【ROHAN×BRIGHT CAMARO】東京オートサロン2023で視線を釘付けにした!

クーペ

シボレー

アメマガ2023年6月号

ROHAN

IZAWA ART DESIGN

BRIGHT

カマロ

カマロSS

やっぱりGMが最高

2019年にKANDY BLUEの単色で東京オートサロンに展示したROHANのカマロコンプリートが、4年の時を経て正常進化。自社オリジナル塗料と最先端のカスタムペイントワークを駆使した完全リメイクは注目の的!

やっぱりGMが最高


芸術的な美学の最高峰として日本が世界に誇る職人集団!

CHEVROLET CAMARO SS BRIGHT×ROHAN IZAWA ART DESIGN

ROHAN【ローハン】
https://www.rohan-izawa.com/

グラインダータトゥーの第一人者としてカスタムペイントシーンに新風を巻き起こし、一切の妥協を許さない姿勢で製作したインパラは日本のみならず世界各国から絶賛されるROHAN。

 

井澤氏の芸術的かつ繊細なカスタムペイントワークは、もはやガンで塗るという概念を覆し、彫刻して刻むエングレービングにゴーストペイントなど様々なテクニックを集合させつつも、そのすべてが絶妙にまとまるアーティスティックな仕上がりを誇り、昨今では車種やジャンルを問わず、国産車から欧州車、ハーレーなど多彩なベース車両が入庫している。

 

そのROHANが2023年のオートサロンに出展していた車両で注目を集めたのが紹介するカマロだ。実は2019年にも出展しており、ROHAN 130DESIGNの空間を切り裂く様なエッジの効いたフロントバンパー、そしてオリジナル鍛造ホイールのGSR GS-1が先行して発表された。

開口部の大きなフロントバンパーはカマロの持つ眼力に彫の深さを加え、刀の様に研ぎ澄まされた鋭さを持ち、その造型美にアウトラインを加えるかの如く立体感を強調。またボンネットのグラインダータトゥーを筆頭に、ROHAN独自の繊細なペイントワークを惜しみなく導入。

 

塗料はアイズキャンディのディープブルーとアイズフレークのオーロラを駆使してゴーストペイントのギミックも組み合わせた奥深き仕立てが際立つ。このカマロのペイントは香川県のROHAN代理店であるBRIGHTが担っていることによって、通常はROHANのロゴの下にIZAWA ART DESIGNと入る部分にBRIGHTと描かれている点も特筆物で、今後段階を経て各地でROHANの名を継承した芸術作品が産まれるという布石とも受け取れる。

 

武道や茶道でも流派が存在する様に、カスタムペイントの世界においても別次元の頂点まで上りつめると、自ずとそのテクニックを学んで力を付けていきたいと思うのがセオリー。既にROHANで講習会やセミナーが開催されており、カーカルチャーにおいて世界に誇る唯一のアーティストの元へ、技術を学ぶ若き職人も年々増加傾向。一昔前までのカスタムペイントとは一線を画す次世代のアーティスティックなボディグラフィック。

 

そしてそれを纏うに相応しいフォルムへと誘うボディ造型へのアプローチ。そして鍛造ホイールブランドのリリース。さらには一切の妥協を辞さない自社ブランド塗料の開発と、あらゆる方向から理想のカスタムカーを制作する姿勢こそ、どこのSHOPにも真似できないROHANならではの魅力と言えるだろう。

かつてはフロント、サイド、リアのフルエアロが主流だったボディキットも昨今の自動車デザインにおいてはフロントのみで純正のボディラインへ、いかにアプローチできるか?のセンスが問われる。この大胆な開口と大きく全面へとエッジを利かせた造型には感服。

ROHAN鍛造ホイールGSR GS-1の21インチはフロント255/35R21、リア265/30R21と異なるサイズ設定でインストール。フェンダーアーチからフロントバンパーへと続くナチュラルなシルエットも特筆物で、フェンダー後方にはROHAN×BRIGHTのコラボを表すロゴがあしらわれる。

ROHANといえばボンネットのグラインダータトゥーではあるが、年々進化し続ける塗料によって光の強弱でフレークの表情が加わり、その存在感がさらに引き立つ。何色も取り入れたカスタムペイントとは異なるBLUE一択の潔さながら、様々なテクニックを集合させることで魅せるペイントワークの奥深さがアーティスティックの所以。


BRIGHT 株式会社

所在地:香川県仲多度郡多度津町大字山階1515-1
TEL:0877-89-4922


株式会社 IZAWA ART DESIGN

所在地:奈良県橿原市常盤町495-1
TEL:0744-29-8090
URL: https://www.rohan-izawa.com/


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2023年6月号掲載


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