【1967 ビュイック リビエラ】ローロッドの定番色であるワインレッドを纏う

クーペ

ビュイック

アメマガ2026年3月号

グレイスキャブ

リビエラ

アメ車のイジり方

愛知県

カスタムはしてみたいけど、ショーカーのような派手さは求めていないし、何より毎日乗れなくなってしまう。普通に乗れるけど、ノーマルとは一味違う。そんなオーナーの理想を、グレイスキャブが具現化する。

アメ車のイジり方


オリジナルの雰囲気を残しつつ個性も追求!

'67 Buick Riviera

キャンディペイントを施し、ストライプやミューラルを施したローライダースタイルは、まさにオンリーワンと言えるカスタム。だが、毎日乗るクルマとしては少々やりすぎというか、気恥ずかしさを感じなくもない。

でもノーマルのままでは野暮ったいし、正直言って半世紀以上経過したクルマの乗り味は危うさすら感じることもある。そこでリビエラのオーナーさんが選んだのは「ノーマルの雰囲気を残しつつ、モディファイを行なう」というもので、まさにローロッドと呼ばれるスタイルだ。

外観上での大きな違いは、22インチのレクサーニホイールとそれをフェンダー内に収めるためにエアサスへの変更を実施。前後ともにRIDETECH社製の減衰力調整付キットを装着(F:ショック&バック一体型/R:ショック&コイル別体型)するとともに、ACCUAIR e-LEVELシステムにて4輪を独立制御(車高メモリー機能付き)する。豊富な経験を持つグレイスキャブならではのメイク術。単に低さを追求するのではなく、安全性や信頼性を向上させるために前後ともウィルウッドのディスクブレーキを装備しているのも特筆すべき点だ。

そんなエクステリアに対し、インテリアは基本的にはオリジナルのままで、メッキのモールは新車のような美しさを復活。お気に入りのサウンドを奏でてクルージングを楽しめるようにしたいが、無理やりオーディオを装着するのは無粋なので、助手席側のグローブボックスに1DINのオーディオユニットをインストール。蓋を閉めれば存在はまったくわからないので、オリジナルの美しさは保たれたままと言える。

カスタムする際は、どうしても見える部分ばかり優先してしまいがち。その気持ちは分からなくはないが、見えない部分にも気を使って欲しいし、見えない部分だからこそこだわり抜くことで、分かる人にはキチンとオーナーの真意が伝わるだろう。もちろんカスタムは自分の理想の1台に仕上げることであるし、絶対に正解という答えは存在しない。しかし、誰もが足を止め「素晴らしい!」と感じられる優雅な姿を創造することは可能。グレイスキャブなら、そんなユーザーの思い描たままの姿に愛車をアレンジしてくれる。

前後とも、左右の両端と中央部が突出した独特なフォルムとなっている。コンシールドタイプのヘッドライトを採用するため、かなり特徴的なスタイル。半世紀以上も前にこのデザインを考案したデザイナーはかなりぶっ飛んでいたのでは?

ロングノーズなボンネットの中には、430ciのV8エンジンを搭載。ブレーキシステムの変更に合わせ、マスターシリンダーはウィルウッドに変更。またエーデルブロックのキャブとエアクリーナーに交換し、レスポンスの向上を図る。写真がなくて恐縮ではあるが、ヘッドライトは上に跳ね上がる形で、ボンネットの裏に格納されるかなり特殊な方式を採用する。

サスペンションは前後ともにRIDETECH社製減衰力調整付キットを装着(F:ショック&バック一体型/R:ショック&コイル別体型)。さらにACCUAIR e-LEVEL システムにて4輪独立して制御(車高メモリー機能付き)している。横から見たシルエットはややリア下がりとしており、大きなフェンダーハウスのお陰でフロントは255/30R22、リアは295/25R22とかなり大きなタイヤであるが、しっかり包み込んでいる。

ホイールはレクサーニのLF-712で、22インチをチョイス。フロントだけでなくリアブレーキもウィルウッドに変更しており、しかも前後ともドリルドスリットローターにも装着。確実なブレーキを実現する。

旧車の必需品と言える、油圧/電圧/水温計を追加。オーディオは助手席前方のグローブボックスに収納することで、オリジナルの雰囲気を崩さない。フロントシートの中央には大きなアームレストを装備するが跳ね上げが可能なので、2ドアクーペでありながら乗車定員は6名を確保している。白を基調としたシートや内張りが、上品さを演出してくれる。


GraceCab
TEL:0568-35-7790
http://gracecab.jp


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2026年3月号掲載


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