ファースト後期型マスタングはダックテールを取り入れた独創的なフォルム

クーペ

ビンテージ

フォード

MUSTANG

グランデ

Auto Raid

オートレイド

ビッグマスタング

フォード

富山県

FORD

マスタング

アメマガ2018年1月号

歴代マスタングの中でもスポーツルーフのイメージが強いファーストジェネレーション後期型こそ、クーペとしての魅力にあふれる「グランデ」。ダックテールを取り入れた独創的なフォルムには当時のFoMoCoのアイデンティティーが詰まっている!


0S7A9593_opt

1972 Ford Mustang

官能のビンテージアメリカン Vintage Ecstasy

ビッグマスタングの愛称を持つファースト後期型

歴代マスタングの中でもスポーツルーフのイメージが強いファーストジェネレーション後期型こそ、クーペとしての魅力にあふれる「グランデ」。ダックテールを取り入れた独創的なフォルムには当時のFoMoCoのアイデンティティーが詰まっている!

フォーマルスタイルのクーペ「グランデ」

1972 Ford Mustang

豊富なオプションの組み合せによって、自分好みの仕様を構築することができるというのが60~70年代のマッスル系モデルの魅力のひとつ。しかし、日本に正規ディーラーが存在したところで、そのシステムを本国アメリカのようには利用できないため、正規輸入車は基本的に最上級グレードをメインに、高級外車としてしかるべきオプションを投入した状態となっていた。

中でもビッグマイナーチェンジをしたフォード・マスタング71年型は、パフォーマンスパッケージの「マック1」が大半を占めていたため、国内でファースト後期のというと、マック1を連想する人が多いだろう。71年型は70年型に比べて全長、全幅ともに、3インチほどストレッチされたことで、コンパクトさが売りでもあるポニーカーセグメントは、サブコンパクトであるピントやマーベリックに入れ替る形となった。

1972 Ford Mustang

そのため、日本国内では「ビッグマスタング」などの愛称で呼ばれる。マック1に代表されるスポーツルーフ車は、後方視界が不十分なほどルーフラインが平らなシルエットが特徴的。それに対してクーペのグランデは、それまで以上にラグジュアリー性を高めたフォーマルなスタイリングとなる。

そのグランデというネーミングがイタリア語であるように、ダックテールスタイルを取り入れてよりファッショナブルでヨーロッパ指向なスタイリングとなっているのが魅力的。その独創的ともいえるルーフラインこそ、同年のクーガーなどでも採用された当時のFoMoCoを象徴するスタイリングともいえるのだ。

0S7A9181_opt

モデルチェンジ前の70年型と比べて、350kg以上も車重が増えているだけに、同じポテンシャルのエンジンを搭載されていても、パワーウエイトレシオは確実に劣るのだが、2bbl仕様のエコノミーな351エンジンをもってしても、なんら不満無く快調なドライブが楽しめる。ビッグマスタングの愛称で呼ばれてはいるが、基本がポニーカーなだけに、都心でも取り回しに困ることのないサイズ。

控えめながらもダックテールを取り入れたクーペのグランデは、それまでのマスタングの活発なイメージからは遠ざかりラグジュアリーなアプローチ。マッスルとしてのニーズは低いが、2ドアクーペとしてはオリジナリティに溢れた魅力的なスタイリングといえる。そんな独特の魅力は、車体色と異なる配色によるバイナルトップ車こそ際立つ。

0S7A0168_opt

スポーツモデルではないグランデの装着ホイールは、スチール&ハブキャップを選択する個体が多い中、この個体は社外のアルミ製マグナムタイプを装着。これによって、スポーティな要素が追加され、より魅力的。装着タイヤはクーパーコブラのラジアルGT(F:235/60R15、R:255/60R15)。

0S7A0192_opt 0S7A0173_opt

ラグジュアリーなグランデのキャラクターに見合う落着いたグリーンの色調や配色には、当時のトレンドが感じられ今こそ魅力的に感じる。

ダッシュやステアリングコラムに至るまできっちりとグリーンで統一される中、ステアリングやドアパネルに採用されたウッド調の化粧パネルが絶妙なアクセントとなっている。追加されたフットペダル式のワイパースイッチや、フロントシートのリクライニング機能は、国内ディーラー車ならではの装備。

0S7A9188_opt

搭載エンジンは、クリーブランド351ciの2bbl仕様。トランスミッションは3速AT。グランデはラグジュアリー指向なだけに、ハイパフォーマンスなエンジンを搭載するケースは極めて稀。エンジンルームを見る限り、補機類、配管、ファスナー類に至まで、ストックの状態をキープする、正にサバイバーな個体。


Special Thanks◆Auto Raid
Location◆富山県射水市新開発415-6
Phone◆0766-52-8830
URL◆http://www.auto-raid.com/


Photo◆Hiroshi Nose Report◆Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年1月号掲載

関連記事

RELATED


マスタング史上もっともスタイリッシュな1969年型

この記事では、1969年型フォード・マスタングのバランスの取れたデザインと時代を超越した魅力に焦点を当てています。特にレストアされたマッハ1モデルのオリジナルの特徴と現代的アップデートの組み合わせがたまらない!美的感覚に優れ、歴史的なカーデザインに関心のある方おすすめの内容だ!
1969 FORD MUSTANG Mach 1

家族が協力してエイジング塗装で仕上げた力作のラットスタイルマスタング

EXTREME AMERICAN
RUSTY MUSTANG Finish in military style by performing the aging paint

COBB チューン続々増加中 エコマスタングが面白い!フォードマスタング【オールインポート】

埼玉県のオールインポートが日本総代理店として展開するエコブーストマスタング専用のチューニング「COBBチューニング」だ。ステージ1~3までの3段階のチューニングメニューがある。

現行型マスタング専用、P51がステキすぎる!!【THX&CO】

金沢のTHX&COが、現行型S550マスタングの専用ホイール「P51」の取り扱いを開始! いま一番アツイブランドを早速紹介しよう。

夢をカタチにしてくれる プロスピード流マスタング【プロスピード】

岐阜県を本拠地とするカスタムショップ「プロスピード」。同店はマッスルカーからSUVまで、多様なアメ車をカスタムするセンスにも長けている。同店が提案するマスタング2台は、憧れをカタチにしてくれるッ!

 

最新記事


2026/04/07

究極のチャレンジャーのために掲げたコンセプトは「頂点」

クーペ

ダッジ

2023年にラストコールを迎えたチャレンジャー。なかでもデーモン170は、まさにアルティメットバージョン。それを惜しげもなくカスタムしたのは、やはりLUXZだった!

2026/04/03

【テスラ モデル3】キャブ車とは対極的なテスラのカスタムも開始

セダン

OTHER

ローロッドスタイルを得意とするKRZ。2025年の夏から新たなジャンルをスタートさせた。それが何と「テスラ」のカスタム!もちろんエアサス&ホイールをセットし、新たな世界を提案する。

2026/03/31

【トランプカースクエア】見えない部分にも徹底的に手を入れる「整備に自信あり」

SUV

ジープ

ショップ

細部に渡り徹底した整備を実施したTJラングラーの販売を主軸にしながら、JK ラングラーの販売やカスタムを手掛けるJeep専門店のTRAMP CAR SQUARE。良質なTJラングラーが欲しいのなら、チェックしておくべき専門店だ。

2026/03/28

【スノーモンスター・グリップオン】急な降雪も安心!簡単装着で 驚異のグリップ力!

タイヤ

毎年雪景色となる地域ならまだしも、東京や大阪をはじめあまり雪の降らない地域に住む人にとってスタッドレスタイヤ装着の有無は毎年悩みの種である。「履いたのにアスファルトしか走ってない…」なんて方にもぜひお勧めしたいアイテムを紹介しよう!

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/08/28

【スーパーアメリカンガレージ2025】様々なアメ車が集結して会場を埋め尽くし、朝霞の森はカラフルに彩られた。

イベントレポート

SUPER AMERICAN GARAGE 2025
6th Apr 2025
朝霞の森

2026/04/03

【テスラ モデル3】キャブ車とは対極的なテスラのカスタムも開始

セダン

OTHER

ローロッドスタイルを得意とするKRZ。2025年の夏から新たなジャンルをスタートさせた。それが何と「テスラ」のカスタム!もちろんエアサス&ホイールをセットし、新たな世界を提案する。

2021/03/01

【フォードF-150】90年代らしさを残した、正統派リフトアップ!

ピックアップトラック

フォード

1995 FORD F-150