もっとも完成度の高い70年型「クーダ」大人が乗るに相応しいマッスルカー

クーペ

ビンテージ

プリマス

アメマガ2019年8月号

バラクーダ クーガ

プリマス

THE GREAT PLYMOUTH

THE GREAT PLYMOUTH
1970 Plymouth Barracuda 'Cuda 340


1970 Plymouth Barracuda 'Cuda 340

THE GREAT PLYMOUTH

華麗なるプリマス

オリジナルをキープした抜群なコンディションのハリウッドスター級にクールでセレブな「クーダ」にして、スーパーニッチなカラーリングや機関の仕様によって、国民的アイドル並みにフレンドリーで好感度大な超希少車!

ニッチな仕様で出荷されたオリジナル

1964年のデビューから、3世代にわたり74年までラインナップされた 「バラクーダ」 。その中でも、コンパクトかつポニーなパーソナル・クーペに生まれ変わった3世代目がスタイリングの美しさと、ポテンシャルの高さで、人気を博している。モデルイヤーごとにデザインや仕様が異なるが、なにはさておき、70年型の完成度が高く、ダントツの人気とあって、モパー・マッスルきってのコレクタブルな存在となっている。


70年型には、モパー・マッスルを象徴する、ピンク、バイオレット、ライムといったハイインパクトカラーがオプションで設定されたことも人気に大きく貢献している。特にクーダは、スタイリングやキャラクター的にもそうしたラウドなカラーが最も似合うモデルでもある。

1970 plymouth barracuda'cuda 340、1970 プリマス バラクーダ クーダ340
その内容を求めるなら、エコノミーなスタンダードか、ラグジュアリーなグランクーペなどなら珍しくはないのだが、 バラクーダ ではなく、あくまでもハイパフォーマンス仕様である、「クーダ」というのがニクイ。また、搭載エンジンがスモールブロック340ciというのが奥ゆかしくて好感が持てる。


ブレーキにおいても、フロントディスが定番の中、チープなドラムをチョイス。そんな仕様から、低い予算の中で、自分の好みにこだわって、対応することができた当時のオプションの豊富さを象徴するような個体。数年前にアメリカで売りに出た際に、国内に輸入し、現オーナーが入手したことで外装は同色でリペイントした。

1970 plymouth barracuda'cuda 340、1970 プリマス バラクーダ クーダ340
ダブルバブルの愛称のスクープが二つあるフードは、も'Cudaパッケージ車専用パーツ。ロッカーパネルのエラ状の化粧パネル、グリルのペイントがガンメタリック、フォグランプの装備も全て、'Cuda ならでは。好感度も含め、総合的に完璧な個体なので、いやらしくツッコんで見ると、右ミラーが70年型限定で激レアオプションではなく、71~74年用というトリビア級。


 


ベンチシートもダークグリーンの内装パーツも、リプロダクションされていないだけに、この激シブな仕様を真似するのはかなり厳しい。ステアリングも、ダッシュのスタイルも、スタンダード仕様なのが全体のイメージにマッチしていてむしろステキだ。
 

エンジンは、Cudaならではのハイパフォーマンス仕様として設定された340ci。4バレルキャブで275hpを発生するが、シボレーの350に比べると、トルクが細いので、パンチに欠けるが、高回転まで速やかに吹け上がり、高速クルーズ向き。トランスミッションは、3速AT、TF727。
 


グッドイヤー イーグル#1


最新記事


2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

2025/11/04

【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典

イベントレポート

FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)

2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

ランキング


2024/12/31

【FORD F-150 LIGHTNING】公道は走行できないですがビジネスのために投入!

ピックアップトラック

フォード

チャレンジャー専門店のラグジ・島澤社長から「F-150のライトニングを、ディスプレイ用として購入したお客様がいますよ」と連絡が。展示するためのクルマってどういうこと? とモヤモヤしながら取材に向かった。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。