【シェルビーコブラ427】飾って眺めるよりも走って楽しむスタンス

オープン

アメマガガールズ

OTHER

アメマガ2025年10月号

コブラ427

アメ車女子のライフスタイル

アメ車女子

40代、50代を中心に憧れの名車として名高いコブラ。アーバンガレージで販売されるスーパフォーマンス社製のコブラを即決で購入し、それと同時に始めたユーチューブでは赤裸々にそのカーライフを更新。一躍有名人となった「蛇女」の魅力に迫る!

アメ車女子のライフスタイル


RX-7、スイフト、そしてコブラ、どれもが甲乙つけ難い愛車

Shelby Cobra 427

ユーチューブやティックトックなど、巷で話題の「蛇女」。峠仕様のRX-7(FD)やスイフトでミニサーキットを嗜む生粋のマニュアル女子として、そこらのクルマ好きとは別格のドラテクと知識を持つ彼女がコブラを購入したのは2020年の1月だ。

せっかくガレージがあるんだから屋根のないオープンカーが欲しいと思い立ち、良い個体がないか物色する中で「蛇好きやし、コブラとかええんちゃう?」と軽いノリの提案に触発されて、実車を見に笠岡ふれあい空港で開催されていたドラッグレースのイベントへ。しかしそこで見た5ℓのコブラは当時乗っていたRX-7よりも音が小さいからと心に刺さらず、427(7ℓ)エンジンを搭載したスーパフォーマンス社製の新車が大阪のアーバンガレージで販売されているとの情報を得て突撃。エンジン音を聞いた瞬間にコレだ!と即決した。

それと同時に開始したユーチューブでは〝若い女の子がコブラに乗っている〟と話題になり、ノスタルジックカー中心のミーティングやアメ車の集い、そしてスーパーカーのツーリングなど、ジャンルの壁を超えて彼女とコブラの知名度は増すばかり。しかし、彼女のユーチューブを視聴すると順風満帆ばかりではなく、遠方のイベントへ自走で参加した帰りに台風で暴風雨に見舞われ、幌をつけて走行するもずぶ濡れになる様子や、トラブルを赤裸々に更新する動画も多い。不運を楽しむと言ったら語弊があるかもしれないが、内装が水浸しになる様な状況でもカメラを回して視聴者の皆さんと共有して楽しむ姿勢は、実に前向きで好印象。

 

そんな、ありのままのコブラライフに加えて、コブラ同様に愛用しているRX-7やスイフトでミニサーキットを颯爽と走る姿もまた、クルマ道楽を楽しむ視聴者に刺さると言える。どれかがメインカーではなくて3台すべてがなくてはならない存在と語る蛇女さん。購入した価格=価値ではなく、運転する喜び、そして楽しみ方も三車三様であり、それぞれに魅力があると語る彼女の視線は蛇よりも鋭く、魅力に満ちていた。

スーパフォーマンス社で搭載された427エンジン。とくに不具合はないが、燃料ポンプがないため燃料の濃さを音で判別。「かぶりそうだな?」と感じたらアクセルで煽ったり、RX-7のロータリーエンジンで培った感覚がコブラでも活きている。サイド出しのマフラーは火傷に気をつけつつもヒートガードを付けるとスタイリングが崩れてしまうのでそのままワイルドに!

スティックシフトの角度が特徴的なコックピット。「操りにくくないですか?」と聞くと、シフトよりもペダルの位置関係が独特で、初めて乗った時はクラッチペダルとブレーキの距離感に戸惑ったそうだ。即席の扇風機は真夏でも躊躇せず日常的に乗っている証。

ビジネスとしてエキゾチックアニマル専門のペットショップを運営しており、それが蛇女の由来。10代の頃から蛇に魅了されて大学生の頃には蛇を飼育。爬虫類を主としたペットショップでのアルバイト経験を経て今に至る。

撮影当日もヘビの赤ちゃんが産まれて、生後数時間の赤ちゃんを撮らせてもらうなど貴重な経験も。

ちなみにコアラの様な生物はインドネシアのジャコウ猫でビントロングと言うらしい。


owner : 蛇女


【誤記のおわび】

アメ車マガジン10月号の30-31ページにて蛇女さんを紹介する記事を掲載しておりますが、31ページのコメントに誤りがありました。

「エキゾチックアニマル専門のペットショップを運営して、6年ほど前からネット販売をスタート」と記載いたしましたが、蛇女さんはネット販売はしておりません。

今後はこのようなことがないように確認を徹底いたします。
このたびは大変申し訳ございませんでした。


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン2025年10月号掲載


関連記事

RELATED


子供からも好かれるタンドラは大切な家族の一員

一目惚れしたタンドラは、子供たちと同じ大切な家族の一員。だからこそ、アメ車ライフは本当に楽しみたい。私と家族を楽しませてくれて、頼りになるショップってないのかな? そんな時、アメマガに楽しそうなショップを発見! いざ、銚子にドライブを開始!

マスタングは人生の原動力、そして人と人の絆も紡ぐ

新しい事を始める時は期待と不安が交錯するが、その一歩を踏み出さないことには、違う世界は見えてこない。この春、初めてアメ車を手にする女性オーナーたちを紹介しよう。

私もアメ車に乗ります!一番大きいH2に乗りたいんです

両親と弟がアメ車に乗る、アメ車好きの家庭で育ったオーナーさん。家族からアメ車に乗ることを勧められたことはなかったが、密かに「私も乗りたい」と思うように。そんなオーナーさんが突然「アメ車に乗りたい」と宣言したことで、家族は大騒動に。

僕たちの自慢のおばあちゃんは黄色いハマー乗り

21年所有したアストロが致命的な故障を負い、泣く泣く手放すことになったオーナーさん。新たな愛車は絶対にアメ車。次に乗るアメ車を相談するためにショップを訪れた際、光り輝いて見えた1台のクルマ。それが黄色いH2だった。

【チャージャーデイトナR/T】運命の出会いは高校生の時に見たワイスピ

高校生の時にワイルドスピードを見て、「絶対に乗る!」と決めたクルマがダッジ・チャージャー。知人の紹介で訪れたジェットシティに行くと、目の前には憧れのチャージャーが止まっていた。欲しい思いは止められず、購入に向けて突き進んだオーナーさん。

 

最新記事


2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

2025/10/23

兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】

ステーションワゴン

SUV

リンカーン

クライスラー

25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!

2025/10/21

自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

HOUSE

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

ランキング


2023/01/25

20才の頃に念願のアメ車デビュー。次なる愛車は、筋骨隆々に武装したハマーH2

SUV

ハマー

高校時代に見たダッジマグナムに一目惚れし、20才の頃に念願のアメ車デビュー。そして次なる愛車として選んだは、筋骨隆々に武装したH2。オーナーである先原さんは、インラインスケートのプロであり、ホストとしての顔を持つ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/09/25

【F-BODY MEETING EAST】F-BODY愛好家たちが日本一の山の麓に集合!

イベントレポート

F-BODY MEETING EAST
26th Apr 2025
ドライブインもちや駐車場

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。