デザインは本当に自由、建てながら決められるジェネラルの凄さ

HOUSE

アメマガ2023年3月号

アメリカンハウス

アメリカンライフ

ジェネラルアメリカンホーム

Let's AMERICAN HOME

サーフィンがとにかく大好きな相羽さん。夢のマイホームは、やはりサーファーズハウス。SNSで見付けたジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに行き、夢は大きく膨らんでいく。完全自由設計で、家族みんなで楽しみながら理想の住宅を造り上げていった。

Let’s AMERICAN HOME


建築時期未定も1年掛けて図面を作成

サーフィンを初めて18年。相羽さんにとってサーフィンはライフスタイルには欠かせない趣味となり、住む家も海岸沿いに建つサーファーズハウスにするのが夢だった。当時住んでいたのは、65坪の土地に建つ祖父母の住宅兼倉庫。2人の子供も大きくなり、いつかは建て替えを検討していたが具体的なスケジュールはなく、あくまでも将来の夢に過ぎなかった。

 

とはいえ全く行動に出なかったワケではなく、アメリカンデザインで聞いたことがある関東の工務店に連絡を取り相談。だが、相羽さんが住む愛知県での施工は高額な費用が掛かると言われ断念。そこでグーグルで「愛知県 サーファーズハウス」と検索すると、まさに理想とするサーファーズハウスを建築するジェネラルアメリカンホームというハウスメーカーがあることを知る。「名前は聞いたことがなかったんですが、丁度オープンハウスが予定されていて、一度試しに家族で見に行くことにしたんです」。

 

訪れたオープンハウスの住宅は、見た瞬間に家族皆が歓声を上げるほど、お洒落で個性的なデザイン。「外観だけじゃなく、内装も海外の住宅のようで凄かったですね。僕は最初、外観はサーファーズハウスだけど、内装は一般的な住宅のデザインでも良いと思っていたんですが、ここで考えが変わりました」。そんな内覧で歓声を上げる家族に、「クルマにゴルゴダのステッカーが貼ってますけど良く行くんですか?」と話しかけてきたジェネラルのスタッフ。ゴルゴダとは、名古屋市守山区にある、サーフィンやスノーボードなどのアウトドアレジャーアイテムを販売するショップ。そしてそのゴルゴダの代表の廣瀬さんは、本企画で過去に紹介したこのとあるジェネラルで建築したオーナーだ。「僕は廣瀬さんとは長い付き合いで、ゴルゴダの常連だったんです。その廣瀬さんの住宅をジェネラルが建築中と聞いて、少し不安だった気持ちが一気に晴れました」。

身近な知り合いがジェネラルで建築中と聞き、時期は未定だが自分も建築を検討していることを素直に伝えた相羽さん。お茶を飲む感じで事務所に遊びにおいでと誘われ訪問すると、対応したジェネラル代表の杉山さんは、相羽さんの思う住宅デザインをスラスラと図面に書き出していった。「いきなり図面を書くので驚きましたよ。お金を取られるかもって(笑)。何度も時期は未定と言ったんですが、書くのはタダだからイメージだけでも膨らませて帰ってと」。その後、相羽さん家族はオープンハウスを巡り、そこで見た広い吹き抜けやリビング階段などを理想の住宅案に加え、それを杉山さんに伝え図面に書き出してもらった。そのやり取りは、契約のハンコも押すことなく、なんと約1年も続いたという。

 

建て替え時期のタイミングを見付けられずにいた相羽さんだが、子供たちのことを考え建築を決断。もちろん、建築デザインはジェネラルに依頼。契約前からじっくり打ち合わせしていたこともあり、基本的な図面は完成済み。あとは細かい部分を詰めていくだけだが、杉山さんからひとつ提案を受ける。「外装の色をティファニーブルーにしてみない?」。相羽さんはグレーの外壁、内装もグレーをベースに考えていたようだが、想定外の提案に困惑。しかし、何度も訪問したオープンハウスは全てが個性的だったこともあり、思い切って快諾。「色んなカラーを入れている住宅をたくさん見て、頭がバグったのかもしれないですね。どんどんブルーを内装に入れていきました(笑)」。因みに、今では外装にティファニーブルーを選択するオーナーも増えているが、ジェネラルで最初にティファニーブルーを取り入れたのは相羽さん邸だ。

長い打ち合わせによってデザインを決め、その通りに施工を進めていくのが一般的なハウスメーカーだが、ジェネラルはギリギリでも変更に対応する。相羽さんも図面では納得したが、実際に出来上がった姿を見て変更した部分も多いと言う。「基本的な構造は無理ですが、ここに棚が欲しいとか、壁紙はやっぱりこれにしたいとか、現場判断で変更ができたのがありがたかったです」。デザイン案の段階でも、要望に対して「無理」で終わらせるのではなく、「こんなこともできるよ」と提案してくれるのもジェネラルの魅力で、「とにかく自由だった」と相羽さんは語る。逆に自由過ぎて大変だったと奥様は言うが、広いカバードポーチ、広い吹き抜け、リビング階段、対面キッチン、ウォークインクローゼットなど、夫婦の取り入れたいことは全て取り入れ、後悔のない仕上がりだと口を揃える。壁紙は家族みんなで考え遊び心に溢れ、子供部屋は各自に選ばせた。年頃のお兄ちゃんは、ブルーの住宅に恥ずかしさもあったと言うが、今は自慢の家のようだ。

 

残念ながら(?)相羽さんはアメ車を所有していないが、過去にラムバンの検討はしたようだ。だが燃費などを総合的に見て、ハイエースの使い勝手に勝るものが感じられず所有に至っていない。ならば、一緒にサーフィンを楽しむお兄ちゃんの将来に期待か。もしかしたら、広いカーポートはその為にあるのかもしれない…。

自由設計は大変だけど悩む時間も楽しい完成した家は後悔もなく大満足!

内装カラーは全面グレーを予定していたが、外壁をティファニーブルーにしたことで方針転換し、ホワイトをベースにブルーを各所に配色。吹き抜けの天井は板張りタイプを採用し、空間にアクセントを入れる梁や腰壁はオープンハウスで見て取り入れた。絶対に欲しかったリビング階段の下の空間には、愛犬ロコちゃんの部屋を配置。エアコンスイッチ等の出っ張りを極力なくすため、埋め込み収納のニッチを各所に取り入れる。

バスルームの赤いパームツリー柄、トイレのパイナップル柄&アメコミ柄など、相羽さん邸の壁紙は遊び心が満載。ジェネラルで選べる壁紙は豊富で、施工するオーナの多くが壁紙選びで苦戦するが、振り切った選択もオススメと相羽さん。

子供部屋の壁紙は、子供たちに自由に選ばせた。最近お色直しに夢中の娘さんは、可愛らしく紫色を選択。夫婦の寝室は、一目惚れしたというパイナップル柄。奥様の数少ない要望である広いウォークインクローゼットは、棚もジェネラルにオーダーするなど拘りの部分。

クルマを複数台止められるカーポートも要望のひとつ。過去にFJ クルーザーを所有していたが、車中泊でサーフィンに出掛けることも多かったため、車内でゆったりできるハイエースに乗り換え。アメ車に興味があるものの、遠出することを考えると燃費が気になるようだ。

外壁のカラーは当初グレーを検討していたが、ジェネラルの杉山代表がティファニーブルーを提案し採用。実は相羽さん邸が、ジェネラル初のティファニーブルーの外壁だ。最大2500mm幅の広大なカバードポーチは、家族でお茶をしたり愛犬を遊ばせるために要望したもの。女子2人は、ここでお茶を飲みながら日向ぼっこするのが休日の過ごし方だそうだ。

ガレージはクルマの保管というよりも、サーフボードやバイク、キャンプ用品を保管する趣味空間になっている。ここでボードのメンテナンスやバイクを磨くのが相羽さんの日課。

OWNER:相羽さん夫婦


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年3月号掲載


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