アメ車しかもマッスルカーを好む人々は自然とウイングオートに集結する

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アメマガ2019年12月号

ウイングオート

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カマロ LT RS

'18 Chevrolet Camaro LT-RS
'08 Dodge Challenger SRT8
'15 Ford Mustang EcoBoost

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類は友を呼び、ウイングオートに集まる

ことわざでいう「類は友を呼ぶ」。気の合う人々は、自然と集まっていくという意味で使われる言葉だが、アメ車しかもマッスルカーを好む人々は自然とウイングオートに集結するのだろう。新しいことわざ(?)が生まれた実例を紹介する。

同期入社のクルマは気になるという始まり

カマロの大内さん、チャレンジャーの高畑さん、マスタングの上村さん。同じ会社に勤める同期3人が、マッスルカー御三家を網羅する形でオーナーになっている。サポートするのはすべてシボレー名岐ことウイングオートだ。

 

経緯を順に追っていこう。事の始まりは大内さんからだ。関西出身の大内さんは実家のクルマがアストロだったため、自身の愛車としてもアメリカ車が当たり前の選択肢だった。愛知県で就職して仕事が始まる直前の3月、自分でクルマを購入することを考えて、まず閃いたのはコルベット。そうして何となく正規ディーラーであるシボレー名岐(ウイングオート)を訪問する。

 

同店には試乗車があり、コルベットの試乗もできた。「いつか購入しよう」と、間もなく始まる仕事への張りも出てきたという。その後、本格的に社会人としての生活が始まって、配属先が決まったあたり。通勤にクルマが必要だと分かった。「いつかの夢」としてコルベットを挙げたが、少し急がなければならなくなった。しかし、いざ購入となると、予算と希望の兼ね合いは難しい。そうして悩んでいるうち、ウイングオートのスタッフからカマロを提案される。

車種は違うがアメ車のテイストはある。それに予算も抑えられるし、下道メインの使い方ならV8にこだわる必要もない。促されるままカマロも試乗し、カマロのオーナーになることを決意する。新入社員1年目、9月のことだ。新人がアメ車を購入した。そんな話は同期入社の間でも話題になるのだろう。とくに強い興味を示したのが高畑さんだった。

 

大内さんと話しているうち、高畑さんはカマロ一カ月点検の折に店へ付いていくことになる。高畑さんは学生時代からシルビア、ロードスター、RX8と乗り継いできた走り好き。クルマ好きとして何となくアメ車に興味が湧いたという。

 

そうしてふたりでウイングオートを訪れる。愛車カマロについてスタッフと話している大内さんのかたわら、高畑さんは店に置いてあったチャレンジャーに惹かれた。カスタムがいくつか施されている1台。詳しく聞くと、社外スーパーチャージャーやマフラーなど、カスタムの具合に比して、添えられたプライスはリーズナブルだったという。

 

その約1週間後、高畑さんは印鑑を持参してウイングオートを訪れていた。クルマ好きで走り好きの衝動は、かくも強い。こうして同期ふたりがアメ車に乗る。その影響は3人目を呼ぶ。

類が友を呼び、友の輪が広がっていく

大内さんがカマロを買った時点で、実車を見て心を動かされた同期がもうひとりいた。上村さんだ。やがて別の同期、高畑さんがチャレンジャーを購入したと聞く。しかし、上村さんは少し前にアシとして国産車を購入したばかり。今どきの若者らしく、クルマにそれほど興味はなかった。ところが、立場や給料のそれほど変わらない同期がアメ車を買ったということは衝撃だった。

 

実は、同じ寮の先輩がマスタングに乗っており、格好いいクルマとして認識はしていたし、憧れてもいた。同期でカマロとチャレンジャーがそろったのだから、あとはマスタングで御三家がそろう。やはり、いつかの憧れとしてマスタングを考えるようになった。とはいえ、上村さんには買ったばかりの国産車でローンがあったため、購入は諦め半分、とりあえず興味本位でウイングオートを訪れることにする。ウイングオートで対応したのは、大内さん、高畑さんと同じ営業スタッフの入野さんだった。

上村さんは、欲しい気持ちや事情を入野さんに打ち明ける。入野さんは丁寧に聞き入り、彼の夢を実現できる方法を探した。シボレー名岐ことウイングオートは、フォード車の整備を担うグロ―バルサブディーラーでもある。良質で予算内のマスタングを見つけるのには少しばかり時間がかかったが、国産車を下取りしての再計算で、上村さんはマスタングのオーナーになることが決まった。取材日の翌週には納車される予定だという。こうして購入した3人だが、ウイングオートへの期待は三者三様であるというのは興味深い。


関西出身の大内さんは、中部での交友関係を広められることが嬉しいと話す。ウイングオートは店サポートのイベントが多く、クルマを介して交友関係を広められる。走り好きの高畑さんは、サーキットでの走行会に鼻息を荒くする。「こちらの希望を伝えれば、それ以上の提案をしてくれる」と、カスタムやチューニングの分野で、すでに相談が進んでいる様子だ。アメ車好きになったばかりの上村さんは、分からないことばかりの時点から、多くのことを吸収している段階だ。取材中もカスタムの詳細について、入野さんと話し込むシーンがあった。

 

お互いが影響し合って、さらに充実したアメ車ライフになっていく。ウイングオートはそんな夢をを実現する「場」になったのだ。

納車時の手作りウェルカムボードは、新ユーザーへのプレゼントでもある。3人のウェルカムボードを並べると真ん中に星が完成するというのはウイングオートの名物受付嬢、和田さんによる工夫だ。

'18 Chevrolet Camaro LT-RS
owner:Ouchi

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V8コルベットは憧れとしてキープしつつ、今回は直4カマロを選択した大内さん。通勤のアシでもある。ホイールは塗装、フロントZL1バンパーなどでカスタムされているほか、リア側で接触事故があり、それを機会にリアディフューザー、マフラーチップなどのカスタムを進めた。実家のクルマがアストロで最初のマイカーでもあったことから左ハンドルに抵抗なし。Webサイトなどで「ウイングオートはユーザー同士のつながりが強そう」と感じたことが、背中を押した理由のひとつだと話す。

'08 Dodge Challenger SRT8
owner:Takabata

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国産スポーツカーを乗り継ぎ、現在もRX8を所有する高畑さんは、マッスルカーのなかではチャレンジャーが好きで、たまたま店先でカスタム済み車両を見かけたことが購入のきっかけ。ハンドリングマシンは国産車という乗り分けをする本格派。前オーナーによりホイール、ブレーキパッド、スーパーチャージャー、マフラーなどがカスタムされており、現在は車高調によるローダウンなど、走りに寄ったチューニングを相談中。近々開催のウイングデイなど、サーキットイベントを楽しみにしている。

'15 Ford Mustang EcoBoost
owner:Uemura

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間もなく納車の上村さんは、もうじき手元に届くマイカーを見てウキウキな様子を隠しきれない。同期ふたりも自分のクルマとはまた違うアメ車を、興味深く眺めるという微笑ましい光景が店先で行なわれていた。クルマへの興味はこのマスタングから深まっている様子で、同期ふたりに負けじと、カスタムにも興味を感じている模様。担当営業である入野さんへマフラーのカスタムについて相談していた。マスタングのオーナーズクラブによるイベントにも、納車間もないマイカーで参加する予定だという。


Thanks:WINGAUTO(シボレー名岐)

TEL:052-409-5434
HP:http://www.wingauto.co.jp


Photo &Text:加藤山往
アメ車マガジン 2019年 12月号掲載


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