ファミリーカーとしてデュランゴヘルキャット

フルレストアされた極上のハコスカと、自慢のチャレンジャー・ヘルキャットワイドボディが並ぶ自宅ガレージ。しかしそこにはもう一台、奥様用の普通のファミリーカーも並ぶ。この光景に違和感を感じるようになり、相応しいクルマを探し求めたオーナーさん。その答えがデュランゴ・SRTヘルキャットだ。
憧れのアメ車複数台持ち!
憧れのアメ車複数台持ち!
隣に置くのは普通じゃつまらん相応しいクルマはどれだ?
'21 DODGE CHALLENGER HELLCAT WIDEBODY
'21 DODGE DURANGO SRT HELLCAT
「見た目はアレですが、カタギなので安心してください」。そう言われても、大胆なカーボックスオリジナルデカールを入れたチャレンジャー・ヘルキャットワイドと二家本さんの組み合わせは、他を寄せ付けぬオーラがビンビン。
本人の特別なオーラはさておき、二家本さんがクルマに求めるのは圧倒する存在感と速さだ。このチャレンジャーを手にしたのも、息子さんが購入したマスタングがきっかけで、愛車のハコスカが加速で劣り「息子に負けるのは気に食わん」と対抗して購入したもの。「そんな理由でヘルキャットを買うなんて変態ですよ…」とは、カーボックスの山西さんの言葉である。
そして「変態」である二家本さん、自宅ガレージに並ぶハコスカとチャレンジャーの横に並ぶ奥様用の普通のファミリーカーが「これじゃ似合わん」と、新たなクルマを物色。現行エスカレードも検討したものの、存在感はあれど速さが足りない。そこで目に留まったのが、チャレンジャー・ヘルキャットと同型エンジンを搭載し710hpを叩きだすデュランゴ・SRTヘルキャット。だが、そんな化け物SUVは日本中を探しても中々見付からない。ダメもとでカーボックスに相談すると「無理ですよ、そんなクルマ…。でも知り合いに所有している方がいるので一応聞いてみましょうか?」とニヤリ笑う山西さん。その反応を見て「この男、やっぱりやりおるわい」と、二家本さんは山西さんが何とかしてくれると直感的に確信。そして予想通り、数日後には契約書が目の前に届いたのである。
撮影日は納車前で、二家本さんもデュランゴと対面するのは2度目。撮影の合間に、車両とスマホ画面を見比べながら細かく車両チェックしていたため、気になりスマホを覗くと、そこにはデュランゴカスタムの画像がズラリ。
「この人、やっぱり変態ですよ。ド変態です。ホイール、エアロ、オーバーフェンダーも早速探し初めてますから」と、さすがの山西さんも苦笑いする。そしてこの原稿を書き終えカーボックスに連絡すると、「二家本さんが、またやらかしました!」と返信が…。もしかして、更にクルマを追加か…。三度、二家本さんが登場することは確実のようだ。
購入当時はノーマルだったが、カーボックスツーリングに参加するオーナーのカスタムに「負けられん」とカスタムに着手。アイバッハローダウンサス、フロントスプリッター、サイドスプリッター、リアディフューザー、フロント純正リップボディ同色塗装、オレンジカラーキャリパー、カーボックスオリジナルデカールを取り入れる。
2021年に限定モデルとして登場したデュランゴ・SRT ヘルキャット(2023年に復活)。チャレンジャーヘルキャットと同型の6.2ℓV8スーパーチャージャーを搭載し710hpを発揮する。その最高速はアメ車SUVトップとなる290km /h。
OWNER:二家本さん
フルレストアされた極上のハコスカに乗ってカーボックスを訪れ、息子さんがマスタングを即決購入した話は今でもカーボックスの語り草になっている。そのマスタングに加速で負けたことがきっかけでチャレンジャー・ヘルキャットを購入。そしてこの度、奥様が運転するファミリーカーとしてデュランゴ・ヘルキャットを購入。
CARBOX
TEL:0826-52-3052
http://www.bs-carbox.jp/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2024年1月号掲載
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