エミッションとハイパフォーマンスが両立した愛すべき90'sのアメ車たち
THE 90's STRIKES BACK
THE 90's STRIKES BACK ナインティーズの逆襲
愛すべきナインティーズ それまでの時代よりもルックスもメカニズムも一段とモダンにアップグレードし、インジェクション技術も熟成したことで、エミッションとハイパフォーマンスが両立した90年代のアメ車たち。
今回は、デジタルならではの精度の高さに、アナログ時代の味わいも感じ取れる、いわば「いいとこ取り」の90's アメリカンの魅力に迫ることにしよう。
自動車は工業製品として保安基準に則って設計されるため、その年毎の時代性がダイレクトに反映される。同時に、ホビーのフィールドにおいても、ファンションやサブカルチャーとシンクロして、その時代特有のスタイルが誕生する。50's~80'sと10年単位で確立したそれぞれのスタイルは、時間の経過で魅力がフォーカスされリバイバルされることもある。
近年では、30年が経過したことで90'sのスタイルやモデルの魅力が再認識されている。80'sに比べて、ルックスもメカニズムも一段とモダンにアップグレードし、インジェクション技術も熟成したことで、エミッションとハイパフォーマンスが両立。そのため、アメリカンV8によるハイパフォーマンスモデルの魅力が一段と増した。アナログからデジタルに移行する過度期とあって、デジタルならではの精度の高さに、アナログ時代の味わいも感じ取れる点で、今こそ90'sのモデルの魅力が際立つのだ。
ホビーのフィールドでは、デジタル化が進む中、CNC掘削機によるアルミ・ビレット製ホイールやパーツを駆使したハイテックスタイルがブームとなった。 商業車としてのニーズがメインのアストロバンやC1500をベースに、ホットロッド界の巨匠、Boydsのプロデュースによるハイテック・パッケージがGMCディーラーでラインナップされたほど。
アメリカ車に対して何かとハードルの高いイメージが浸透した日本国内においても、フレンドリーかつ信頼性が高い90'sのモデルは、アメリカ車デビューのきっかけとしても普及している。魅力が再認識された現在では、セールスの割に現存数は少ないため、コレクタブルな存在になりつつあるのが90年代のアメ車だ。
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載
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