直線的で無骨なカタチ、今こそハマーH3という選択

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アメマガ2025年1月号

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H3

H3 ラグジュアリーパッケージ

アメマガリコメンド

ここ数年、マッスルカーに力を注ぐ福岡のLOOKS。だが元々はSUVを得意とするお店。また折からの4WD人気の高まりを受け、原点回帰というか、ハマーH3にも力を注いでいる。

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少しリフトアップすれば35 インチタイヤが装着可能

2006 HUMMER H3 LUXURY PACKAGE

アメ車を買うなら福岡のLOOKS!九州のみならず、本州の山口や広島からも足を伸ばす人は多く、最大の魅力は豊富な在庫を抱えていることに尽きるだろう。そのLOOKSが今再注目しているのが、ハマーH3だ。

 

最近はSUVよりも本格的な4WDの人気が高まっているが、ランクルは手に入らないし、中古車相場も爆上がり中。デビュー当時はH2の影に隠れがちだったH3だが、改めて見ると扱いやすいサイズ感や一目で分かる存在感など、今でも十分その魅力は通用する。それでいて意外なほど価格もリーズナブルなので、初めて4WDを買う人から長年H3に憧れ続けてきた人、さらにはほかの人と被りたくないというワガママな人にまで強くオススメできるモデルだったりする。

基本的なエクステリアはノーマルだが、サスペンションの調整で若干リフトアップを実施する。たったこれだけで何と35インチタイヤの装着を実現している。同じことをプラドでやろうとすると莫大なカスタム費用が発生することを考えると、購入時だけでなく後のカスタム面でもリーズナブルなクルマと言えそうだ。

灯火類はクリアに変更し、各部のクロームと相まってモノトーン感を強調。好みの問題になるが、オーバーフェンダーなどをチッピング塗装にするだけで、今風のカスタムに早変わり。H3は、まだまだ可能性を秘めたクルマと言えそうだ。

 

チューブタイプのサイドステップや、ヒッチメンバー&ステップを装備。ハマーブランドらしく、ルールマーカーも備わる。メッキパーツを残すのもアリだが、ここをマットブラック化するのも面白いだろう。

フロントサスペンションはトーションバースプリング式で、リアはリーフリジッドを採用。トーションバーを調整すると車高がアップするが、乗り心地が悪化しないちょうど良い塩梅にセット。ショックは前後ともビルシュタインを装着。タイヤはヨコハマ・ジオランダーM/T G003(35×12.5R17)をセット。

ここで紹介する2006年モデルのエンジンは直列5気筒の3.5ℓを搭載2007年モデルからは3.7ℓに排気量が拡大される。アメ車らしいフィーリングやサウンドには欠けるが、非常に乗りやすいと感じさせられた。

現代のクルマと比較すると、非常にシンプル。全席レザーシートを採用し、フロントシートは両席ともヒーターを標準装備。現代車の様な大型液晶モニターはないが、シンプルで非常に扱いやすい。


THANKS:LOOK'S
TEL:092-611-1362
HP:http://www.looks.co.jp/

H3やラングラーだけでなく、LOOKSでは様々なマッスルカーを在庫中。友達と一緒にアメ車を見に行ったら、自分が先に買ってしまった…と言う人も少なくない。好みの車種を決めてから行くのは王道だが、決めずに行って偶然の出会いを楽しむのも良い。


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年1月号掲載


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