現行の高級SUVだけでなく、幅広い年代の車両を取り扱う【トミーモータース】

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アメマガ2023年9月号

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トミーモータース

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北海道

札幌ドームやコストコ、さらに様々な自動車販売店が軒を連ねるR36号。そんな激戦区にあるトミーモータースは、アメ車乗りにとって要チェックな専門店。現行車だけでなく、実はビンテージも得意だ。

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オリジナルのスタイルを守る自社でフルレストアも実施

トミーモータース
https://tommy2525.com/

H2の販売&カスタムで一躍その名を馳せた、トミーモータース。そもそも北海道に於いて安定した走りを実現する4WDや大人数&広い積載スペースを持つSUVは、ファッションやライフスタイルのためというよりも、生活に根差した物と言える。もちろん実用性や機能性は重要だが、それだけでは少々寂しいし、そこにカスタムすることで華やかさも与えてくれる。それこそが、トミーモータースが多くのユーザーに選ばれる理由と言えるだろう。

さて、トミーモータースに対する多くのアメ車ユーザーのイメージは「高価格帯の最新型〜一世代前までのSUVを積極的に扱うお店」だろう。事実、取材に伺った時は現行モデルのSUVやピックアップが多数在庫しており、新しいクルマが好きというユーザーにとってタマラナイ空間と言える。

 

だが、そんなイメージとは対照的と思うかも知れないが、実はビンテージアメリカンも得意ジャンルの1つ。代表の上村さんはビンテージアメリカンをこよなく愛しており、以前紹介したインパラが大のお気に入りで、さすがにこれは手放すつもりはないそうだ。ほかにも1964年型のキャデラック・エルドラドも保管中。こちらはまだまだ修復中なのでチラ見せ程度となるが、美しく仕上がった暁には、いずれ紹介したいと思うので、乞うご期待!

高額な買い物をするには、それ相応の空間を用意するのが上村氏のポリシー。ショールームの2FにはVIP専用のスペースもある。いつかはこの部屋で契約を…と思う人も少なくないだろう。1Fのショールームからはピットの様子も見られるので、愛車がカスタムされていく様子を眺められるのはオーナーとして非常に楽しいひとときと言える。

店頭には国産車やUSトヨタも在庫中。特に4WDに対するノウハウも豊富に持っているので、初めて本格的なSUVの購入を考えているなら、一度相談してみてはいかがだろうか? カスタマイズも積極的に行っているので、自分の求める姿を具現化してくれることだろう。

青と白のコントラストが絶妙!王道的なビンテージの楽しみ方

1965 CADILLAC DEVILLE CONVERTIBLE

さて、今回メインで採り上げるのは1965年型のキャデラック・ドゥビル。毎月ちゃんとアメマガを購読してくれている方ならスグに分かったと思うが、実はこの車両、去年の北海道特集でフルレストアを実施中だった車両だ。

 

あの時に予告した通り、エメラルドグリーンというか鮮やかなアクアブルーの衣を纏い、西海岸を彷彿とさせるスタイルにリフレッシュ。シートとボディカラーが絶妙にマッチしており、可能な限りオープンで走らせたくなる!

余分な装飾は一切追加せず、極力オリジナルのスタイルを復元。この時代のクルマには断然ホワイトリボンタイヤが似合うのだが、現実的な話をするとホワイトリボンの殆どがバイアス構造なので、今や当たり前となったラジアルタイヤと比べると、どうしても安定感には欠けてしまう。

 

だがトミーモータースでは、なんとラジアルのホワイトリボンを入手。ビンテージカーをスタイルとして楽しむだけではなく、きちんと走らせる。しかも動けば良いのでなく、安定した走りも追求していることが窺い知れる。

 

エンジンルームを覗くと、オリジナルの7.7ℓのV8・ビッグブロックが鎮座。大きく重いボディをまったく気にすることなく走らせられるので、快適なクルージングを楽しめる。車内を見てみると60年中期のクルマらしく、直線と曲線を融合したデザインを採用。

 

不思議なことに同年代のマスタングと非常によく似たメーターパネルを採用しているが、これは当時の流行というか消費者の好みをリサーチした結果と思われるが、今となっては真実は闇の中かもね。

50年代のドゥビルと比較すると、テールフィンは小さくなり、直線基調のスタイリングを採用。ちなみにキャデラックのアイデンティティである縦長のテールランプは、この頃から現在まで脈々と受け継がれている。ボディ色とホワイトリボンも見事にマッチ。

7. 7ℓのV8を搭載。プラグコードなどはさすがにオリジナルのままではないが、この年代のクルマの場合、潤滑油/冷却水/点火系をしっかり整備すれば良好なコンディションを維持できる。ある意味、コンピュータ制御されていない方が、長持ちするかも?

直線を基調とした横長のメーターフードの中に、丸いメーターを配置。キャデラックというブランドらしく、この当時からパワーシートやパワーウインドウ、エアコンを標準装備。今では当たり前かも知れないが、当時の最先端の装備を満載。

2022年に紹介したインパラも健在。白は絶対手放さないそうだが、赤は良い人がいれば…とか。本当に乗りたいと思うのなら、トミーモータースに足を運び、その熱意をぶつけてみてはどうだろう?


TOMMY MOTORS【トミーモータース】

住所:北海道札幌市清田区美しが丘3条7丁目1番30号
電話:011-887-2525
営業時間:10:00-19:00(火曜~土曜)10:00-18:00(日曜・祝日)
定休日:月曜日
HP: https://tommy2525.com/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年9月号掲載


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