新型ラムはこれまでのイメージを覆すほどに上質な仕上がり
'19 RAM 1500 BIG HORN BLACK APPEARANCE PACKAGE
'19 RAM 1500 BIG HORN BLACK APPEARANCE PACKAGE

漆黒の雄羊

精悍なフェイスへと一新された新型ラム。プレミアムSUVさながらの豪華な仕立てと、最先端技術を惜しみなく導入。本国テキサス州でもフルサイズ部門、オフロードピックアップ部門、ラグジュアリートラック部門など公式トラックの称号を多数獲得しており、もっともホットなフルサイズトラックとして人気を博している。
伝統的なラム特有のフェイスではなくなったものの、近年人気のイニシャルエンブレムが採用されたグリルにはじまり、バンパーからボディへの一体感を増したスマートかつスタイリッシュなフォルムはまさに昨今のトレンドを映し出す鏡だ。ある意味では型破りなエクステリアとも称されているが、型破りなギミックはむしろプレミアムSUVさながらの豪華装備である。

リミテッド、ララミーロングホーンなど上級モデルに採用されるレザーとウッド仕立てによるインテリアにはじまり、12インチタッチスクリーンの搭載、どのグレードにも標準で装備されるプッシュボタンスターターやクラス最大級(前14.9インチ、後14.8インチ)のブレーキローター、アクティブ4コーナーエアサスペンションシステムなど、トラックとして扱うのを躊躇してしまいそうなハイスペックも特筆物。

現車はBUBU阪神 によっていち早く日本へ持ち込んだ個体でグレードはビッグホーン。さらに精悍なフェイスマスクなど、黒一色に統一させたブラックアピアランスパッケージ。ラグジュアリーな内容ながら漆黒フォルムが生み出すワイルドな一面は、もはやタキシードを着用したターザン。

どんな荒野も駆け抜ける実力、そして街中でも映えるラグジュアリーな一面を高次元で両立。巷で本国セレブも御用達と噂されているが、どうやら間違いなさそうだ。


立体的なラムのエンブレムがあしらわれたリアゲートにはじまり、RAMの刻印が入ったドアミラーウィンカー、サイドステップ、視認性に優れたLEDプロジェクターヘッドランプを採用する。

ブラックアピアランスパッケージで採用されるマットブラックの純正20インチホイール。タイヤサイズは275/55R20の設定。ここまで仕立てが良いと社外ホイールへの換装すら躊躇してしまうほど。オリジナルで充分満足できるレベル。


リア側はリーフスプリングが定番とされてきたフルサイズトラックの歴史を覆す4コーナーエアサスペンションシステムも特筆物。プレミアムSUVさながらの乗り味は実に快適。






ダッシュパネル中央の8.4インチタッチスクリーンはアップルカープレイ、アンドロイドと連携しており、スマートフォンのナビを映し出すなど各種アプリとが連携可能。メーター周りにも小型スクリーンが配置される。

標準エンジンは3.6ℓV6となるが、搭載されているのはオプションの5.7ℓV8HEMI。395hpを弾き出すHEMIを8速オートマチックで操る感覚はもはやトラックに乗っている事すら忘れてしまいそうなほどに快適。5.9mの巨体を感じさせないパワフルな加速と繊細なシフトチェンジによる恩恵も、プレミアムかつラグジュアリーな印象を高める要因の一つとなっている。
Thanks:BUBU 阪神
TEL:06-6427-5151
HP:http://www.bubu.co.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 10月号掲載
最新記事
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!
2025/10/23
兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】
25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!
2025/10/21
自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家
家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。









