セカンドライフの理想を込めた、本当のアイクラーホーム
建築する住宅は、子供たちのことはもちろん、近い将来に夫婦二人で暮らすことを踏まえた平屋建てを要望した加藤さん。それをもとにジェネラルアメリカンホームが提案したのが、ミッドセンチュリー・モダンスタイルのアイクラーホームだ。
Let’s AMERICAN HOME
アイクラーホームについて、何の知識も無かった
リアルアメリカンの住宅を建築・デザインするハウスメーカー「ジェネラルアメリカンホーム」には、デザインのベースとなるスタイルが幾つか存在し、多くのオーナーが取り入れるのがカルフォルニアスタイルと、サーファーズハウスだ。その最大の理由は、アメリカらしさを全面に出した外観の雰囲気だろう。
そうしたジェネラルのデザインスタイルの中で、少数派なのがアイクラーホーム。アイクラーホームとは、1940年代後半から19970年代に建築士ジョセフ・アイクラー氏が手がけた、カリフォルニアを中心とした西海岸で建築されたミッドセンチュリー・モダン住宅のことで、現在でも現地ではビンテージ住宅として高い人気を誇る。

アイクラーホームのデザイン定義は幾つかあるが、基本となるのは平屋建てであること。そこにアイクラーホームならではの要素を加えてデザインしていくのだが、まだまだ平屋建てを希望するオーナー自体が少なく、希望したオーナーがいても、冒頭の2大スタイルを求める傾向にある。それぐらい、カルフォルニアスタイルやサーファーズハウスの出来栄えが高いとも言えるのだが、そうした傾向に「アイクラーホームの良さをもっと知って欲しいのだが…」と、モヤモヤした感情を抱いていたのがジェネラル代表の杉山さんである。
そんな杉山さんの思いを知る由もなく、住宅建築を検討していたのが加藤さん夫妻。長年家族と住んでいたのは、夫である加藤さんの実家。しかしその住宅は築年数も古く、冬は寒くて夏は暑い。そして、子供部屋も無いなど決して広いとはいえなかった。そこで思い切って、知人がいるハウスメーカーに建て替えリフォームの相談をするのだが、見積もりは予算オーバー。「建て替えリフォームするよりも、新たに建てた方が安いそうで。だったらこの土地ごと売却して、両親の所有する土地に新築を建てることを検討したんですが、そのハウスメーカーでは土地の売買業務は行なっていないと言われて。そこで知人から『会社には内緒で』と教えてもらったのが、ジェネラルアメリカンホームというハウスメーカーだったんです」。

訪問したジェネラルで現在の状況を説明すると、土地売買の手続きから建築デザインも可能。気掛かりだったのは、知人から聞いていたリアルアメリカンのデザインが得意という話。「正直、アメリカンデザインと聞いて浮かんだのは、海沿いに建つサーフィンのお店。若い人ならいいんでしょうけど、ちょっと自分たちの年齢には合わないかなって思っていたんです」。
実は加藤さん夫婦は、人生の大先輩と呼べるご年齢。夫婦二人でセカンドライフを過ごすため、落ち着いた雰囲気で快適に暮らせて、デザインは派手ではないけど個性的な住宅が理想。そして絶対条件は、階段移動の無い平屋建てだった。
その加藤さん夫婦の理想を聞いて、目を輝かせたのが杉山さんだ。「アイクラーホームという、平屋建てのモダンなデザインにしませんか?」。人生で初めてアイクラーホームという言葉を聞いた加藤さん夫婦だが、過去に建てたオーナーさんのパンフレットを見て「これは凄い!」と感激。そして、このデザインの住宅に自分たちの理想を盛り込んでくれるならばと快諾したのだった。
建築で求めたのは、奥様は今まで自分の部屋が無かった息子さんのために広い子供部屋の設置。加藤さんは趣味の料理を存分にできる広いアイランドキッチンと、仏壇を迎える部屋の設置。それ以外の部分は、基本的に杉山さんにお任せ。「アイクラーホームにすると決めた際、社長が『本当のアイクラーホームを造らせてください』と言っていたので、素人の僕らが口出しするよりも任せた方が違和感のない住宅になると思ったんです。その為に社長は、僕ら家族の好みやライフスタイルをしっかり聞いて考えてくれました」。

そしてジェネラル訪問から約3年が経過した2025年9月、杉山さんがアイクラーホームへの熱い思いを込めた加藤さん邸が完成。リビングなどの内壁はドライウォール施工となり、壁紙クロスとはまた違った質感で高級感が漂う。家具もビンテージモダンに合わせアンティーク品や輸入家具で統一され、建物全体に違和感が感じられない。「家具もアドバイスです。そこまで考えてくれましたね。自分たちがこんな住宅に住むなんて、数年前までは全く想像もしてませんよ」。杉山さんの人柄を信頼できたからこそ、「ここまでできた」と言う加藤さん。一方の奥様は、「まだこの雰囲気に慣れません。ひと様のお家のようで」と笑う。
同じアメリカンでも全く異なる雰囲気を持つアイクラーホーム。今後検討するオーナーは、選択肢のひとつとして是非覚えておきたいスタイルだ。ここで飲むコーヒーは何とも格別であった。
リビングなどの内壁は壁紙クロスではなく、ドライウォールで高級な質感に

内装は建物外観に調和する、違和感のない配色デザインを追求。リビングなどの内壁は壁紙クロスを使用せず、アメリカ発祥で古くから現地の住宅に施工されるドライウォールと呼ばれる内装塗装を採用。

壁紙クロスでは味わえない高級な質感を感じられるのが特長だ。カラーはティファニーブルーをかなり薄めに調整したものを配色。モダンといえばモノトーンの配色が定番だが、敢えて採用せず、薄いブルーによって爽やかさと開放的なイメージを表現する。
住宅デザインに合わせて家具もアンティークなどで統一


料理好きの加藤さんが求めた大型のアイランドキッチン。リビングの大きさに合わせて、バランスの良いサイズ設計もされている。キッチン後方の収納棚は、長野県の家具職人のハンドメイド。棚後方の3色パネルは、バスルームシンクにも使われるなど細かい演出も。年間を通して家中が快適な全館空調も大満足のようだ。


寝室やトイレなどを含む内壁は壁紙クロスを使用し、全て輸入品というこだわり。柄デザインは住宅イメージに沿ったものを採用し、住宅全体のどこを見ても違和感のない空間になっている。

今まで住んでいた住宅には息子さんの子供部屋が無かったため、奥様が一番に求めたのが広い子供部屋。息子さんの意見も反映し、中央の扉を開けると漫画などの書籍が並ぶホビースペース、左側の扉を開けるとシャワールームと洗面台が備わる。将来的に来客用としても使う予定だ。

加藤さんが一番こだわった部屋というのが仏間。ジェネラルからは和室のデザイン案を受けたそうだが、加藤さんはあくまでも住宅イメージを優先。部屋中央の扉を開けると仏壇が置かれているのだが、扉を開けた際に扉が奥にスライド収納される仕組みになっている。

アイクラーホームの基本定義である平屋建て。一般的な平屋建ての屋根角度とは違い、フラットに近い角度もならではのデザイン。この角度もリアルを追求して寸単位で調整し設計。

また、柱や梁がポイントとなるのも特長で、大きな窓ガラスを多用して太陽光を室内に取り込む開放的な空間設計もアイクラーホームならでは。外壁は職人によるジョリパット施工。横長の建物に陰影を付けるため、部分的にホワイトの濃さも変えている。そしてアイクラーホームには欠かせないのが、目隠し・採光・通気性に優れてデザイン力が高い花ブロック。大胆に建物半分を占めながら、柱や梁との調和性を意識してデザインされている。


引っ越し間もないため、荷物がガレージに残るのはご愛敬。なお愛車は国産ミニバンだ。ホワイトの外観に溶け込むライトブルーの扉を開けると、天井部分が吹き抜けとなる玄関・シューズクロークが目に留まる。建物上部に大きな窓が備わるため、とにかく開放的。

OWNER:加藤さん
★間取り……5LDK
★土地……110坪
★完成……2025年9月
★ジェネラルアメリカンホームを知ったきっかけは?
知人の紹介
[リアルアメリカの住宅を建築デザインするハウスメーカー]
LA Showroom
所在地:愛知県豊田市中田町大下4-1
TEL:0565-57-0222
HEAD OFFICE
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町上野69-7
TEL:0120-362-236
URL:https://www.generalamericanhome.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
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