これしかない、と自然に感じる極上ピックアップ 1969y Chevrolet C-10 【BAYKER’S】

シンプルに伸びたロングボディに、その大半を占める荷台部分。アメリカンピックアップの魅力は、他のどのクルマとも似ていない、独特の存在感にある。しかも美しくレストアされ、街中から遠出までマルチに使える1台ともなれば、なかなか見つけることはできない。
1969y Chevrolet C-10
シンプルに伸びたロングボディに、その大半を占める荷台部分。アメリカンピックアップの魅力は、他のどのクルマとも似ていない、独特の存在感にある。しかも美しくレストアされ、街中から遠出までマルチに使える1台ともなれば、なかなか見つけることはできない。
シボレーのフルサイズピックアップトラックには、シルバラードにスイッチするまでCまたはKという名称が付けられていた。Cは後輪駆動、Kは四輪駆動だ。C/Kの各シリーズは、1960年に初代が誕生し、1967年からは2代目、1973年からは3代目、1988年からは4代目というヒストリーを持ち、写真の1台は2代目にあたる。
ピックアップトラックは、日本でもかつては国産車に幾つかのモデルがラインナップされていたが、商用車のいかにもトラックといったモデルを除き、いつしかラインナップから消えていった背景がある。そうした意味で一般的な家庭で日常的に使う乗用車としてのピックアップは、やはりアメリカという風土で育まれてきたひとつの文化である。この個性は他ではなかなか真似することができない。つまり、クラシックアメリカンを堪能するなら、これほど打ってつけのクルマはないということだ。
程よくオリジナルを残し、ベイカーズによって万全のコンディションにレストアされたこの1台は、まさに掘り出し物の1台と言える。




信頼性の高いビンテージエアーのエアコンユニットを装着。iPodなどを接続できる1DINデッキや3連メーターも備わっており、現代的なクルマとして使用できる状態に仕上げられている。内装はすべてリフレッシュしており、天井やドア内張りなども美しい状態。ドア内側には内蔵スピーカーを増設している。サイドミラーやアンテナ、バンパーやライトのレンズなど、様々なパーツが新品に取替えられており、高い完成度で整っている。
前後コイルスプリングに変更されており、ピックアップでありながらも快適な乗り心地。排気系の重要パーツであるヘダースを交換済み、スムーズに吹け上がる。




オリジナル350 立方インチのエンジンを丁寧にレストア。評判の高いエーデルブロックのキャブレターを装着しており、スムーズにエンジンが始動する。安心して使えるよう適切なレストアが施されており、普段使いでも遠出でも安心して使える心強さが嬉しい。ボディの状態も良好だ。
取材協力:BAYKER‘S
http://www.baykers.com/
Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine
アメリカンカンビンテージ vol.01
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