フルモデルチェンジでブランドの確立を図ろうとする、ラムの鼻息は荒い!!

ピックアップトラック

ラム

キャルウィング

ラム1500

埼玉県

ラム1500ララミー

アメマガ2019年5月号

SOUL OF MOPAR

Soul of Mopar RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION


2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS

2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION


クライスラー系モダンアメリカンがスバラシイ理由
Soul of Mopar
ダッジブランドの一員だった頃から日本でも人気の高かったラム。お家騒動でここ最近は迷走を続けていた感もあったが、今回のフルモデルチェンジを機に呪縛からも解放されてブランドとしての方向性も確立。ラムの新たなストーリーはここから始まる。
 

フルモデルチェンジでラムの新章が開幕


2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
かつてはダッジブランドに属していた「ラム」。しかし、お家騒動後に2010年モデルイヤーから「ラムトラック」ブランドとして独立を果たしたわけだが、今だにダッジ・ラムとしてのイメージが根強く残っている。
そんなラムだが、デトロイトモータショー2018で新型ラム1500を発表。ダッジ時代を含めると5代目となるニューモデル。

先代モデルは毎年マイナーチェンジを繰り返していたが、2019年モデルイヤーでようやくフルモデルチェンジを果たした。そのトリムレベルは、下からTRADESMAN(トレーズマン)、BIGHORN(ビッグホーン)/LONESTAR(ローンスター)、REBEL(レベル)、LARAMIE(ララミー)、LARAMIE LONGHORN EDITION(ララミーロングホーンエディション)、LIMITED(リミテッド)の6モデルをラインナップ。


そして新型ラム1500は内外装を一新。フロントフェイスは先代モデルでも、これまでの十字型のクロスヘアグリルからの脱却を図っていたものの、その場しのぎ的な要素が拭えなかったが、新型は新たに六角形の大型グリルを採用し、その中央にはデカデカとRAMのロゴを配置したのである。


またインテリアは、質感の向上はもちろんのこと快適装備も充実。なかでも目を引くのがダッシュボード中央にインストールされた12インチの大型タッチスクリーンディスプレイ。クライスラー独自のインフォテイメントシステムであるUコネクトやアップルカープレイを内蔵するのはもちろん、スプリットスクリーン機能や360度ビューカメラなど、充実した機能を満載されている。


さらにはパフォーマンス面での向上もしっかりとなされており、パワートレインは3.6ℓペンタスターV6と5.7ℓHEMI V8の2種類。これにマイルドハイブリッドシステム「eトルク」を搭載し、さらにトランスミッションは8速ATを採用するなど、新たな時代を切り開いていこうとするラムの意欲が見て取れる。
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
そんな中で、今回 キャルウイング がインポートしたのは上級グレードのララミーをさらにアップグレードした「ララミーロングホーンエディション」。その仕立ては上質で、今回の新システムをすべて装備していることはもちろんのこと、同グレードらしい装飾が内外装に施されており、まさに気分はテキサスといった具合だ。ロングホーンは395hpを出力する5.7ℓHEMI V8が搭載
2019年モデルは、3.6ℓペンタスターV6 eTORQUE・5.7ℓHEMI V8・5.7ℓHEMI V8 eTORQUEという3タイプのパワーユニットがラインナップされているが、撮影車両のロングホーンは395hpを出力する5.7ℓHEMI V8が搭載されている。
 
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション
電動ランニングボード
新型ラムはグレードによってフロントフェイスのデザインが異なるのがポイント。ヘッドライトはLEDプロジェクターヘッドランプを採用。足もとには275/55R20のタイヤにツートーンカラーのホイールを組み合わせ、電動ランニングボードを装備。
 


4アジャスタブルカーゴタイダウンフックを装備
テールゲートにはラムのシンボルを配し、ノブにはバックカメラが埋め込まれている。汚れを気にすることなく荷物を積めるベッドライナーはもちろん、両サイドには4アジャスタブルカーゴタイダウンフックを装備して使い勝手を考慮。
 
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション



メーターには7インチのデジタルクラスターディスプレイを装備することは最新モデルでは定石となっているが、両サイドに配置したアナログメーターにまでしっかりと装飾を施すところが何とも粋だ。
 
12インチタッチスクリーンディスプレイ。もちろんアップルカープレイも装備
12インチタッチスクリーンディスプレイ。もちろんアップルカープレイも装備
新型モデル最大のポイントは、12インチタッチスクリーンディスプレイ。もちろんアップルカープレイも装備しているためスマートフォンと連動し、大画面での操作が可能。
 


レバーではなくダイヤル式のシフトは8速AT。最新式の電子デバイスも備えドライビングをアシスト。
 


フロアマットやシートバックのポケットは基本的に備わっているとはいえ、ロングホーンはとにかくデザインがお洒落。さり気ない部分ではあるものの、こういったところにまで気配りがなされていることが嬉しくなる。
 
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション
2019 ラム1500ララミー ロングホーンエディション
ロングホーンのインテリアカラーは撮影車両のブラック&キャトルタンと、マウンテンブラウン&ライトマウンテンブラウンの2タイプ。ボディタイプはクルーキャブということで室内は広々としており、リアシートはリクライニングが可能。さらに座面を上げれば収納スペースとなる。さらに全シートにはヒーター&クーラー機能を装備しているため快適。

2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
ENGIN:5.7ℓ
HEMI V8 
POWER:395hp@5600rpm 
TORQUE:410lb-ft@3950rpm 
TRANSMISSION:TORQUEFLITE 8HP75 EIGHT-SPEED AUTOMATIC 
TRANSFER CASE:BW 48-11 ON-DEMAND 
SUSPENSION: Front-Coil Springs / Rear-5Link 
BRAKE: Front-Disk 2piston / Rear-Disk 1piston 
OVERALL LENGTH:5916mm 
OVERALL WIDTH:2084mm 
OVERALL HEIGHT:1971mm 
WHEELBASE:3672mm 
FUEL TANK CAPACITY:98ℓ 
TIRE SIZE:275/55R20 
WHEEL SIZE:20×9
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
2019 RAM 1500 LARAMIE LONGHORN EDITION SPECIFICATIONS
CALWING / 213MOTORING
TEL:04-2991-7770
HP:http://www.calwing.com


■Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載


最新記事


2025/10/21

自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

HOUSE

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

ランキング


2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2023/02/02

1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場!

SUV

ダッジ

2015年に登場した、究極のチャレンジャー「ヘルキャット」。デビュー当初はチャレンジャーだけの称号と思われていたが、その後チャージャーにもヘルキャットが出現。そして1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場し、日本に上陸した!

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】