ファラオスの名に相応しい玉座を彷彿とさせる内装!【VISION CORPORATION】
日本でもっとも長い歴史を誇るローライダークラブ「ファラオス」。妖艶さと禍々しさが共存するカスタムが魅力的だが、これらの内装を手がけるのがVISIONの代表・堀内氏だ。
US CUSTOM TREND
ノーマルの面影がない究極のカスタムが実現可能
ある日見掛けたローライダーがカッコよく、そのまま後を追いかけたことがきっかけでファラオスに加入したと語る堀内氏。とくに内装のカスタムには強いコダワリを持っており、ただ張り替えるだけでなく、目指すコンセプトに合わせてオリジナルとは異なるスタイルに作り替えることも珍しくない。カスタムカーイベントで展示される車両は、外装には全力を注ぐものの内装は軽視。場合によってはノーマルというケースも少なくない。せっかくカスタムするのであればエクステリアに匹敵するほど大胆なアレンジを楽しんで欲しいし、それを具現化するのが愛知県のVISIONだ。

去る2024年12月15日に開催された「NEW SCHOOL CUSTOM SHOW」では、VISIONのデモカーと共にファラオスのメンバーの車両も展示。クラブ名のファラオスの名に恥じぬ、まさにエジプトの王が座る玉座のような雰囲気を醸し出している。
妖艶な雰囲気の中に禍々しさも伝わってくるようだが、爬虫類のようにも見える独特なミュールが独自の世界観を創造していると言えるだろう。エクステリアだけを仕上げて満足するのでなく、内装も含めたトータルカスタムを行なって初めてオリジナルの愛車が完成すると言っても過言ではない。VISIONなら、自分だけの世界を創造することが可能だ。
'47 CHEVROLET fleetline


前回のアメマガにも登場した、堀内氏の愛車がこのフリートライン。今回のイベントに合わせ、トランクルームの造り込みを実施。ちなみにショーでクルマをライトアップする照明もワンオフで製作しており、クルマだけでなくファラオスの展示スペース丸ごと「作品」と呼べるほど高い完成度を誇っている。
'36 DODGE D2 TOURING SEDAN



チョップドトップを行なうが、基本的なスタイリングはオリジナルを保ったD2。前後のフェンダーアーチやヘッドライトケースにメタリックグリーンの装飾を施すことで、イメージを一変させる。またシートカラーともマッチングさせ、内外装を統一。まさにトータルコーディネイトと呼ぶに相応しいスタイルだ。
'50 BUICK



ゴールドを基調としたエクステリアに合わせてインテリアにもゴールドメタリックをメインカラーに採用。質感の高いシートをはじめ、インテリアの作り込みの良さはまさにVISIONの豊富なノウハウが注入されている。とくに後席の非常に大きなアームレストは「玉座」感満点。運転するよりも後ろに乗せてもらうクルマかも知れない。
THANKS:VISION
TEL:0568-90-0522
HP:https://vision-jp.com
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2025年3月号掲載
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