手に入れたラムバンは世にも珍しい四駆
ネットで何気なく購入した「四駆」のラムバンは、後に世にも珍しいモデルだと知る。これをベースにカスタムしていけば、オンリーワンになれるかも?しかし、素性の知らない足回りの車両を敬遠するショップも多く困り果てた馬場さん。そこで向かった先は…。
Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-
無理難題カスタムもピットインアクツならやってくれる
1998 DODGE RAM VAN
トレイルブレイザーが登場して間もない頃、ローダウンが主流だったカスタムにいち早くリフトアップを取り入れアメマガに登場したこともある馬場さん。その後ナビゲーターに乗り換え、他にはないスタイルを目指して37サイズタイヤを履きハミタイ&リフトアップを施した。
それでも満足できない馬場さんが、更なる「面白いクルマ」を探し求め出会ったのが98年型ラムバンだ。特にラムバンを探していたワケではないが、直感的にバンに惹かれネットでワンクリック。しかし低価格に惹かれて購入したラムバンは、残念ながらエンジン不調。そこで知り合いのショップに持ち込み見てもらうと、不調のエンジン以上に食い付かれたのが「四駆」だったこと。そう、馬場さんのラムバンはなんと四駆。ラムバンに詳しいユーザーならラムバンに四駆が設定されていないことが分かるのだが、知識も程々に勢いで購入した馬場さんは「四駆の何が珍しいの?」と、スタッフの反応が不思議に思ったと言う。
自分のラムバンが、世にも珍しい四駆に換装されたモデルだと知り、オンリーワンを求める馬場さんは大喜び。これをベースにカスタムしていけば、誰にも負けないラムバンができる。だが、色々手を加えようと幾つかのショップを訪れるも、素性の知らない足回りを持つ車両に抵抗を持たれ断られてしまう。
そこで訪れたのが、ナビゲーター時代に無理難題のカスタムも引き受けてくれたピットインアクツ。口では「面倒くせなぁ」と言いつつも、馬場さんと同じく「面白いクルマ」を作ることが大好きな阿久津社長は、馬場さんがネットで購入したトヨタ・RAV4のサイドステップを加工して取り付けたり、シェビーバン用のルーフバイザーを持ち込まれても「ふざけんな!」と言いながらも、ピッタリ合うように加工して取り付け。ルーフラックに至っては車種不明。「何用を買っても、社長なら何とかしてくれる(笑)。だから、カスタムの幅が本当に広がってネットサーフィンが止まりませんね」。
まだまだやりたいことだらけで、今後も阿久津社長を困らせることもありそうだが、「しょうがねぇなぁ」と言いながらも、楽しそうに馬場さんと一緒に作業する光景が目に浮かぶ。
基本的にパーツはネット購入で、サイドステップはRAV4用、ルーフラックは車種不明を購入してピットインアクツで加工して取り付ける。サイドガラスのラダーはアストロ用。まさにピットインアクツならではのワンオフカスタムだ。
前オーナーが内装をウッド貼りしていたことで、購入を機会に馬場さんは愛犬と一緒に車中泊を楽しんでいる。
ホイールは鉄チンの16インチで、タイヤはニットー・マットグラップラーの305/70/16を履きオフ仕様。フェンダーなどもピッチング加工済みだ。
純正ラムバンに四駆は設定されておらず、このモデルは本国で四駆に換装されたモデル。トランスファーはフロアに配置されている。馬場さんは当初、当たり前の四駆だと思い購入したが、周りから希少なモデルと聞いて驚いたそうだ。
購入してから何度も作り直したと言うマフラー。現在は中間から2本パイプにしてサイド出し。

ボディは購入時のマットのライトブルーでボンネット&ルーフをブラックにペイント。そこにピンストを入れ、ルーフバイザーはシェビーバン用に加工し取り付け。
OWNER:馬場淳平さん
THANKS:PIT IN AKUTSU
TEL:048-421-1865
HP:http://www.pitin-akutsu.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン2023年12月号掲載
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