C1コルベットをカジュアルに乗るという贅沢

オープン

ビンテージ

シボレー

神奈川県

キャロル

コルベット

C1コルベット

EXCITING60’s

1961y CHEVROLET CORVETTE
キャロル

EXCITING60’s


アメリカン・スポーツカーの最高峰「コルベット」
1961y CHEVROLET CORVETTE

アメリカン・スポーツカーの最高峰「コルベット」は、ヒストリカルなモデルさえ、ここ日本では(イベントなどで)よく見かける存在ではあるが、しかし初期モデルであるC1、C2となると、かなりレア…。

そんなただでさえ珍しいC1をグッドコンディションで維持してくれているのが、川崎のアメ車ショップ「キャロル」だ!

飾るだけじゃない、走りを楽しめるC1ここに見参 !

1961y CHEVROLET CORVETTE、C1

コルベットの初期モデル、とくに初代の「C1」となると、日本ではなかなかお目にかかれない、超レアモデル。もともと台数が少ないし、生産を打ち切ったのが、もう54年も前のこと。生き残っていること自体が奇跡と言えるくらいだ。


そんなC1を2台も、しかもグッドコンディションでバックヤードに抱えているアメ車ショップがあった。川崎の『キャロル』だ。1台はピカピカにレストアされた黒の58年型、そしてもう1台が、61年型。こちらは塗装が少しヤレてきていたが、あえてその上からクリアを吹き、エイジドな雰囲気を残したのだという。


エンジンは350(5.7ℓV8)に換装。この時代のC1は283(4.6ℓV8)がスタンダードだったので、約3000ポンドの車重に、そのパワー&トルクは有り余るほどだ。ちなみにトランスミッションはノーマルの4速MTを組み合わせている。


インテリアも、ほぼオリジナルのまま、美しい状態で残されている。独特なデザインが施されたインパネまわり、運転席メーターまわりは巨大なスピードメーターをメインに、その下にタコメーターなどを5連で配置。

アーチ型をモチーフにした助手席のグリップなど、今見ても官能的なカタチだ。もちろん走りの方も、キャロルによって十分に調えられていて、50年以上のクルマとは思えない元気さ。


1961y CHEVROLET CORVETTE、C1

齢50歳を超えた、幻のクルマと言ってもいいだろうC1の走りは、想像していた以上にしっかりした安心感のあるものだった。キャブ仕様の350はとてもにぎやかだが、加速はかなりパンチがある。その強大なトルク感は、2速、いや3速発進でさえ可能にしてしまう。

それなりの伸びもあり、3速固定でほぼオートマ状態で走れてしまうほど。サスペンションはとてもソフトで、まさに当時のアメ車の乗り味そのもの。今の常識でいえば、スポーツカーはもうちょっと引き締まっているが、むしろこのテイストこそ、オールド・コルベットの味と言えるものだ。


1961y CHEVROLET CORVETTE、C1
1961y CHEVROLET CORVETTE、C1
1961y CHEVROLET CORVETTE、C1
このC1コルベットは、キャロルがあるお客様に販売し、それを再び買い戻したモノだという。よほど大切にされていたのだろう、内外装、エンジンはとてもコンディションがよく、さらに『キャロル』によって調えられている。

インテリアについては、オリジナルをほぼ残している。ブラック基調ではあるが、独特のレイアウトのインパネ、ステアリングホイール、そして2つのシートなど、とくにリペアした様子もなく、いかに大切に乗られてきたかを物語る。

運転席からの視界を遮るような大型スピードメーター、助手席のグリップなどがC1の特徴。2シータースポーツとしては、実は広大なトランクを誇る後期型C1。これなら普段の足として使えるね。




61年型のコルベットは、スモールブロックの283(4.6ℓ)・230hpをスタンダードに搭載していたが、今回のモデルは350(5.7ℓ)に換装。エアクリーナー上部にLT1という記載があるが、これはあくまでステッカーだけ。

どの時期の350エンジンなのかは不明とのことだが、その後のコルベットの350エンジンなら、300hp以上は発生していることになる。トランスミッションはマニュアル4速。ちなみにATはこの時代は3速が標準だった。


サスペンションについてもオリジナルから変更はなく、フロントの独立タイプ、リヤにリーフリジッドを採用している。乗り味はいたってソフトライド。タイヤは当時、ホワイトリボンタイプがスタンダードだったが、現在はBFグッドリッチのラジアルタイヤ、P215/65R15を装着。



このコルベットのボディカラーは、純正から塗り替えられたものだが、適度にヤレがある。その雰囲気をあえて残そうと、そのまま、その上からクリアで仕上げているのがポイント。年代を感じさせるルックスも、また味があるものだ。


1961y CHEVROLET CORVETTE、C1

ポンティアック・ファイアーバードをメインに扱いながら、'60~'70年代のマッスルカーにも深い造詣を見せる『キャロル』。常時30台以上の在庫車両は、オリジナル・コンディションを維持してデリバリーしてくれる。車検・修理・メンテナンスもOK。古いクルマだからこそ、万全のバックアップがうれしい!


キャロル、神奈川県


■取材協力:キャロル
http://www.carol-jp.com


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE


最新記事


2024/05/08

カスタムだけでは留まらないジェットシティのカマロ愛

クーペ

ビンテージ

シボレー

広島のジェットシティが得意とするのがシボレー・カマロ。個性的なカスタムばかりにスポットが浴びるが、高度なレストア技術も見逃せない。本国に密かに69カマロをストックしており、新車同然の状態に仕上げることも可能。

2024/05/07

ハニーDのエアロなら、アゲもサゲも似合う!【トヨタ タンドラ】

ピックアップトラック

逆輸入車

OTHER

トヨタ車でありながら、アメ車と違わぬ個性や空気感を醸し出すUS TOYOTA。その中でもタンドラは、圧倒的なサイズやV8エンジンなど、どこを見ても〝アメ車!〟と思わせられる内容を誇る。

2024/05/06

高級ホイールメーカーが手掛けた魅惑のエアロ【AGGRESSOR KIT】

SUV

ジープ

ボディワーク

オフロードを走るポテンシャルをスポイルすることなく、アーバンにもマッチするパーツをまとったラングラー。スポーツフィール溢れるエアロやイルミをインストールしたフェンダーはラングラーに新たな存在感を与える。

2024/05/04

カスタムシーンの最前線は名古屋ファイナルで学ぶ!【クロスファイブ ファイナル】

イベントレポート

2023.12.03
CROSS FIVE TOUR FINAL
ポートメッセなごや

ランキング


2024/05/08

カスタムだけでは留まらないジェットシティのカマロ愛

クーペ

ビンテージ

シボレー

広島のジェットシティが得意とするのがシボレー・カマロ。個性的なカスタムばかりにスポットが浴びるが、高度なレストア技術も見逃せない。本国に密かに69カマロをストックしており、新車同然の状態に仕上げることも可能。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2020/09/15

ファイヤーバードのトップグレードがトランザムだ!

クーペ

ビンテージ

ポンティアック

1973 Pontiac Firebird Trans Am

2024/05/07

ハニーDのエアロなら、アゲもサゲも似合う!【トヨタ タンドラ】

ピックアップトラック

逆輸入車

OTHER

トヨタ車でありながら、アメ車と違わぬ個性や空気感を醸し出すUS TOYOTA。その中でもタンドラは、圧倒的なサイズやV8エンジンなど、どこを見ても〝アメ車!〟と思わせられる内容を誇る。