マスタングをこよなく愛するオーナー、現在の愛車で既に3台目。
アメ車の魅力は「ワイルドさ」や「いかつくて、ちょっと悪そう」と語るオーナーの片岡さん。マスタングをこよなく愛しており、現在の愛車で既に3台目。
チョイ悪そうでワイルドにそれを目指した純国野生馬
実用性とスタイリングのバランスを考えた仕様!
2020 FORD MUSTANG GT
最初はゴールドのV6で、次にレッドのV8。モデルチェンジしたので現行型に乗りたいけれど、一度V8を知ると、もう戻れないのは皆さんよくご存知だろう。これまで鮮やかなボディカラーばかり選んでいた片岡さんが次に選んだのはブラックで、ある意味落ち着いた雰囲気を醸し出す。

カスタムを手掛けたのは、SUVからマッスルまで、アメ車を幅広く取り扱うクアート。クアートによると「実はファミリーカーとしても使うので、あまり派手なカスタムはしたくないが、個性的にしたい! それでいてなるべく費用は抑えて…」という、良くも悪くもワガママな要望だったとか。そのため定番であるサスペンションはノーマルのままとしつつ、ホイールはSAVINIのBLACK de FORZAのBM14をチョイス。車高を変えずに21インチ化することで、実用性はそのままに、スポーティ&スタイリッシュに仕上げられている。ボディカラーに合わせ、足もとまでフルブラックにし、各部にカーボン調のパネルも追加。黒以外の色を極力排除することで、ストライプを見事に際立たせている。
今後はグリルやトゥルースパイクの装着も検討中。車高調を入れるべきであろうことは承知しているのだが、スプリッターやフロアを擦りたくないのでまだ決心がつかないとのこと。だが今までの愛車を見たら装着する日も遠くないだろう。


フロントは275/35R21、リアは295/35R21。SAVINIのBLACK de FORZAラインのBM14は細いスポークが特徴的だが、センターハブ部分を一段星形に落とし込むことで、個性的なスタイルを実現している。APRのスプリッターをフロントに追加し、リアウイングをより大きな物へと変更。マスタングらしいスポーティな佇まいに、ワイルドさを追加したと言えるだろう。


フューエルリッドやドアミラー、インテークダクトなど、細部に至るまでブラックカーボンのパネルを追加。すべてボディと同じブラックにペイントするのでなく、黒の中にもトーンを持たせることで、メリ・ハリを与えている。この辺りは、まさにクアートのセンスの良さが感じられる部分だ。シンプルなスタイルをキープしつつ、マフラーはボーラに変更。V8サウンドをより際立たせている。
QUARTT FAB【クアートFAB】
TEL:0583-81-9167
http://quartt.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2022年12月号掲載
最新記事
2025/11/06
統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】
ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。
2025/11/04
【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典
FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!









