選び、しかも同じアストロを所有するというケースは珍しい。しかも購入した時期が半年しか違わないというのもレアケースだろう。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2024/11/05

【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】