初めて「手放さない」と思ったクルマが、所有する55年型F100パンプキン

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アメ車乗りたちの素顔

アメマガ2019年11月号

愛知県

アメリカンザッカウェルカム

アメ車乗りたちの素顔
American Zakka Welcome
owner : Takayuki Tomita


アメ車乗りたちの素顔

owner : Takayuki Tomita

アメ車乗りたちの素顔 AMERICAN CAR OWNERS REAL LIFE 街中でアメ車を目にしてクルマをカッコイイと思ったとしても、そのクルマをドライブするオーナーの顔までは分からなかったり、ましてやどんな人なのかはさらに分からない。

性別は判明しても。そこで今回の特集では「アメ車乗りたちの素顔」と題して、アメ車オーナーたちは普段どんなライフスタイルを送っているのか、それにどんな職種の仕事をしているのかなどを深掘りして、アメ車オーナーたちの気になる「素顔」を詳解。

これまで記憶にないほどのアメ車を所有、常に4~5台を同時に使い分ける

1年から半年でクルマを乗り換え、常に4~5台を所有するという、豪快なアメ車ライフを送る冨田さん。さらには2018年夏、会社の倉庫内にはUS雑貨が並ぶ多目的スペースを作りあげた。

フィリピンのアメリカンダイナーを会社倉庫内に建設!

フィリピンはアメリカ的な雰囲気が満載です!

アメリカンザッカウエルカム

愛知県春日井市にあるアメリカンザッカウエルカム 。人気企画「US雑貨」でもお馴染みのショップだ。インスタグラムを見ると、来店するお客さんの愛車を紹介する機会が多く、店長のショウヘイさんに「面白いアメ車オーナー居ませんか?」と聞いてみたところ、真っ先に名前が挙がったのが今回紹介する冨田さんだ。

「アメ車を複数台持ってて、雑貨もいつも買ってくれてるので、きっと凄いコレクションですよ」。 訪れたのは、冨田さんが代表を務める会社のある事務所兼倉庫。一見すると普通の倉庫だが、一歩中に踏み入ると、冨田さんの愛車55年型F100パンプキン、17年型CTS‐V、00年型サバナが並び、その脇にはアメリカンな雰囲気が漂う多目的スペースの建物があり、噂以上にワクワクする空間が広がっている。

「C3コルベットもあるんですが、ちょうど修理に出てまして」と、実は4台ものアメ車をコレクションする冨田さん。これまで所有した愛車は全てアメ車で、その時々に気になるクルマを購入し、過去のラインナップは「もう覚えてません(笑)」とか。

長くて1年、半年で乗り換えるクルマもあり、走る用、営業用、荷物運ぶ用などで使い分け、常時手元に4~5台が並んでいるのが、冨田さんのアメ車ライフだ。様々なジャンル、年代のアメ車を数多く乗ってきた冨田さんだが、初めて「手放さない」と思ったクルマが、現在所有する55年型F100パンプキン。

「ずっと前から欲しかったクルマで、ようやく出会えました。他のクルマは、今度来たときは変わってるかもしれないですね」と、ニヤリと笑う。 もう一つの見どころであるアメリカンな多目的スペースは、2018年夏に完成したもの。

以前は簡易的なスペースだったが、約6年ほど前に「何となく雑貨を飾ろうかな」と思いネットで購入したことから収集がエスカレートし、それらを飾るダイナー風の多目的スペースを作ることを決意。さらに自分の目で見て購入する楽しさも味わいたくなり、アメマガに載っていたウエルカムに訪れた。

ショウヘイさんによれば「最初は定期的に購入する方として覚えてましたが、次第に大型の商品を購入していくので、気になってお話をしたら、倉庫内にダイナー風の建物を作る予定だとか。それからは、色々と面白い商品があればお伝えする関係ですね」。

建てられたスペースは、仕事の関係で訪れるフィリピンにあるダイナーやカフェをイメージしたもの。「フィリピンにはアメリカンなダイナーが多く、雑貨も沢山売っているので、結構穴場ですよ」と語るように、ここはフィリピンのアメリカンダイナーがモチーフになり、中ではフィリピンの音楽が流れ、フィリピンだけのバーガーショップのキャラの小物も並ぶ。会社にはフィリピンの従業員も多く、ここは故郷を思い出す癒やし空間にもなっているのだ。

冨田さんの会社はフィリピンなどから人材派遣を行なう。従業員にはフィリピンの方も多く、今回はプリンセスさん(右端)、ジョイスさん(左)がモデルとして(?)選抜。冨田さんと20年来の友人である加藤さん(左端)も撮影見学。

何となく購入した1個のUS雑貨から収集がエスカレート

2018年夏に冨田さんの会社の倉庫内に建てられたアメリカンな建物は、従業員の食事や来客対応する多目的スペース。ここに、6年ほど前からネットオークションやウエルカムで購入した雑貨が並ぶ。

中には仕事で訪れるフィリピンにしかないバーガーショップのキャラクター(ジャリピー)のオブジェもあり、これはフィリピンの従業員からも大人気。因みに、撮影当日にはウエルカム店長ショウヘイさんと愛娘の美音ちゃんも来訪。

遂に出会えた、初めて「ずっと残したい」と思えたクルマがパンプキン

'55 Ford F-100 PUMPKIN

'55 フォードF-100 パンプキン、'55 Ford F-100 PUMPKIN '55 フォードF-100 パンプキン、'55 Ford F-100 PUMPKIN

数多くのアメ車に乗ってきた冨田さんは、これまでずっと乗り続けたいと思ったクルマに出会ったことが無かったが、3年前に購入した55年型F100パンプキンが唯一「乗り続けたい」と思ったクルマ。昔から欲しくて、納得できる状態のモデルとようやく出会えたそうだ。内装までフルレストアされ、状態も絶好調。

'17 Cadillac CTS-V

'17 Cadillac CTS-V、'17 キャデラックCTS-V

'00 GMC Savana

'00 GMC サバナ、'00 GMC Savana

'68 Chevrolet Corvette

'68 シボレー コルベット、'68 Chevrolet Corvette

常時4~5台のアメ車を所有する冨田さんの現在のラインナップは、永久欠番のパンプキンの他に、営業用4ドアセダン枠として17年型CTS-V、荷物&人を乗せる枠として00年型サバナ、純粋に乗ってみたかった68年型C3コルベットがある(現在はメンテナンス中)。実はこれ以外に最近、フルカスタムされた軽自動車を知り合いにお願いされて購入したとか。

「ちょうどMT車が無かったので、MT仕様枠ですね」と、イレギュラーな軽自動車の所有を語る。早ければ半年ほどで乗り換えるサイクルのタイミングは「何か物足りない、何か違うと感じたら」のようで、今のところ次に乗り換え候補に挙がりそうなのは…。倉庫奥にはバイクも複数台並んでいて、こちらも趣味の一つ。バイクもクルマと同じ用に頻繁に乗り換えている?


Special Thanks American Zakka Welcome

アメリカンザッカウエルカム、American Zakka Welcome
所在地:愛知県春日井市春日井上ノ町字割畑38-2
TEL:0568-41-8779 FAX:0568-41-8779
URL:http://www.zakka-welcome.com
営業時間:11:00~20:00 定休日:水曜日 アメリカンザッカウエルカム、American Zakka Welcome アメリカンザッカウエルカム、American Zakka Welcome

US雑貨ショップでありながら、本格的なバーガーなどの料理を提供するカフェを併設する、アメリカンザッカウエルカム。インスタ映えするとして、多くのアメ車オーナーが訪れる人気スポットだ。


Photo:浅井岳男 Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2019年 11月号掲載


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