ポンティアックを代表する名車にして、マッスルカーのアイコンである GTO

クーペ

ビンテージ

ポンティアック

ジーエム祭

GTO

アメマガ2019年11月号

GTO Judge

ジーエム祭
1970 Pontiac GTO Judge


1970 Pontiac GTO Judge

1970 Pontiac GTO Judge、1970 ポンティアック GTO ジャッジ

ポンティアックにおいて様々な面で最強を誇る GTO の中でも、スタイリング、ポテンシャル共に頂点を極める70年型 ! 文句なしにイカす『Two Lane Blacktop』を意識しながらも、マニュアルミッションでよりホットな走りを味わう!

色気のあるグラマラスボディが特徴の第二世代GTO

1970 Pontiac GTO Judge、1970 ポンティアック GTO ジャッジ

GTO はポンティアックにおける最強モデルであると同時に、生みの親である、ジョン・Z・デロリアンの代表作として、GM史を語る上でも外せない存在。フェラーリ250GTOから着想を得て、GTクラスのレース公認車両を意味するグランド・ツーリスモ・オモロガートを意味するが、あくまでもネーミングであり、実際のレース公認車ではない。

同時期のポンティアックでは、頭に「グランド」がつくネーミングが多く、社内ではグランド・テンペスト・オプションと呼ばれていた。
シボレー・シェベル の兄弟車であるルマンをベースに、6ℓ超えの高出力エンジンや、2バレルキャブレターを3連想する「トライ・パワー」、ハースト社製シフターなどを装備した生粋のマッスルカーとして64年にデビュー。それまでの縦目4灯式の清楚なイメージが定着する中、68年の第二世代ではハッチスタイルで一新され、グラマラスで色気のあるものに。

IMG_6880
各年でディテールが異なるが、70年型のデザインは、 ファイヤーバード にも通じるポンティアックのアイデンティティがしっかりと盛り込まれながらも、精悍さも備わる。そして、「ジャッジ」におけるカラースキムは、時代を象徴すると共に、オリジナリティある高い魅力となっている。

オレンジのファクトリーカラースキムにマグホイールを履いた佇まいは、70年型GTOの魅力がキッチリと表現された映画『Two Lane Blacktop』の劇中車さながら。455HOを搭載するMTのオリジナルGTOジャジというだけでかなり稀少な存在なうえ、劇中車と同じカラースキムの個体は、アメリカでも目にする機会はそうない。

1970 Pontiac GTO Judge、1970 ポンティアック GTO ジャッジ
ベーシックなルマンおよびテンペストがクロームのバンパーなのに対して、GTOは独自デザインでウレタン製のエンデューラバンパーを採用し、一体感のあるルックスとなる。フードのラムエアースクープとタコメーターが誇らしい。車体色はTwo Lane Blacktop 劇中車と同じ“オービットオレンジ”。希望ナンバーによる“610”は劇中車を意識した。

劇中車のホイールがキーストーンなのに対し、ここ個体は、より走りを意識したアメリカンレーシング社の定番、トルクスラストをチョイス。装着タイヤは、ホワイトレター品としてお馴染みのBFG ラジアルTA(F:245/60R15、R:275/60R15)。



最高出力360hpを発生する455HOエンジンを搭載するオリジナルな個体。ロングストロークで扱いやすいが、大排気量エンジン特有のリッチなトルクは魅力大。フレッシュエアーをダイレクトに取り込むラムエアーシステムもオリジナル。オリジナルのマンシー製4速マニュアルから、TKO 5速ODミッションにアップグレードしているため、ドラッグ走行から、高速巡航まで難なくカバーする。




ウッド調のクラスターのパネルとプリズムデカールによる装飾は、ポンティアック・ハイパフォーマンスの特徴。グローブボックスにはJudge のロゴを象ったバッジが付く。シフターには、Hurst 製が純正採用された。エアコンもセンターコンソールもない、男らしい仕様。


Photo & Text ◆Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2019年 11月号掲載


最新記事


2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2023/09/20

【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ

ダッジ

ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!

2023/09/20

【ジープ グラディエーター】遊びに使うことに特化した、ある意味スーパーカー

ピックアップトラック

ジープ

JLラングラーが空前のヒットを続けており、それに続けとばかりに日本で正規発売されるJTグラディエイター。ただボディを伸ばしただけはない本気度が感じられるモデルだ。

ランキング


2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]