純血を残すアメリカン・レーシング【i corporation】

アメリカン・レーシングの代名詞であるコルベット。その初代と二代目、いわゆるC1とC2のオリジナルモデルが、静岡県のicorporationに鎮座している。どちらもショップオーナーである鈴木氏が、現地コレクターから買い付けた逸品で、オリジナルにこだわった内容が見どころだ。
アメリカンに限らずビンテージ車の楽しみ方には、大きく二種類が考えられる。オリジナルであることを大切にし、古ければ古いほど価値が高いと考えるような、コレクションとしての楽しみ方。そしてもうひとつが、ビンテージであることを適度に残しながらも、実用性を加味した現代風なアレンジを施す楽しみ方。どちらが正解とは言えない、どちらも趣味のあり方として素敵なものだ。
オリジナルを追求する、純血を好む派にとって大切なことは、そのクラシックカーが本当にオリジナルを維持しているかどうかという、本質の部分だ。そうしたクルマを扱うショップに求められるのは、仕入れの段階でクルマの本質を見極めることができる見識。正しい知識と価値への理解。静岡のi corporationは、そんなチカラを持つショップのひとつである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text="1958 CHEVROLET CORVETTE C1"][vc_single_image image="932" img_size="full"][vc_column_text]初代であるC1 の生産年は1953 年から1962 年。
頻繁にモデルチェンジが繰り返されており、年によって受ける印象が異なるのが特徴だ。写真の1台は1958 年型、アメリカで2 オーナーによって大切にされてきた。オリジナルにこだわった状態が維持されており、細部に至るまで純血を保っている、滅多にない極上の逸品である。[/vc_column_text][vc_single_image image="933" img_size="full"][vc_column_text]オールド・アメリカンの良さをそのまま残す内装。自動車史の教科書に載っていそうなOHV エンジン。写真のC1 コルベットは、どこを見てもため息が出るほどの美しいコンディションを保つ。[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid gap="3" grid_id="vc_gid:1457699997957-c1a77b0d-4e0a-1" include="934,935,937"][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text="1965 CHEVROLET CORVETTE StingRay C2"][vc_single_image image="943" img_size="full"][vc_masonry_media_grid gap="3" grid_id="vc_gid:1457699722868-59fb2f34-e1e7-8" include="944,945,946"][vc_column_text]1963 年から1967 年にかけて生産されたC2 は、スティングレイ(StingRay)の名が付けられたモデル。写真の1 台は1965 年型、多くても3 オーナーまでの範囲で、コレクターの手により大切にされてきたものだ。そのコンディションは目を見張るもので、ボディ底面に至るまでクリーンな状態が維持されサビは見当たらない。
エンジンなど機関部分やインテリアもクリーンな状態に維持されており、乾燥した地域で屋根の下、大切に保管されてきた素性が見て取れる。美術品としての価値さえありそうなコンディション。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■問合せ:i corporation(http://i-corporation1982.com/)
Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]
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