高校生の時に一目ぼれしたチャージャーが愛機

吊るしのままでも十分にインパクトのあるアメ車。しかし、乗り始めるとそのままでは満足できなくなり、手を染め始める。これはアメ車に乗る者の性で仕方のないこと。唯一無二を求めてひたすら走り続ける。一種の麻薬みたいなものがカスタムで、その沼には男女関係なくハマってしまうのだ。
EXOTIC CUSTOMS
渋く、そしてカッコよく、目指したのはオンリーワン
13' DODGE CHARGER R/T
(WIDEBODY CHARGER)
クルマ好きの両親のもとで育ったAERIさん。さらに彼女の地元は豊かな自然や海水浴場も多い観光地という立地も手伝って、東京、神奈川、埼玉などから数多くの人が訪れ、その中にはアメ車で訪れる人も多かったそうで、「ほかの人だったら普段目にすることのないアメ車でも結構見学することができましたね」と話す彼女。
そんな日常を過ごしていた中でAERIさんが心奪われたのがダッジ・チャージャーだったそうだ。しかもそれはビンテージモデルの方で、それも高校生の時だっていうから若いにも関わらず実にお目が高い。その数年後には免許を取得して愛車を手に入れるが、いきなりアメ車というのも勇気がいるということで国産車からスタート。
とはいえ根底にはアメ車への思いがずっと残っていたため、チャージャーはチャージャーでも現代モデルを手に入れた次第。しかしV6では納得できないためV8を最初から念頭に入れ、よりハイパフォーマンスであればSRTを選択するところをあえて昔から継続するグレードのR/Tをチョイスするなど、そのこだわりは並大抵ではない。
ちなみに購入した当時、元々のボディカラーはブラックだったそうだが、幼い時からとにかく赤に惹かれるということでオールペン。しかも単なる赤では物足りないと、独特の光沢感と強烈な鮮やかさが魅力のマツダ純正色であるソウルレッド・プレミアム・メタリックを採用して染め上げたボディにはカーボンフードやフロントスプリッター、リアディフューザーなどを組み合わせてスポーティな装いを演出。
だが、これだけではまだ足りないとの思いからワイドボディ化へと着手。とはいえマーケットで流通している既製品の種類はそう多くないだけでなく、デザインも少ないため、であればとワンオフで製作することとなり、それがようやくクロスファイブファイナルの前に完成してエントリー。ワン&オンリーなシルエットに会場でもひと際注目を浴びていたことは言うまでもない。




マツダ純正色のソウルレッド・プレミアム・メタリックへのオールペンやカーボンフード、フロントスプリッターにリアのディフューザーなどは購入後に着々とメイクしていた部分ではあったが、今回そこからさらなる深化を遂げるためにワイドボディ化に着手。


組み合わせたホイールはD2 FORGED WHEELS、タイヤはニットー・invo、エアサスはホイールと同じくD2で車高をドロップした際のオーバーフェンダーのかわし具合は紙1枚分ほどで、絶妙なサイズセッティングで仕上げられている。


ダッシュパネルにボディと同系色で縁取りを施し、シートやフロアマットも同じく赤でコーディネイトすることで内外装での統一感を図っている。
OWNER : AERI
M.S.T AUTOMOTIVE
TEL:03-5851-8701
https://www.mst-automotive.com/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2023年3月号掲載
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