2012&2013年の2年間限定で、復刻した伝説の名車BOSS 302

SOUL OF FORD NEVER ENDS
2013 FORD MUSTANG BOSS 302
2013 FORD MUSTANG BOSS 302
果てしなく続く熱きフォード魂
最高出力446hpをショートストロークの6速マニュアルミッションで操る快感と、そのアグレッシブな走りに見合うホールド性を備えたオプションのRECAROシートが装着される
BOSS 302
。操る喜び、駆け抜ける喜びがドライバーへとダイレクトに伝わる復刻版限定モデルの魅力に迫る。
SCCAトランザムレースが盛んだった60年代後半、カマロをはじめとする他ブランドの対抗馬として69年、70年の2年間のみ販売されたのが当時の
BOSS 302
。70年にはBOSS302でチャンピオンを勝ち取るなど、名実ともに伝説と呼ぶにふさわしい限定モデルだった。
その BOSS 302 が40年を超える時を経て、2012年と2013年に当時と同じく2年間の限定で復刻したことは記憶に新しい。だが2013年モデルというのが肝で、ベースの マスタング がモデルチェンジの年だったこともあり、わずか2年の限定復刻モデルながらモデルチェンジ前、モデルチェンジ後が存在するのだ。
同じ復刻版 BOSS 302 でもシェルビーGT500フェイスへとアップデートを施し、生産台数も少ないことからそのレア度に拍車を掛け、2013年モデルに限定して探すファンも多い。また、BOSS 302専用デカール、グロスブラックの19インチにGHIグリーンの個性的なボディカラーが相まって、タダモノではないイメージを強く印象付ける点も特筆物。
撮影車両は2019年の2月にグランドオープンをした BUBU阪神 の在庫車両で、走行3.4万kmとまだまだ慣らし運転が終わった状態の良さから、今後10年、20年コンディションを維持しながら愛用すれば益々値打ちが上がる可能性を秘めた個体。
さらにショートストロークの球体型シフトノブで操る6速マニュアルミッションと、5.0ℓV8サウンドは、生粋のアメ車フリークのみならずマニュアルミッションで〝操る喜び〟を知る者たちの心を鷲掴みにする。今後いつ市場に出回るのか解らないレアモデルだけに、購入を検討しているユーザーは、早めのお問い合わせをおすすめしたい。
2012年までは復刻版マスタングのデザインだったのに対して、2013年からはシェルビーGT500フェイスとなり、その間に限定復刻したBOSS 302は二種類の顔が存在する。
この違いはフェイスのみならずリアテールやデカールラインの変化なども反映される。吸排気系チューニングが施されたメカニカルなV8サウンドも心地良い。
ベースとなるマスタングの純正車高と比べると若干低く車高を設定するBOSS302。強化サスペンションや強化スタビライザー、3.37のファイナルレシオを持つLSDが組み込まれ、グロスブラックの専用19インチに、ブレンボブレーキシステムが標準で装着される。
ファインチューニングを施すBOSS302のエンジン。シェルビーGT500のスーパーチャージャーの圧倒的パフォーマンスとは異なる、5.0ℓ V8で吹け上がりの軽さやエンジンの反応をダイレクトにドライバーへと伝える感覚も味わい深い。
オリジナルのマスタングをベースにシンプルに仕立て上げられたインテリア。スウェード巻の専用ステアリングやRECAROのバケットシートを装着。往年のマニュアルミッションスポーツを感じさせる球体型のショートストロークシフトノブを握って操作するクィックな感覚も上々で、MT車ならではの加速感をダイレクトに感じ取れる。
Presented by
BUBU HANSHIN【BUBU阪神】
TEL:06-6427-5151
URL:http://www.bubu.co.jp
■Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 6月号掲載
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