激レアなプリマスロードランナー・コンバーチブル
1969 Plymouth Road Runner
INITIAL P PONTIAC & PLYMOUTH
1969 Plymouth Road Runner
383標準のロードランナーは、最もメジャーな69年型にして激レアなコンバーチブル。440が標準のGTXは、ハードコアなMoparファンが好むいぶし銀な68年型。そして70年型ダスターもプリマスを語る上ではマストなクルマだ。
歴代ロードランナーにおいて、最も幅広い層から人気があるのが69年型。デビューの68年型とは、わずかなディテールの違いしかないものの、69年型の方が、キャッチーで親しみやすい。ロードランナー とコヨーテのイラストが、エアークリーナーなどに、よりキャッチーに採用されているのもポイントだ。
そして、69年にはラインナップされていなかった、コンバーチブルが登場。クーペ&ハードトップの合計が約4万7000台なのに対して、コンバーチブルは僅か1890台しか出荷されていない激レアな存在。その数はスーパーバード以下なので、いかに希少かが分かる。

おそらく国内には、この1台と思われる。タフなマッスルカーという性質や、プリマス・ユーザーには実質剛健ありきで求めるユーザーが多いことなども影響して、マッスルパッケージのコンバーチブルは特に希少なのだ。

そもそも長いリアオーバーハングが、コンバーチブルではより強調される。ハードトップでのCピラーの付け根部分のM時形状が、そのまま活かされた独特のデザイン。ドア前方とトランク部のロードランナーのステッカーはオリジナル。

ロードランナーではベンチシートが標準。そのため、AT車ではコラムシフトも多い。ダッシュ部に吹き出し口のあるファクトリー・エアコン車。

標準の383エンジンは、ハイパフォーマンスな4バレルで335hpを発生。トランスミッションは、3速ATのTF727。リアエンドは純正では最大級の8.75にLSD を組み込んだ“ シュアグリップ” が設定される。

カップ形状のセンターキャップである「ブルズアイ」とトリムリングが特徴的なMopar純正の14インチ・マグナムホイール。タイヤは定番のBFG(F:225/60R14、R:245/60R14)。
Special Thanks ◆ Auto Raid
tel:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/
Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載
最新記事
2025/12/11
【ジープオーナーズミーティング】Jeepがあるから楽しい。仲間といればもっと楽しい!
Jeep owner's meeting in SAGA vol.3
佐賀空港グランド
2025/12/09
【WHAコーポレーション】ユーザーと一緒になって、ジープを楽しむ専門店!
日本国内でジープは正規販売されているが、アメリカ仕様は日本にないボディ色やエンジンなどがラインナップされる。正規輸入車は確かに乗りやすいが、それを差し引いてもUSモデルに乗りたい人たちが、WHAコーポレーションの扉を叩く。
2025/12/04
【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる
日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!
2025/12/02
【Camp Jeep 2025】Jeepとともに全力でアウトドアを満喫できるキャンプイベント
Camp Jeep 2025 with Feel EARTH
新潟県 苗場高原オートキャンプ場









