未来の五輪を目指す子供たち、メンバーの夢も乗せて走るエクスプレス

バン

シボレー

アメマガ2023年1月号

エクスプレス

クアートFAB

岐阜県

アメ車を10倍楽しむ方法

トランポ

アメ車を10倍楽しむ方法!


本場のスケボーカルチャーを多くの人に広めて行きたい

2003 CHEVROLET EXPRESS

アメ車専門店の仕事は、ただ車両を販売するだけだろうか? 割り切った考えのお店はあるかも知れないが、多くのお店はアメ車をもっと多くの人に知って欲しいと思っているだろう。アメ車マガジンでお馴染みのクアートは、未来のメダリストを育成する笹岡さんの想いに共感。遠征するトランポの相談を受けた時に快諾したそうだ。

小学4年生の時にスケボーを始めた笹岡さんは、かつてはプロとして活躍。武者修行の一環としてアメリカで戦ったこともあるが、その時に現地のチームが使っていたのがエクスプレスだったそう。「チーム全員がそれに乗って、各地のコンテストを転戦するんです。場合によっては野営することも。でもとにかくカッコ良かったので、自分もそうしたいと思いましたね。実際国産のミニバンでは人が乗れても荷物が載らない。ボディとアルミはブラック一色で統一していますが、今後サポート企業のロゴを入れる予定です」とのこと。ただでさえエクスプレスは目立つが、それにチーム全員が乗って颯爽と現れたら、カッコ良くないわけがない!

 

普段はパークの監修や自らのスクール「トライフォース・スケートボードアカデミー」を運営。そのスクールの選抜メンバーで構成されるのが「トライフォース・セレクトチーム」で、ここで紹介する4名がメンバーだ。

 

笹岡さんの夢は、もちろん未来のゴールドメダリストを育成すること。「残念ながら日本にはまだコンテスト専用のパークはないんです。各地で既存の施設を使いますが、どうしてもイコールな条件ではない。なので子供たちがコンテストの前にライドする機会を作るため、エクスプレスで全国を巡ります」とのこと。子供たちだけでなく、自分の夢も乗せる。このエクスプレスには、そんな希望も詰め込まれているのだ。

エクスプレスは基本的にノーマルで、装着するFUELホイールは黒くてゴツゴツしていることでチョイス。ほかにはマフラーを交換。真っ黒な姿が気に入っているが、今後はチームステッカーの追加も計画しているそうだ。エンジンは5.3ℓのV8を搭載。人や荷物をたくさん乗せてもグイグイ走るのが魅力。チームメンバーが成長して大きくなっても、このエクスプレスなら窮屈な思いはしないだろう。

OWNER : KENTO SASAOKA

左)EITO KUSHIDA 中左)AO NISHIKAWA 中右)HINATA MITAKE 右)RUI UCHIDA

近年のスケボー界は10代のライダーが非常に多く、スポンサーがついている子供も少なくないそうだ。ちなみに笹岡さんは3人兄弟で、全員スケボーで名を馳せており、弟さんはアジアオリンピックで優勝。さかのぼるとお父さんが小学生の時にプロとしてデビューしており、まさになるべくしてなったと言える。自分が現地で見て、体験した経験を若い世代に伝え、彼らを羽ばたかせる。そのための翼が、このエクスプレスなのだ。


QUARTT FAB【クアートFAB】

TEL:0583-81-9167
HP:http://quartt.jp/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2023年1月号掲載


関連記事

RELATED


【ダッジラムバン LIMOMAX】これぞまさにアメリカン6輪リモスタイル!

ラスベガスに行ったことがあるなら、一度ならず超絶ロングなリムジンを目にしたことがあるだろう。あそこまでの長さではないものの、ラムバンを6輪化した激レアなLIMOMAXを紹介しょう!

【1994 シボレー シェビーバン10】愛らしいボディカラーは、アウトドアによく似合う!

スクエアなデザインや、アストロよりも大きなボディサイズのお陰で、様々なトランスポーターとして活用されるシェビーバン。元々ビジネス用として考えられているため、車内からの視界は最小限。でも見方を変えれば、様々なキャンプギアを余裕で積み込めると言えそうだ。

【1951 シボレースタイルライン】26インチの鍛造スポークが不思議なことに絶妙にマッチ

日本車で50年モノのビンテージカーは数少ないが、アメ車では半世紀選手は意外と珍しくない話。と思っていたら、何と72年前のスタイルラインが日本上陸!輸入したのはカスタムを積極的に手がける、あのクアートだ。

【シボレーC-10】スクエアなクルマの時代が、再来した今こそ乗りたい

アメ車のフルサイズトラックのイメージは、とにかくデカいけどヘビーデューティでタフなイメージ!確かにデュアルキャブなどはその通りだが、意外にもシングルキャブは「カワイイ」イメージがなくもない。最新モデルからオールディーズまで幅広いカスタムを行なうクアートが、シンプルだけど現代的なセンスでC-10をモディファイしたゾ。

スタイルに合わせた仕様でアウトドアライフを満喫【ヴォルテックス横浜】

アウトドアライフの醍醐味は、誰にも縛られることなく、自由に、そして気の向くままに行動して楽しむことにある。ならば相棒も自分色に染めた仕様にすれば満喫度合いも高まるに違いない。

 

最新記事


2025/11/27

真夏にサーキットを全開で走る?【82CUP】

イベントレポート

82CUP
美浜サーキット
2025.07.27

2025/11/25

【クアートFAB】アメ車のカスタムは超得意だけどストックやベース車両も販売中!

クーペ

SUV

ダッジ

リンカーン

アメ車が欲しいけれど、専門店は敷居が高そう…。そんな心配を抱く人におすすめしたいのが、岐阜のクアートだ。代表の酒向さんは30歳代と非常に若いが、オープンして10年のキャリアを持ち、カスタムだけでなくメンテナンスにも精通しているので、頼もしいお店だ。

2025/11/22

【クアートFAB】創業から10年目という節目の年に広くてスタイリッシュな店舗に移転

ショップ

2025/11/20

【1970 ダッジ チャレンジャー】オリジナルストックがそそるモパーマッスルの大本命!

クーペ

ビンテージ

ダッジ

バニシングポイントなど、劇中車としてもその人気を博する1970年型ダッジ・チャレンジャー。半世紀以上の時を経て、コンディションの良い個体は激レアとなりつつある昨今、バーニーズでお宝を発掘!

ランキング


2021/01/22

【アメリカNo.1売上】本場が認めるキャンピングトレーラーJAYCOの内外装とは?

キャンピング

キャンピングトレーラーがあれば、あれもこれもとキャンプ道具を積み込むことなく、必要な時だけ連結して、いつでも贅を尽くしたトリップが可能!

そして切り離せば現地でも気軽に周辺の観光スポットを探索できるメリットもある。さぁ、キャンピングトレーラーを始めてみませんか!

Text & Photos|アメ車MAGAZINE

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2021/02/12

【フォードF150】圧倒的な人気を誇るラプタースタイル、マスクだけでなくボディもアレンジ!

ピックアップトラック

フォード

2008 FORD F150

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]