28インチ入りのSUVを日常の足として自由に乗る キャデラックエスカレード

SUV

ギブソン

LEXANI

EXTREME AMERICAN

キャデラック

エスカレード

CADILLAC

JBLオーディオ

世間のエコを真に受けて、大排気量と特大ボディを誇るアメ車に背を向けてはいないか? そんな甘ちゃんに喝を入れるべく、28インチ履き&内装フル張り替えのエスカで通勤から買い物までをこなす、自由な男を直撃した。

EXTREME AMERICAN


総張り替えの室内に爆音オーディオも完備

2007 CADILLAC ESCALADE

「乗りたくて買ったクルマだから、通勤のときでもいつでも乗ってます」。そう話してくれたオーナーの砂賀さんの言葉は、正論であると同時にインパクトが特大だった。なぜなら28インチ履きの外装にフルで張り替えた内装、ラゲッジを覆い尽くすオーディオと、いわゆるショーカーと言ってもいいくらいのカスタムを加えながらも、毎日の足に使うなんて、ちょっと常識的じゃない。

 

さらに踏み込んで話を聞くと、「新車で発売されたときから、実はエスカレードが欲しかったんです。でも、さすがに高価で手が出せずにいました。それで何年か前の円高のとき、アメリカでベースカーを購入し、自分好みの内装やホイールのカスタムまで仕上げてしまったんです。エスカレードは実は見た目ほど取り回しが大変ではないので、足として十分使えますよ。お世話になったショップ『ジュンズクラブ』の社長さんとは、友人の紹介で知り合い、かれこれ20年来のお付き合いをさせてもらってます。だから、遠慮なく自分好みのカスタムをリクエストしました」と、お金が掛かるからとか、大きいからとか、何かと理由をつけてアメ車から遠ざかってしまった人たちには耳の痛い話題が続く。

 

そう、大事なことは乗りたいクルマに乗ること。世間体よりも自分の気持ちを大事にするほうが、どれだけカッコいいことか、砂賀さんは行動で示してくれたのだ。憧れを憧れのままで終わらせないよう、2018年は自分の我を貫き通せ!

01_23A1487

ブラックのボディカラーだけではおとなしいので、お世話になっているショップやブランドのロゴを全身に貼って印象を強めている。マフラーは中間からリアまでギブソン製とし、迫力あるサウンドも演出。

02_23A1520

リアゲートを開けると、JBLのオーディオシステムとサインボードがラゲッジルームを覆っているのに遭遇。このシステムでヒップホップの音楽を鳴らしまくっているそうだ。

05_23A1557

エクステリアとの調和を図り、インテリアもブラックのレザー&アルカンターラでまとめ上げることに。赤のパイピングが、差し色としてかなり効く。アルカンターラの猛威はシーリングにも及び、高級SUVの風格を盤石のものとしてくれるのだ。

03_23A1527 04_23A1546

ホイールはレクサーニの28インチを装着。このサイズならインナーフェンダーを少し加工するだけで済み、足回りの加工が必要なかったことが選択の決め手になった。

06_23A1496

年齢が40の大台に乗ったとは思えぬほど、自由にアメ車のあるライフスタイルを満喫する砂賀さん。最近はイベントに参加することも楽しみの1つとしている。


Thanks:JUN’S CLUB


写真◆佐藤亮太
文◆佐藤アキオ

アメ車マガジン 2018年 4月号掲載


関連記事

RELATED


全身カモフラエスカレード “エスカモレード”に迫る キャデラックエスカレード

2017年夏以降インスタやフェイスブックを中心に露出が増え、インスタ映えするアメ車として知名度を上げてきたエスカモレード。

グローバルスペックの最高級SUV キャデラックエスカレード【バーニーズ】

優美なスタイリングと最新鋭のメカニズムによってキャデラックならではのスティタスが際立つ現行型エスカレード。三重県に店を構える「バーニーズ」がオススメするのは最上級グレードのプラチナムだ。このスーパープレミアムなSUVの魅力をお伝えしよう。

今ここにあるキャデラック 現代的な黒×銀の存在感 2007y CADILLAC ESCALADE【チャビーオート】

ワルっぽさを隠そうともしない堂々としたカスタムは、3人の子どもを育てるパパが愛用するエスカレード。この1台に至るまでの経緯と、サポートするチャビーオートとの親密な付き合いについて、詳しく紹介しよう。

ラグジュアリーSUVの代名詞的存在で、根強い人気の第3世代エスカレード

CADILLAC ESCALADE ESV

エスカレードの究極カスタム フルorハーフのフルエアロスタイル【アズールモータリング】

「AZR」ことアズールモータリング。同社が展開するキャデラック用「ZERO DESIGN」エアロパーツには、フルバンパーとハーフバンパーという2種類の選択肢がある。

 

最新記事


2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

2025/10/02

【ClassicForged】鍛造削り出しなので、スタイリングだけでなく強度と軽さも追求

ホイール

ホイールを履き替えるだけで、クルマの印象はガラリと変わる。比較的新しいモデルならどんなホイールも似合うが、ビンテージカーオーナーにとって、切実な問題でもある。

ランキング


2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2016/12/08

【1965y ポンティアック カタリナ】ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。