【RAM1500 TRX】「打倒ラプター」を掲げたラム史上最強マシン

ピックアップトラック

ラム

アメマガ2023年5月号

ラム1500 TRX

ラム1500

キャルウィング

埼玉県

SOUL OF MOPAR

かつて510hpを出力する8.3ℓV10ユニットを搭載したSRT10をラインナップしたラムが、今度はオフロードトラックのリーダーとしての地位を確立すべく、702hpを出力するスーパーチャージド6.2ℓV8を搭載したTRXを打ち出した。

SOUL OF MOPAR -我らを魅了して止まないモパー-


最強の大型肉食恐竜「T-REX」を冠した史上最強の怪物トラック

RAM 1500 TRX SANDBLAST EDITION

パワーウォーズを繰り広げているアメリカンマッスル。その勢いはとどまることを知らないといった感じだが、そのキッカケを作ったのはまさしくチャレンジャーで、年を追うごとに出力高まるばかり。そして2018年には840hpを出力するユニットを搭載したデーモンなんてモデルを限定とはいえ販売してしまうあたりがダッジらしいところである。その流れはマッスルカーだけでなくSUVのデュランゴにも派生しただけでなく、ピックアップトラックのラムにも波及。もはやジャンルを問わずハイパフォーマンスなモデルを打ち出す始末。

紹介するTRXはラム史上最強のスペックを誇る。以前には8.3ℓV10を搭載し、510hp/525lb-ftを発揮したSRT10というマシンを打ち出したものの、TRXはそれを遥かに凌ぐハイパフォーマンスっぷり。何しろエンジンルームにはあのヘルキャットと同じスーパーチャージド6.2ℓV8ユニットが納められており、702hp/650lb-ftをというスペック。

ちなみにTRXの主軸はオフロードで、フォード・F-150ラプターを追撃するべく打ち出されたマシンだけに、そのフォルムは狂暴なスペックに負けず劣らずの攻撃的なシルエット。さらにどんな悪路もいとわないサスペンションシステムを備えており、まさに“ワイルド”という表現がピタリと当てはまる、もっとも凶暴なピックアップトラック、それがラムTRXだ。

フロントマスクは専用の意匠が与えられ、TRX通常モデルとは異なり特別なモデルであることを証明。さらにグリル、前後バンパー、サイドステップをマットブラックで塗分けることでアグレッシブな様相を色濃くしている。

 

チャレンジャー・ヘルキャットに搭載されているスーパーチャージド6.2ℓHEMI V8がTRXにも組み合わされ、その出力は702hp/650lb-ft。ちなみに0-60マイルを4.5秒で駆け抜ける俊敏さ。フードを開けると、その威力を発揮させるためのデュアルパスエアインダクションシステムが目に飛び込んできて、吸入空気量はフードスクープからの50%とグリルからの50%で半々で担う。

タイヤはTRX専用に開発されたグッドイヤー・ラングラーTerritory AT(LT325/65R18)を装着し、ホイールはサンドブラストエディション専用でブラックカラーの18インチビードロックホイールを組み合す。

標準モデルよりもロングアーム化され、フロント13インチ、リア14インチというストローク量を実現。前後共リザーバータンク付きのビルシュタイン製Black Hawk e2専用ショックがあしらい、リアホーシングにはジャダーを抑制するショックも装備して、オン&オフで最適なボディコントロールを実現する。

ルーフ全域に渡って開閉するサンルーフのお陰で室内は解放感に包まれる。そしてフロントはスポーティなモデルに最適なバケットタイプのレザーシートを採用。リアシーもの足もともゆったりしており、快適性もバツグン。

センターコンソールの中央には12インチのタッチスクリーン液晶モニターを装備。ここで駆動状態をモニタリングできるが、実はTRX にはトラック初のローンチコントロールも装備。走行モードを切り替えるとトルクの配分だけでなく、スタビライザーを制御しロール量も制御。


CALWING【キャルウィング】
TEL:04-2991-7770 
HP:https://www.calwing.com/


Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2023年5月号掲載


関連記事

RELATED


フルモデルチェンジでブランドの確立を図ろうとする、ラムの鼻息は荒い!!

Soul of Mopar RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION

購入もアフターもオールインポートが選ばれる理由

関東でチャレンジャー&チャージャーのオーナーが集まるショップといえば、埼玉県のオールインポートの名が挙がる。大きな理は、品質の高い車両・透明性のある車両価格表記・オリジナルパーツを含むカスタム技術だ。

【ダッジラム SRT10】マッスルピックアップ界の重鎮にして最高峰モデル

ダッジブランド最高峰にしてスーパーカーな立ち位置であるバイパー。モパーマッスルと一括りにできないV10エンジンを搭載する独自路線の個性派だが、さらにマニアックなキャラクターとして存在するのがダッジラムSRT10だ。

フルモデルチェンジして威厳が増した迫力のフォルム ラム1500レベルスポーツ

2010年モデルよりダッジから切り離されて「ラムトラック」として単独ブランド化を果たし、2019年モデルでフルモデルチェンジしたラム。これまでも独特な存在感を放っていたが、それがより際立っているのは明らかだ。

最後のクロスヘッドグリルを手に入れるべし!2017y ラム1500エクスプレス クルーキャブ

2017 RAM 1500 EXPRESS CREWCAB

 

最新記事


2025/12/11

【ジープオーナーズミーティング】Jeepがあるから楽しい。仲間といればもっと楽しい!

イベントレポート

Jeep owner's meeting in SAGA vol.3
佐賀空港グランド

2025/12/09

【WHAコーポレーション】ユーザーと一緒になって、ジープを楽しむ専門店!

SUV

ジープ

ショップ

日本国内でジープは正規販売されているが、アメリカ仕様は日本にないボディ色やエンジンなどがラインナップされる。正規輸入車は確かに乗りやすいが、それを差し引いてもUSモデルに乗りたい人たちが、WHAコーポレーションの扉を叩く。

2025/12/04

【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる

クーペ

シボレー

日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!

2025/12/02

【Camp Jeep 2025】Jeepとともに全力でアウトドアを満喫できるキャンプイベント

イベントレポート

Camp Jeep 2025 with Feel EARTH
新潟県 苗場高原オートキャンプ場

ランキング


2025/12/11

【ジープオーナーズミーティング】Jeepがあるから楽しい。仲間といればもっと楽しい!

イベントレポート

Jeep owner's meeting in SAGA vol.3
佐賀空港グランド

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2024/03/22

1997年の新車購入から四半世紀を経てフルリメイクを敢行!【1997 シボレー サバーバン】

SUV

シボレー

OBSを語る上で新車からずっと乗り続けているオーナーは非常に興味深い。それがスラムドサバーバン界の重鎮且つ、ショーカーで普段使いまでこなす強者となればなおさらだ。そこで濱田さんに登場頂いた次第だ。

2017/12/05

MSTオートモーティブがマグナムをメイク。そのテーマは「リーズナブルだけどバッチリメイク」

ステーションワゴン

ダッジ

ホイール

装着したサヴィーニホイールのカラーに合わせて、ブルーをベースに使ったピンストライプがボディ全体に施されている。ボディ全体のカラーを変更しなくてもアクセント効果は絶大。