仕上げられた2台のマスタングは、ライオンハート流カスタム

ユーザーの個性を存分に発揮するカタチ
Ford Mustang & Chevrolet Camaro
現在に至るまで鎬を削り合ってきたポニーカー
モダンマッスルカーではチャレンジャーの勢いが凄まじく、パワーウォーズでも一歩先を行っている。だが決してマスタングとカマロも黙って見ているわけではない。この車両も負けじと魅力的なモデルをラインナップし続けている。ポニーカーの礎
ライオンハート流カスタムは プラスアルファの自由な選択肢
多彩なアメ車カスタムで知られる愛知県一宮市のライオンハート。同店のスタイルは、ある程度のカスタムを施したうえで、ユーザーに選択肢を残す自由なカタチ。そうして仕上げられた2台のマスタングに注目する。
ユーザーの個性を 存分に発揮するカタチ
ライオンハートというアメ車ショップは、徹底的に施したフルカスタムも実現できる一方、ほどよいマイルドなカスタムも多く手がけている。これは、基本的なスタンスが「ユーザー本位」であることからだ。 店頭に並ぶクルマはノーマルの状態から、ローダウンや少々のエアロパーツ、AWインストールなど、いわば最低限のカスタムにとどめたものが多い。
これらを「パッケージ」として展開して、クルマの魅力を店頭で演出し、ユーザーにはそのまま乗り出しても良いし、さらなるカスタムを施しても良いと選択肢を提案している。 だから「ライオンハートらしい」と表現するようなカスタム例は挙げづらい反面、カスタムユーザーの満足度は高い。
ショップとの濃密な打ち合わせを経て、自分のペースでアメ車のカスタムを楽しむことができるからだ。 今回のマスタング2台を例に挙げれば、どちらも実用性を高く維持したまま、しかしノーマルよりもスタイリッシュに仕上げてある。
ユーザーは稀にマスタング同士が並んだときにも、ハッキリと「自分のマスタングの方がカッコ良い」と実感しているはずだ。これは大きい満足感である。 アメ車を楽しみつつ、実用的なクルマとしてもしっかり使いたい。多くの人が望むカスタムの理想形を、ライオンハートは親身になって実現してくれる。
2016y Ford Mustang
ブラックのマスタングは、ローダウンとフロントリップスポイラーを装着した状態で店頭に並び、ユーザーのセレクトによってボンネット、トランクスポイラー、MBRPのマフラー、RTRのヘッドライトLEDがカスタムされた1台。
ホイールは20インチのNICHE(ニッチェ)をインストールしている。明らかに目を引くのは大柄なトランクスポイラー。これを基軸にノーマルよりもスポーティな演出に成功している。
2015y Ford Mustang 50years EDITION
ディーラー車でもある50周年エディションのマスタングは、フロントリップスポイラー、グリル、トランクスポイラー、ローダウン、マグナフローのマフラー、ローダウンがカスタムポイント。
また、ホイールは19インチのフォージスター・パフォーマンスをインストールしている。ユーザーはアメリカ国籍の方だそうで、つまり本場のセンスで完成したカスタムマスタングだといえる。
■Thanks:LION HEART
TEL.0586-67-1711
http://www.lionheart2005.com
■撮影&原稿:加藤山往(ハチメガプロダクション)
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載
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