マッスルカーライフを満喫!我が家の家訓、男なら“男らしいクルマ”に乗れ!

クーペ

ダッジ

アメマガ2023年11月号

チャレンジャー

チャレンジャーSRT ヘルキャット

チャレンジャーRT SCATPACK

AMERICAN SPORTS

高校生の頃に乗ると決めたチャレンジャー。父の援助もあって購入したから、父にも乗る権利はある。そんな息子のチャレンジャーに乗ると余りにも楽しすぎて、内緒で自分もチャレンジャーを購入。友人のような関係を築きながら、マッスルカーライフを満喫するオーナーさん親子を紹介しよう!

AMERICAN SPORTS


息子に内緒で自分もチャレンジャー購入

北村さん親子と出会ったのは、お台場で行われたタンドラミーティング。父・稔さんの7インチアップのタンドラも十分迫力があったが、「実は他にチャレンジャーを所有し、息子もチャレンジャーに乗っています」と言われたら、話の話題はチャレンジャーになるのは自然の流れ。しかも稔さんがヘルキャット、息子の飛雄吾さんがスキャットパックというから尚更だ。

 

普通に考えると、父の影響で息子が購入と想像するが、最初に購入したのは飛雄吾さん。稔さんがクルマ好きだったため小さい頃からクルマに興味があり、高校生の頃には将来乗るクルマを絞りつつあった。しかし候補はチャレンジャーではなく、アメ車でもない欧州車。そんな話を聞いた稔さんの答えは、「女の子が乗るクルマばかりだな…。せっかく乗るんだから、もっと男らしいクルマに乗った方がいい」だった。

父の意見に反抗することもなく、男らしいクルマの選定を開始した飛雄吾さん。そんな折、トライアスロンのバイク練習中に図太いマフラー音を奏でてぶち抜いていったクルマに釘付けになる。「エグッ! あれがダッジ・チャレンジャーか…」。そこから飛雄吾さんの貯金生活が本格的にスタートし、狙いはチャレンジャー一本に決める。

卒業後、すぐにでも欲しかった飛雄吾さんだが、高校生の貯金額で買えるほどチャレンジャーは安くはない。しかも見に行ったショップで一目惚れしたのは19年型のR/Tスキャットパック。「アメ車はV8と父から叩きこまれていたので、V6は見てもいませんでした」。そんな時は、やはり出世払い。「僕だけのお金で買ったワケじゃないので、父に好きな時に乗っていいよと言う約束もしました」。クルマ好きの稔さんは資金援助したとはいえ、息子が一生懸命貯金してクルマを買う努力が嬉しかった。そして何より、息子のクルマだがチャレンジャーに乗れることが実は嬉しかった。

休日にチャレンジャーのハンドルを握るのが楽しみとなった稔さん。タンドラは通勤車として使いながら、休日用に走りを楽しむクルマを探していたのだが、どっぷりチャレンジャーにハマったことで同じくチャレンジャーの購入を決断する。しかも飛雄吾さんには内緒にし、しかもヘルキャットを。

 

突然自宅に響くスーパーチャージャーの音色。何事かと外に出ると、見たことのない真っ赤なチャレンジャーから父がニヤリと笑顔で降りてくる。「親子でチャレンジャーもありだろ? これで一緒にドライブに行けるな」。父の言葉に嬉しくて思わず抱き着いた飛雄吾さん。それ以来、親子でのドライブはもちろん、ミーティング参加も一緒。自慢の父であり、自慢の息子として、お互いのチャレンジャーを意識しつつ切磋琢磨していく北村さん親子である。

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCAT PACK
カスタムはまだ3割程度これからガンガン行きますよ!

ショップに見に行って一目惚れしたR/Tスキャットパック。購入時はノーマルだったが、APRレーシングフロントスポイラー、コルサマフラー、フルカーボンリアディフューザーを装着。また、タイヤは前後共に315サイズをセット。今後はエアサス、ホイール、ストライプ、オーディオなどやりたいことは多数。

2017 DODGE CHALLENGER SRT HELLCAT
休日しか乗らないクルマだけどそのために仕事を頑張れます

サイドデカール、ブロンズホイールなど純正オプションで装飾するSRTヘルキャット。特にブロンズホイールはかなり希少なホイールで、多くのオーナーから譲って欲しいと言われるとか。だが、稔さんにとってもお気に入りのホイールなので、今のところ手放す予定はないようだ。


父だけど友達のような感覚。でも、チャレンジャー歴は僕が上なので(笑)
カスタムはタンドラ優先。でも、息子のを見ると負けてられないよね。

親子の絆はマッスルにあり。


父の血を受け継ぎ小さい頃からクルマ好き。父から「男なら男らしいクルマに乗れ」の声を受け、チャレンジャー購入を高校生で決断。約3年前のクリスマスに19年R/Tスキャットパックを購入。
Owner:北村飛雄吾さん


7インチリフトアップのタンドラやジムニーを所有する傍ら、飛雄吾さんのチャレンジャーを休日に借りて乗り、楽しすぎて2022年に17年型SRTヘルキャットを内緒で購入。
Owner:北村稔さん


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年11月号掲載


関連記事

RELATED


家族と共にアメ車を楽しむそれが理解を得る近道かも

LUXZ(ラグジ)の名を世に知らしめた 孤高の存在感を放つスタイル

ファッションやガジェットなど、世の中のデザインには流行がある。それはカスタムにも言える事で、時間が経過すると廃れてしまう事もある。だが、本当に優れた物は時間を超越し、普遍的な存在となる。

交点数の多いクラシカルデザインのメッシ ュを特徴とするワークVS XV

2つのリムとディスクという、文字通り3つの部品から構成される3ピースホイール。サイズはもちろん色の自由度も極めて高く、まさにカスタム派のためのアイテムと言える。

レッドアイをさらにチューンし史上最強807hpを発揮

2023年イヤーモデルで生産が中止となるチャレンジャー&チャージャー。限定のラストコールに注目が集まるなか、ダッジは公道走行最速となる807hpを発揮するレッドアイ・ジェイルブレイクを登場させた。愛知県のカーズスパークに、話題のジェイルブレイクが続々入庫しているぞ!

ワイドボディスタイルでマッスル感を高める!【ダッジチャレンジャー】

16年間に渡り販売されたチャレンジャー。幾度も改良が加えられ、最終的にワイドボディも登場。スタイリッシュだがタマ数が少ない悩みを解決するために、トップスピードがワイドスタイルを提案する。

 

最新記事


2025/03/21

カフェ?ケーキ屋?近所で話題の住宅は住宅兼美容室

HOUSE

カフェができるらしい。いや、ケーキ屋のようだ。建築が進む中で聞こえてくる近所の声。それほど注目されて完成したオーナーさん邸は、祖父母宅や実家と同じ住宅兼美容室。住居は愛猫のことを考えてデザインもされている。

2025/03/19

直線的で無骨なカタチ、今こそハマーH3という選択

SUV

ハマー

ここ数年、マッスルカーに力を注ぐ福岡のLOOKS。だが元々はSUVを得意とするお店。また折からの4WD人気の高まりを受け、原点回帰というか、ハマーH3にも力を注いでいる。

2025/03/17

【MOTHERS】ショーカークオリティを 生み出すこだわりの逸品

メンテナンス

マザーズといえば、 Jeepの生まれ故郷であるアメリカにおいて高い認知度を誇るカーケアブランド。エクステリアからインテリアまで多種多様なアイテムをリリースしており、世界中のファンに愛されているトップブランドである。ここではJeepはもちろん、その他のアメ車にも最適なアイテムをピックアップ。どれも手軽に施工できて、かつ効果も抜群なので、ぜひ試してみてほしい!

2025/03/15

【サニービーレンタカー】他店ではほとんど見られない、アメ車のレンタカーサービス

ショップ

「アメ車に乗りたい!」と思う人はとても多い。でも最近では携帯代や様々なサブスクを利用していて、出費が多いという人も少なくない。だがそんな人の夢を叶えるために、サニービーレンタカーではアメ車のレンタカーを用意している。

ランキング


2025/03/19

直線的で無骨なカタチ、今こそハマーH3という選択

SUV

ハマー

ここ数年、マッスルカーに力を注ぐ福岡のLOOKS。だが元々はSUVを得意とするお店。また折からの4WD人気の高まりを受け、原点回帰というか、ハマーH3にも力を注いでいる。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2020/05/28

もっとも輝いていた頃のゴージャスなアメ車たち

ビンテージ

絢爛たる60年代