【08 フォード マスタング ブリット】AT限定だった免許はブリットの為に限定解除

クーペ

フォード

アメマガ2026年1月号

タカヤマ自動車

石川県

マスタング

マスタング ブリット

クルマは単なる移動手段。動けばなんだってイイ。そんな道谷さんが徐々に運転の楽しさを感じ、初めて乗りたいと思ったクルマがマスタング・ブリット。その夢を支えてくれたタカヤマ自動車は、彼にとって掛け替えの無い存在だ。


クルマに興味が無かった自分が初めて“乗りたい” と思ったクルマ

'08 FORD MUSTANG BULLITT(フォード マスタング ブリット)

初めて買った愛車は軽自動車。当時は愛車を楽しむという考えは全く無く、クルマはあくまでも「日常の足」という存在で、見た目のこだわりも無くとにかく動けばいいと思っていた道谷さん。そんな彼の趣味は映画鑑賞で、特に好きなのはアクション系。誰もがアメ車好きになるワイルドスピードも視聴したが、登場するクルマ達に惹かれることも無く、純粋にアクションを楽しんでいたそうだ。「ワイスピは改めて視聴して、知っているアメ車の姿を見てより楽しめました。でも昔は、本当にクルマに興味が無くて…」。

 

クルマに興味を覚えてきたのが、手狭になってきた軽から国産セダンに乗り換えた頃。「何となく広いクルマに乗ろうとセダンにしたんですけど、思った以上に快適で、運転するのが楽しくなってきたんです」。ハンドルを握ることに楽しみを覚えた道谷さんは、「もっと楽しいクルマはあるのかな?」と様々なクルマに興味を持つようになり、過去に視聴したカーアクション映画の記憶を蘇らせる。「トランスポーターの欧州車も良かったんですけど、一番興味が湧いたのがトランスフォーマーのカマロ…ではなく、悪役のマスタングでした」。

気になる事は徹底的に調べる道谷さんはマスタングの歴史や歴代グレードなどを調べ上げ、08~09年に限定発売したマスタング・ブリットの姿に一目惚れ。だが、ネットで車両を検索するもヒットした車両は「0件」。日にちを空け検索しても0件の状態が続き、ブリットがいかに希少なモデルなのかを実感した道谷さん。根気よく探すか、諦めて別なマスタングを買うかで迷った結果、隣県に手頃なマスタングが販売されていることを知り、我慢できずに訪問。実車は外装も綺麗で、なにより価格が予算内。購入する気満々だったが、ネックは自宅からそのショップが遠かったことと、アメ車はそんなに扱っていなかったこと。ネットや雑誌で「アメ車はショップ選びが重要、メンテナンスの経験豊富なショップを選びたい」との情報を得ていたため、道谷さんは近隣のアメ車ショップをじっくり調べ、アメマガにも登場していることも後押し、石川県のタカヤマ自動車に「違うショップにあるクルマを、タカヤマさんを通じて買えませんか?」と連絡。

 

会ったことのないお客さんの突然の相談に、社長の高山さんが困惑したのは言うまでもない。だが、道谷さんのマスタングに乗りたい思いは電話越しでも伝わってきたため、高山さん自身が実車を確認して納得できる状態だったら対応すると返答。そしてその結果は「NO」だった。「彼が初めてアメ車を購入すると言うことで、車両状態はより厳しく見ました。すぐに故障して悲しい思いをして欲しくないですから。でもそのクルマは、厳しい目で見なくても『外装だけ』が綺麗な状態でしたね」。まさかの報告を受け、マスタングオーナーになる夢が振り出しに戻った道谷さん。暫し冷却期間を空け、ダメもとで再びブリット検索をスタートさせるのだが…。何という運命なのか、画面には1件の車両がヒット。ショップは東北のとある県。すぐさまタカヤマ自動車に連絡を入れると「よし、俺が見に行ってくる!」と二つ返事で、片道約500kmを移動した高山さん。そこで見たブリットは、多少のメンテは必要なものの状態は良好。その場で契約を交わし、実走で金沢までたどり着いた。「もし道中で何か違和感を感じたら引き返そうと思ったけど、結局、楽しいドライブをして帰ってきましたよ(笑)」。

AT限定だった免許もブリット(MT)に乗るため限定解除し、3年前、念願のマスタング・ブリットを手に入れた道谷さん。絶対に履きたかったアメリカンレーシングのホイールも手にし、1年乗って物足りなさを感じたマフラーもボーラに変更と、数年前まではクルマに全く興味が無かったことが噓のように、アメ車ライフを楽しんでいる道谷さんだ。

1968年に公開された映画「ブリット」に登場する、1968年型フォード・マスタング GT390ファストバックをモチーフにした特別限定モデルがマスタング・ブリット。50周年を記念した2019~2020年モデルが有名だが、2001、2008~2009年(7700台限定)にも特別仕様モデルとして発売された。道谷さんのブリットは08年型で、劇中車と同じくハイランドグリーンのボディカラー、専用フロントグリル、強化サスペンション、吸気チューニングなどが施される。

 

購入時はブリット専用ホイールが装着されていたが、どうしても履きたかったアメリカンレーシング・トラストの18インチに変更。なお、専用ホイールはスタッドレス用として使用中。純正の姿を崩したくなかった道谷さんだが、他のマッスルカーと比べてマフラーサウンドがおとなしいことに不満を覚えボーラマフラーに交換している。他にK&Nエアフィルターへ交換済み。今後は車両のカスタムやチューニングではなく、自身のビルドアップを目指して筋トレに励むそうだ。

初めてのアメ車を購入すると決めた際、北陸地方で信頼あるショップをネットや雑誌で探し、たどり着いたのが石川県のタカヤマ自動車。突然の電話や相談にも親身に対応してくれて「タカヤマ自動車と出会わなかったら、こうしてブリットを乗ることもなかったかも」と語る道谷さん。社長の高山さん(写真右)も「若い人が一人でもアメ車に乗って、長く楽しんで欲しい」と、アフターを全面的にサポート。


道谷 直弥さん

映画鑑賞が趣味だが、映画ブリットは車両を購入するまで見たことが無かったとか。視聴後はさらに愛着が沸いて、ブリットのTシャツなどをコレクションする。さらに、ブリットを運転するオーナーに相応しいようにと筋トレも実施中。目指すは主演のスティーブ・マックィーンではなく、まさかのアーノルド・シュワルツェネッガーのようだ(笑)。


Thanks:タカヤマ自動車
TEL:076-249-6155
http://takayama-apt.com


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2026年1月号掲載


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