スタイリングを含め完成度の高い初代カマロ最終69年型
1969 Chevrolet Camaro
The Golden Age 60’s-70’s 黄金期のモデルたち
1969 Chevrolet Camaro
アメ車の中でもとりわけメジャーなモデルとあって、人気が高く国内でも多くの個体が存在するが、オリジナルの魅力が活かされているという点では、いそうでいない正統派!69カマロの本来の魅力を再確認させる希少な存在。
世界中で高い人気を誇るファースト・カマロ
カマロといえば、国内でもアメ車の枠を超えてお馴染みな存在。67年のデビューから02年まで5世代にわたりラインナップ。一度は終了しながらも、2010年には第5世代として往年のデザインをモチーフにして復活し、現在も6世代目としてラインナップ中。各世代ごとに魅力があるが、初代最終である69年型は、その年1年だけのデザインであることや、箱型クーペにおいて完成度が高く、充実した社外パーツを駆使すれば、現代のGTカーレベルにまでアップグレード可能であったりと、取り巻く環境も含めて魅力的な存在。
そのため、当時から日本でもファンが多く、個体数もそれなりに存在するのだが、オリジナルまたは、オリジナルの持つ魅力を確保する個体は意外なほど少ない。カマロ のハイパフォーマンスパッケージの称号であるZ28仕様は目にするが、バッジ&ストライプだけでアピールしたお粗末な状態ばかり…。全体で24万台以上のセールスを誇りながらも、Z28は2万台程度と生まれ持っての希少車なだけに、アメリカ本国とてオリジナルの現存数は多くないのだ。
よりメジャーなSSにしても、3万5000台程度しか出荷されていないため、人気車種なだけに、かなりのプレミアムが付いている。そのため、アメリカでは、実際にはスタンダードの個体をベースとし、それぞれのパッケージをトリビュートするケースが増えている。

この個体もそんな一台で、そもそものベース車がオリジナルを確保しており、SSパッケージならではのファクターをバランスよく取り入れている。この個体のように、エクステリア、インテリア、エンジンルームの全てがオリジナルに準じてクリーンな個体は、日本国内では極めて稀。この個体を通して、69カマロのカッコ良さを再確認した!

カウルインダクションフード、ホッケースティック・ストライプ、ラリーホイールのコンビネーションが、ハイパフォーマンスなSSならでは。黒の車体色がスッキリと映えるストレートボディ。ストックよりもわずかに低い車高プロポーションも絶妙。

シェビーハイパフォーマンスではお約束のラリーホイール&BFグッドリッチ・ラジアルTA(F235/60R15、R:255/60R15) の組み合わせ。リアエンドはLSDを組み込んだ12ボルト。ホチキス製のダウンサスによるプロポーションが絶妙!

1本スポークのスタンダードにウッド調の化粧が入るSSステアリングが新鮮。オプションの時計を追加。4連装のコンソールメーターは、電流計を電圧計に変更。内装は質素なスタンダードながらも、美しい状態で良い雰囲気がある。

V8エンジンは、302、327、350、396、そしてCOPO限定の427による仕様ちがいで11種がラインナップ。この個体は最もポピュラーな350ciの中でも、300hpのSS仕様。へダース&MSDモジュールの装着以外は、エンジンルーム内もストックを確保。トランスミッションは、3速ATのTH350。
Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/
Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2019年 12月号掲載
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