AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
アメリカンスポーツとして高い人気を誇るカマロ
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
レース活動が活発になり、ハイパフォーマンスカーが次々に登場。大排気量エンジンなどメカニズムにおいても大きな進化を遂げ、後年の「マッスルカーブーム」を作るきっかけとなった時代でもある。
初代と第二世代初期モデルのカマロ。年式こそたった1年の違いではあるがその差は歴然。両車の異なるキャラクターの素性を生かしたモディファイによって、現代の道路事情にマッチさせつつもオリジナルの良さを色濃く残す、絶妙なさじ加減がオートレイド流。
シボレー・カマロは、フォード・マスタングに対するシボレーならではの回答だった。ボディバリエーションは2ドアハードトップと2ドアコンバーチブルのみ。メカニカルコンポーネンツはベースとなったコンパクトカーのシェビーIIを流用していたという開発の過程もマスタングと同じ。1969年型ではボディパネルを一新する大規模なマイナーチェンジを実施。ボディシルエットはよりダイナミックに。
フェンダーフレアが大きくなったことで、そのイメージは一新されていた。 1970年からの新型カマロは内外装共にそのデザインが一新されたのが特徴であり、ボディバリエーションからは前年までは存在していたコンバーチブルも姿を消しクーペのみとなる。グレード構成はベースモデルに対してオプションパッケージとしてのSSとZ28。1970年からの新型カマロは翌1971年からのハイパフォーマンスカーへの逆風の中、長年に渡ってアメリカンスポーツの火を絶やすことなく貢献した存在だった。
インチアップするならインパクトの強いホイールを望むのは若気の至り。17インチとしながらも同系色同形状でリムを若干太く履きこなすのが玄人の所作。
ビッグブロック並みのトルクに軽快さを兼ね備えたLT1の中でも最高峰のパフォーマンスを誇る370ps仕様を搭載。アルミはオリジナルに見えて実は17インチをフロント8J、リア9Jをチョイス。一本バンパーとは異なるRSのアグレッシブなフェイス回りにも注目したい。
トラブルの元となる常時電源のAMPメーターには対策を施してある。時計、タコメーター、4連ケージメーターなどを追加し、さらに4連メーターの中身にも対策を施すことで、オリジナルの雰囲気を壊さず安全性と機能性を高めている。
スタンダードとSS、スタンダードとRS。どちらも二種類のフェイスがリリースされていた1st、2ndカマロ。両車は上級グレードであり、その個性を崩すことのないオリジナル重視のインテリア仕立てや、ホイールの履きこなしを徹底。純正同サイズではなくリア側を太目にセットすることで、さり気なくその存在感を引き立てている点に注目したい。
旧車の世界ではレストアして当時のままを再現するか、現代的な快適装備をどんどん追加していくか?で好みが分かれる。エンジンスワップをよしとしない人や、クーラーなんて要らない!なんて強者もいるが、その答えは乗り手次第であり、本人が満足していればよしなのだ。 だが、ビンテージと名乗るなら、その世代を知る人が評価してくれたらなおさら嬉しいもの。
富山県のオートレイドが仕上げるクルマがまさにそれ。オリジナルから大きくかけ離れたことはせず、さり気ないモディファイで個性を増していく。ホイール一つを見ても、ノーマルホイールはちゃんとストックした上で、235を255へ太くして履かせてみたり、インチアップしながらも色合いやデザインに大きな変更を加えないことで、一見オリジナルに見える様に配慮している。過剰に手を加えるのは逆効果。当時らしさに若干のモディファイを施し、美しく快適によみがえらせることこそ、オートレイド流のカスタマイズなのである。
■取材協力:オートレイド
所在地:富山県射水市新開発415-6
TEL:0766-52-8830
http://www.auto-raid.com/
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
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