アーバンシーンにもマッチするジェントルでモダンなクルーザー

クーペ

ビンテージ

プリマス

プリマス

THE GREAT PLYMOUTH

ゴールドダスター

アメマガ2019年8月号

THE GREAT PLYMOUTH
1972 Plymouth Gold Duster


1972 Plymouth Gold Duster

1972 Plymouth Gold Duster、1972 プリマス ゴールドダスター

華麗なるプリマス

PCD100という限られた条件の中でチョイスしたラージリムによって、魅力が倍増した1972年型ダスター。オリジナルのゴールドダスターのキャラクターがいかされて、ジェントルでモダンなクルーザーとして現代のアーバンシーンにもマッチする!

オシャレ仕様のゴールドダスター

1972 Plymouth Gold Duster、1972 プリマス ゴールドダスター

MOPAR というとマッスルであることがポイントで、パワー&排気量の大きさがステイタスとなっていたりする。オリジナルとしての価値を基準にすると、それも当然なのだが、本当の意味で、ファクトリーオリジナルの個体は、極めて希少なため、博物館レベルの志の高さや、知識、環境が整っていない限りは、所有すべきではない。

特に日本では、希少車=ステイタスとして求める傾向が強いため、 MOPAR においての人気車はビッグブロック設定モデルに偏っている。そのため、 MOPAR に拘る人こそ、そこから外れたモデルとなるとスルーしてしまう。その点、アメリカや海外では、レースシーンでの活躍や、メカニズムの性能やメリットなどを総合的に判断した上で評価している。

それだけに、 バラクーダ ではセカンドジェネレーションや、それに入れ替わるようにラインアップされた同じAボディのダスターは、日本における評価も含め、シボレーにおけるノバと同等な存在となっている。ダスターにはビッグブロックの設定がなかったものの、HEMIを搭載したプロストック参戦車は、圧倒的な速さで伝説的。

340ciが設定された市販車にしても、軽量ゆえに、1/4マイルのタイムでは、383ciのロードランナーを凌ぐ駿足の持ち主。 バラクーダ 同様に、バリアントをルーツにしながらも、特有のハッチバックのスタイリングは美しく、オリジナリティも高い。
 


キャラクターを活かしてドラッグ仕様にアレンジするケースが古くから主流だが、近年では、幅広い層からも人気が高いため、この個体のように、モダンなクルーザー的なアプローチも人気なのだ。ハーフレザー、ストライプ、内装をコーディネートしたオシャレ仕様とも言えるゴールドダスターの魅力が際立っている。


1972 Plymouth Gold Duster、1972 プリマス ゴールドダスター
ハーフレザーならではのトリミングによって、ハッチスタイルならではのスタイリングの美しさがアピールされている。ゴールドとホワイトのコントラストが上品で、キャッチーなストライプにして落ち着いた印象。Hot Rodでは定番の、往年のスロットタイプによるラージリムがよく似合っている。



内装は、スタンダードのバリアントと基本的共通。ダッシュ、内張、シートは、外装のレザー&ストライプと合わせて、ゴールド一色でコーディネート。こうした凝ったカラースキムにもMOPARらしさが感じられていいのだ!



Aボディー車は、共通してホイールのPCDが100となっている。そのため、社外のホイールで装着可能なものは数種類に限定される。オーナー自身がくまなくリサーチし、このアメリカン・レジェンド(F:7、R:8)にたどり着いた。タイヤはグッドイヤーのイーグルEXE(F:205/50R17、R:245/45R17)。


パワートレーンは、318ciに3速ATのTF727の組み合わせによるストック
パワートレーンは、318ciに3速ATのTF727の組み合わせによるストック。機関系は良好な上、配線をリフレッシュしているため、信頼性はかなり高い。オーナーは、趣味のバイクレースのトランポに用意したダッジバンをメインにしていくため、このダスターの里親募集中とのこと。


Thanks:サブライム
TEL:0877-48-3711
HP:http://www.cuda.jp/


Photo ◆ Hiroshi Nose Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2019年 8月号掲載


最新記事


2025/06/23

ハワイを感じながら子供たちが毎日楽しめる家

HOUSE

近所の目を気にしながら子育てするのはもうウンザリ。自分たちも、子供たちが自由に遊べる一軒家が欲しい。大好きなハワイを感じられる、理想は兄夫婦のようなカッコイイ住宅。

2025/06/20

奥さんに内緒でプチカスタムマフラーエンド交換【PATRIOTを購入した話 ④】

SUV

ジープ

コラム

軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。基本的にノーマルだが、やっぱりカスタムしたくなってきたのでピットインアクツへGO!

2025/06/18

【ダッジ チャージャー SRT8】アメ車界隈でもスタンス系が盛り上がってほしい

クーペ

ダッジ

スポーティー系からフルサイズトラックまで所有してきたが、一貫しているのはシャコタンスタイルが好きだということ。タンドラをシャコタンフォルムにと計画したものの、それならチャージャーの方がと勧められて理想へと近づける。

2025/06/16

クルマのサビ対策に最適な逸品、電子サビ防止装置「ラストストッパー」

メンテナンス

集中豪雨や台風、そしていよいよ本格化する融雪剤散布シーズンの到来など、クルマにとって過酷な環境である日本。これらが原因で発生したサビはクルマにゆっくりとダメージを与えていくため、サビを発生させないことが何よりの対策だ。科学・化学的に証明された理論を応用して、サビを電子の力で抑制するのがこの「ラストストッパー」なのだ。

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION

2018/12/12

お酒の空き瓶を使ってランプシェードを作る!空き瓶を再利用するエコDIY。【アメマガDIY講座】

DIY

アメマガのDIY講座
空き瓶をランプシェードにする!

2025/06/20

奥さんに内緒でプチカスタムマフラーエンド交換【PATRIOTを購入した話 ④】

SUV

ジープ

コラム

軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。基本的にノーマルだが、やっぱりカスタムしたくなってきたのでピットインアクツへGO!