マッスルカーライフを満喫!我が家の家訓、男なら“男らしいクルマ”に乗れ!
高校生の頃に乗ると決めたチャレンジャー。父の援助もあって購入したから、父にも乗る権利はある。そんな息子のチャレンジャーに乗ると余りにも楽しすぎて、内緒で自分もチャレンジャーを購入。友人のような関係を築きながら、マッスルカーライフを満喫するオーナーさん親子を紹介しよう!
AMERICAN SPORTS
息子に内緒で自分もチャレンジャー購入
北村さん親子と出会ったのは、お台場で行われたタンドラミーティング。父・稔さんの7インチアップのタンドラも十分迫力があったが、「実は他にチャレンジャーを所有し、息子もチャレンジャーに乗っています」と言われたら、話の話題はチャレンジャーになるのは自然の流れ。しかも稔さんがヘルキャット、息子の飛雄吾さんがスキャットパックというから尚更だ。
普通に考えると、父の影響で息子が購入と想像するが、最初に購入したのは飛雄吾さん。稔さんがクルマ好きだったため小さい頃からクルマに興味があり、高校生の頃には将来乗るクルマを絞りつつあった。しかし候補はチャレンジャーではなく、アメ車でもない欧州車。そんな話を聞いた稔さんの答えは、「女の子が乗るクルマばかりだな…。せっかく乗るんだから、もっと男らしいクルマに乗った方がいい」だった。
父の意見に反抗することもなく、男らしいクルマの選定を開始した飛雄吾さん。そんな折、トライアスロンのバイク練習中に図太いマフラー音を奏でてぶち抜いていったクルマに釘付けになる。「エグッ! あれがダッジ・チャレンジャーか…」。そこから飛雄吾さんの貯金生活が本格的にスタートし、狙いはチャレンジャー一本に決める。
卒業後、すぐにでも欲しかった飛雄吾さんだが、高校生の貯金額で買えるほどチャレンジャーは安くはない。しかも見に行ったショップで一目惚れしたのは19年型のR/Tスキャットパック。「アメ車はV8と父から叩きこまれていたので、V6は見てもいませんでした」。そんな時は、やはり出世払い。「僕だけのお金で買ったワケじゃないので、父に好きな時に乗っていいよと言う約束もしました」。クルマ好きの稔さんは資金援助したとはいえ、息子が一生懸命貯金してクルマを買う努力が嬉しかった。そして何より、息子のクルマだがチャレンジャーに乗れることが実は嬉しかった。
休日にチャレンジャーのハンドルを握るのが楽しみとなった稔さん。タンドラは通勤車として使いながら、休日用に走りを楽しむクルマを探していたのだが、どっぷりチャレンジャーにハマったことで同じくチャレンジャーの購入を決断する。しかも飛雄吾さんには内緒にし、しかもヘルキャットを。
突然自宅に響くスーパーチャージャーの音色。何事かと外に出ると、見たことのない真っ赤なチャレンジャーから父がニヤリと笑顔で降りてくる。「親子でチャレンジャーもありだろ? これで一緒にドライブに行けるな」。父の言葉に嬉しくて思わず抱き着いた飛雄吾さん。それ以来、親子でのドライブはもちろん、ミーティング参加も一緒。自慢の父であり、自慢の息子として、お互いのチャレンジャーを意識しつつ切磋琢磨していく北村さん親子である。
2019 DODGE CHALLENGER R/T SCAT PACK
カスタムはまだ3割程度これからガンガン行きますよ!
ショップに見に行って一目惚れしたR/Tスキャットパック。購入時はノーマルだったが、APRレーシングフロントスポイラー、コルサマフラー、フルカーボンリアディフューザーを装着。また、タイヤは前後共に315サイズをセット。今後はエアサス、ホイール、ストライプ、オーディオなどやりたいことは多数。
2017 DODGE CHALLENGER SRT HELLCAT
休日しか乗らないクルマだけどそのために仕事を頑張れます
サイドデカール、ブロンズホイールなど純正オプションで装飾するSRTヘルキャット。特にブロンズホイールはかなり希少なホイールで、多くのオーナーから譲って欲しいと言われるとか。だが、稔さんにとってもお気に入りのホイールなので、今のところ手放す予定はないようだ。
父だけど友達のような感覚。でも、チャレンジャー歴は僕が上なので(笑)
カスタムはタンドラ優先。でも、息子のを見ると負けてられないよね。
親子の絆はマッスルにあり。
父の血を受け継ぎ小さい頃からクルマ好き。父から「男なら男らしいクルマに乗れ」の声を受け、チャレンジャー購入を高校生で決断。約3年前のクリスマスに19年R/Tスキャットパックを購入。
Owner:北村飛雄吾さん
7インチリフトアップのタンドラやジムニーを所有する傍ら、飛雄吾さんのチャレンジャーを休日に借りて乗り、楽しすぎて2022年に17年型SRTヘルキャットを内緒で購入。
Owner:北村稔さん
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年11月号掲載
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