統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

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アメマガ2025年10月号

ハマーデザイン

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AMERICAN VINTAGE

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

AMERICAN VINTAGE


亡き師への想いがこもった今の自分をすべて注ぎ込んだ作品

'69 CHEVROLET IMPALA

ローライダーの中で、伝統的なカスタム手法を守り続ける「オールドスクール」と呼ばれるスタイルがある。カルチャーの継承という意味では非常に大切なことであるが、カスタムは常に進化し続けるもので、最先端のスタイルを取り入れたのが「ニュースクール」と呼ばれるカテゴリーだ。

ハマーデザインの代表・濱岡氏は「今のアメリカではニュースクールの方が盛り上がっているし、数年前から製作したいと思っていた。でも、いきなり日本でここまで新しいスタイルを見せてもオールドスクール派は拒絶反応を示してしまうから、しばらくの間は構想を温めていたんだ」と語る。

そんな濱岡氏が動くきっかけとなったのは、2024年末に日本で初開催された「ニュースクールカスタムショー」の開催決定。これに出展するため製作を決定するが、フレームオフやエンジンコンバージョンを行なうにも関わらず、残された時間は半年もない。そんな不可能を可能としたのは仲間たちの存在と、濱岡氏の想像力の賜物。

 

インテリアはベース車の面影を完全に払拭。センターコンソールはトランクルームまで一体となっており、今までにない新しさを感じさせてくれる。

 

エクステリアは、濱岡さんが師と仰ぐダニーDのスピリットを満載。フィンガープリントを始めとする様々なエフェクトを施すことで、新時代のローライダーを生み出したと言えるだろう。濱岡氏は「カスタムは進化し続けるもの」と語っており、既に次のスタイルをイメージしているのだろう。

ドアハンドルはスムージング化を実施。ダニーD氏のアイコンと言えるキャンディペイント、メタルフレーク、さらにフィンガードライブなどを施すことで、平面であるはずなのに立体感や奥行きを実感させられる。指紋と同じように同じ模様は二つとないので、カスタムカーというよりは、アート作品と呼ぶ方が相応しい。エンジンルームのバルクヘッド部分には、ダニーさんと愛車のPANTY RAIDを描く。彼への敬意を常に抱き続けて生きる…。濱岡さんのそんな想いを感じさせられるようだ。

コンディションの良い350スモールブロックが入手できたので、迷うことなく396からコンバージョンを実施。ホワイトリボンタイヤと鮮やかなブルーのボディが、清潔感や爽やかさを強調する。

サンダーバードのシートを移植し、背面のメタルを残しつつフルレザーで張り替えを実施。インパネだけでなく車内のデザインも完全に一新。メーターは中央に集約しステアリングはワンオフ製作したものを装着。ハイドロのコントロールスイッチは、コンソールの部分にインストール。車内とトランクルームには間接照明が埋め込まれ、上質さも演出する。トランクルームにはハイドロのシステムを設置。車内と同じコンセプトで仕上げられており、仕切りがあるものの一体感を感じさせてくれる。


THANKS:HAMMAR DESIGN
TEL:029-957-1467
https://hammar-design.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年10月号掲載


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