レースシーンでも活躍した初期のマッスルカー ポンティアックボンネビル

セダン

ビンテージ

ポンティアック

オートレイド

アメマガ2020年1月号

ボンネビル

INITIAL P

1962 Pontiac Bonneville

INITIAL P PONTIAC & PLYMOUTH


1962 Pontiac Bonneville

往年のポンティアックのスポーティモデル同様に、レースに所縁のあるネーミングとして、最高速記録でおなじみのユタ州のソルトフラットである「ボンネビル」の名を持つフルサイズ・スポーツ。

 

シボレー・インパラと同等の上級なスポーティモデルとして58年よりラインナップされたポンティアック・ボンネビル。61年からの第三世代は、カタリナやスターチーフよりも豪華で、最も高額なモデルだった。同等のフルサイズ車の中でも最もホイールベースが長いのが特徴。グリルの中央部が突き出るデザインは、ポンティアックのアイデンティティとして復活。ボディのプレスラインや、テール周辺のデザインなど、インパラと比べて、明確なオリジナリティを感じるものだ。

1962 Pontiac Bonneville、1962 ポンティアック ボンネビル

その造形美と個性から、カスタムのフィールドで支持が高いが、初期のマッスルカーとして、NASCARやNHRAなどのレースシーンでも活躍した。個性的で高額なモデルなだけに、当時はもとより、現在でもかなりマニアックな存在となっている。アメリカでも希少な存在だが、日本国内となると、この個体以外では見たことがない。

1962 Pontiac Bonneville、1962 ポンティアック ボンネビル

インパラよりもホイールベースが長いうえに、よりワイドが強調されたデザインで迫力がある。ルーフやガラスは共有しているが、とりわけテール周辺のデザインは独創的。

0S7A2150_00001

389ciエンジンには4bblキャブがセットされ300hpを発揮。トランスミッションは、キャデラックなど一部の上級グレードだけに採用される“ ハイドロ・マティック”。

1962 Pontiac Bonneville、1962 ポンティアック ボンネビル 1962 Pontiac Bonneville、1962 ポンティアック ボンネビル 1962 Pontiac Bonneville、1962 ポンティアック ボンネビル

内張のパターンやダッシュ周辺のデザインもインパラなどに比べて、明らかに手が込んでいる。ステアリングはクリアの樹脂製。“ ハイドロ・マティック”ATのシフトパターンではRが一番下となる。

ドラムブレーキの冷却効果を狙ったフィンタイプの8ラグ・リムは、60~68年型ポンティアック・フルサイズ車特有パーツ。装着タイヤはBFG(205/70R14)。


Special Thanks ◆ Auto Raid

tel:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/


Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載


最新記事


2024/04/24

17インチのサイズ感で“ビンテージ”な装いを色濃く表現

セダン

クライスラー

ホイール

PCD100の5穴、センターハブ57.1mmのPTクルーザー。社外ホイールも多少はリリースされているが、満足するデザインのホイールが存在しない。ワンオフでデザインできる鍛造ホイールメーカー「FAMOUS FORGED」なら、狙い通りのボトムスが叶う!

2024/04/23

伸びやかなロングノーズ、引き締めるロングテール、隙のないそのフォルム【インパラ コンバーチブル】

オープン

ビンテージ

シボレー

2024/04/22

荒れ地こそ進む道 デザート仕様【1996 シボレー S10 ブレイザー】

SUV

シボレー

車両のイメージを劇的に変えたカスタム。それがオールペン。千葉県のガレージジョーカーは、様々なモデルをオールペンによって変化させ、個性的なスタイルを生み出している。そのひとつが、艶消しサンドベージュになったS10ブレイザーだ。

2024/04/20

細さを追求したスポークが軽快さや躍動感を予感させる【WORK GNOSIS CVF】

ホイール

WORK GNOSIS CVF

ランキング


2024/04/23

伸びやかなロングノーズ、引き締めるロングテール、隙のないそのフォルム【インパラ コンバーチブル】

オープン

ビンテージ

シボレー

2024/04/22

荒れ地こそ進む道 デザート仕様【1996 シボレー S10 ブレイザー】

SUV

シボレー

車両のイメージを劇的に変えたカスタム。それがオールペン。千葉県のガレージジョーカーは、様々なモデルをオールペンによって変化させ、個性的なスタイルを生み出している。そのひとつが、艶消しサンドベージュになったS10ブレイザーだ。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]