【1968 シボレー シェベル ワゴン】半世紀以上前のアメ車をサラッと日常使いするのが粋

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アメ車を知れば知るほどに、旧車に興味を持つ傾向にあると以前も話したことがあるが、まさにそのセオリー通りの展開。4年前に本誌で取材したYOSUKEさんの新しい相棒を公開。

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88年型のサバーバンから68年型のシェベルワゴンへ

1968 CHEVROLET CHEVELLE WAGON

2022年4月号のヴィンテージ特集で1988年型の赤いサバーバンで取材したYOSUKEさん。7年間アメリカに住んでいたこともあって、現地ではマーキュリー・マウンテニアを愛用。日本に戻ってからはラングラー、そして前回のサバーバンと、モデルイヤーは古い方向へと遡り、自身よりも年上となる1968年型シェベルワゴンを迎え入れた。

 

元々誰も乗っていなさそうなマニアックなクルマに惹かれるという彼がラングラーを降りた理由も街で見かける機会が増えてきたからであり、その姿勢はより濃厚な方向へ。

紹介するシェベルワゴンは前回同様ナオキモータービルドの在庫車両で、当時はエアサスを装着していた。しかしカスタムカー的なスタンスではなく、近所の買い物や子供の送迎など、日常の足として愛用したいためエアサスは不要。コイルサスペンションに換装して調子の良い350エンジンに積み替えて納車されたのが2023年の3月。

そして2025年、少々劣化の目立ち始めたボディのレストアをするタイミングで大容量ラジエーターやツイン電動ファン、ダコタデジタルメーター、USマグのCTEN18インチホイールとアップデートを果たした。

ボディカラーはVWビートルの純正色ブルーシルクメタリックをオーダーするなど、誰とも被らない個性はここでも健在。ドイツ車の純正色でありながら見事にマッチしており、フロント8J、リア9.5Jと前後のバランスまで考慮した履きこなしや、日常使いで困らない控えめなロワードフォルムも実に好印象。

大事に屋内保管して眺めるよりも、妻や子供たちを乗せて「今日のランチはどうする? どこへ行く?」みたいに一般的なファミリーカー同様に乗りこなしている。何か嫌なことがあっても、シェベルの運転席に座って少し走らせればリセットできるという。

 

メンタルを常に良い状態に保つ秘訣は、お気に入りの旧車を眺めるのではなく運転すること。これぞ旧車道楽の極みだ。

クロームバンパーやモール類も非常にクリーンな状態で、ヘッドライトベゼルは劣化の激しいものを新品に交換。

元色グレーからブルーシルクメタリックに全塗装する際にUSマグの18インチやニット―タイヤ(F:225/45R18、R:255/45R18)の新調に加えて、エンブレムや各部をリフレッシュ。58年前のモデルでも本国でパーツが存在していることがありがたい!

350エンジンに換装済みで、オーバーヒート対策としてEe eittsラジエーターにツイン電動ファンを追加で装着。

またビンテージエアーの装着で室内側の熱対策も万全となっており、渋滞や真夏の猛暑でも快適に乗れる仕様へアップデート済み。普段使いのできる旧車として何不自由ない仕様へと仕上がっている。

フロント、リアともにヘッドレストのないシンプルなベンチシートがクールなインテリア。スモークレスなクリアガラスとシェベルワゴン特有の窓枠から切り取る景色は、普通のクルマじゃ味わえない。とくに後部座席ドア後方からリアへと立ち上がるデザインは60年代のアメ車ならではの個性。

リアゲートを開ければワゴンならではの大容量のトランクスペースもあって、ファミリーカーとしてのパフォーマンスも上々。

アメリカに住んでいた時から一緒だったサスケくん。山本家の長男として約15年間、家族として共に過ごしてきた。

ルームミラーに飾っているドッグライセンスタグはアメリカ時代にずっとサスケ君の首につけていたもので、現在はシェベルワゴンのお守りとして常に目に触れるところに。揺れると尻尾を振っているようで、お空へ旅経った後もずっと一緒にドライブを楽しみ続けている。


OWNER:YOSUKE YAMAMOTO さん


アメリカンビンテージに関する記事はこちらから


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン2026年6月号掲載


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