フルサイズワンを乗せるなら、フルサイズバンしか有り得ない!

バン

シボレー

素晴らしきバン生活

エクスプレス

アメマガ2020年8月号

2001 CHEVROLET EXPRESS

Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-


2001 CHEVROLET EXPRESS
OWNER : AKIRA & HOWL

総重量69kgと成人男性と変わらない体重で、綺麗なモフモフのホワイトヘアで身を包んだグレートピキニーズのハウル君(4歳)。大型犬と行動を共にするのに国産ワンボックスじゃ役不足。フルサイズバンを乗り継ぐ理由はそこにある!

ハウル君がくつろげる様に車内環境を最優先!

近所を散歩すれば、通りすがりの人に「可愛い♡ 白クマですか!?」と真顔で聞かれ、小さい子供には「背中に乗りたーい!」とせがまれる、愛されキャラのハウルくん。関西近郊のアメ車イベントやミーティングにも意欲的に参加しており、誰にでも懐く温厚な性格からアメ車乗りたちにファンも多い。そんなハウル君をいつも大きな綱を引いて連れて歩くのが、2020年の3月にエクスプレスに乗り換えたばかりのアキラさんだ。2019年の56ビーチミーティングや、滝畑ダムBBQクルージングにも参加しており、ラムバンから乗り換えたとの噂を聞きつけて取材をお願いした次第だ。

2001 CHEVROLET EXPRESS2001 CHEVROLET EXPRESS

話を聞くと、エアコンの吹き出し口が少なく太陽光を直に受けて熱がこもりやすい黒のラムバンだと、とくに夏場はハウル君が脱水症状を起こしかねないと兼ねてより心配していたのだとか。実はハウル君を迎え入れる前から大型犬のバーニーズを2頭飼っており、暑さに弱い犬種だったため愛犬たちを連れて走る際は常に暑さ対策を徹底していたとのこと。夏場の車内温度に関してはシビアなライフスタイルだけに、クルマを選ぶ際はエアコンの効きが最重要項目なのだ。乗り換えたエクスプレスはフロントとリアエアコンのみならず、セカンド上部やサイドにまで拭き出し口が設けられており、LTグレードの恩恵をフルに発揮。そこが購入の決め手となった。

<DSC_9562

また、セカンドキャプテンと運転席の間が想定外に大きかったことも嬉しい誤算となり、ハウル君もこのスペースが気に入った様子。実は緊急事態宣言で自粛期間が長かったこともあり、撮影当日が初めてハウル君を乗せてエクスプレスで走った日となったが、もう何年も乗っているかの様に、この場所が自身の特等席と言わんばかりにご満悦の様子。ハウル君がど真ん中で寝てもキャプテンシートに大人が座れるロング&ワイドキャビンなサイズ感もエクスプレスならではの魅力であり、友人や家族、そして愛犬を乗せてどこにでも出かけられることがアキラさんのライフスタイルをより豊かに彩る。ピューターのエクスプレスはハウル&アキラさんの新たなパートナーとして、これからもたくさんの想い出づくりをサポートしてくれる力強い相棒となった。

DSC_9610DSC_9576DSC_9573

BOSEのスピーカーを標準装備しており、今となっては貴重な純正備え付けのVHSデッキに懐かしいカタチの初期型フリップダウンモニターまで完備する上級グレードのLT。DVDデッキに交換してモニターを新調するのも良いが、あえてオリジナルをストックするのも粋であり、悩ましいところだ。

DSC_9570DSC_9566DSC_9571

イマドキのミニバンなら当たり前かもしれないが、90年代から2000年代初期までのフルサイズバンは、エアコンと言えばフロント、そして後部座席の2カ所が一般的。しかしこのエクスプレスには2列目、3列目の上部とリアゲート上部、さらにはサイドからも心地よい冷風が広大なキャビンを一瞬にして冷却してくれる。これにはハウル君もご満悦の様子♡

DSC_1148

写真は2019年の56ビーチミーティングで撮影した際のもの。アメ車歴は6年で、正方形の窓が付いた豪華コンバージョンの02年型ラムバンミディアムを経て、写真の03年型ミディアムへと乗り換え、2020年の3月にエクスプレスと、フルサイズバンばかりを乗り継ぐ生粋のフルサイズバンフリークなのだ。大型犬にはフルサイズがマストであり、むしろそれしか選択肢がないと断言していた。


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載

関連記事

RELATED


レトロスタイルで映える、魅力溢れるシェビーバン

1984 CHEVROLET CHEVY VAN G30 LAZY DAZE COACHES
1991 CHEVROLET CHEVY VAN G20 EXPLORER
1993 CHEVROLET CHEVY VAN G20 GULF STREAM

一度諦めたアストロライフ、満を持してカスタムに没頭する

2000 CHEVROLET ASTRO

ファミリーカーの在り方をミニバンが変化させた!【ラムバン&アストロ】

日本に限った話ではないが、今やファミリーカーのマーケットで、セダンは風前の灯と言える様な状況。紛れもなくその地位を奪取したのはミニバンで、流行りの言葉で言うならばゲームチェンジャーだと言えるだろう。

アストロを通じて娘の旦那との距離感がグッと縮まる

愛する娘もいつかは嫁ぐ。娘を持つ父親なら、その時平然とした顔をしながらも内心複雑な心境であることを察する。コレは娘を持つ父親誰しもが通る道であり、避けては通れない。しかし、アメ車という共通項があれば上手くいく!?

一番可愛いアストロに乗りたいそれが旧マスクのショート

子供が増えるにつれ、手狭になってきた愛車。もっと大きなクルマを探しているなか、目を付けたのがアストロ。なかでも一番可愛いくて惹かれたのが旧マスクのショートボディ。ボロボロだった状態から見事復活させ、最高に可愛いアストロが完成した。

 

最新記事


2025/02/17

【XTREME-J XJ07】コンケイブスタイルで魅せる タフさとエレガントさの両立

ホイール

日本で初めてビードロックテイストのデザインを採用したのが、MLJが展開するブランド「XTREME-J」である。

2025/02/15

【WORK ZEAST STX】押し出し感と迫力が倍増、ツーモーションコンケイブ

ホイール

2025/02/14

インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】

クーペ

ビンテージ

シボレー

59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

2025/02/12

【SEMA SHOW 2024】アイディアの宝庫から探る進化するアメ車カスタム

イベントレポート

会場のスケール、出展ブース、車両台数、クオリティ、 バリエーションetc.……すべてにおいて世界最大規模を誇るカスタムカーの祭典、SEMA SHOW 2024がネバダ州ラスベガスで開催された。

ランキング


2025/02/17

【XTREME-J XJ07】コンケイブスタイルで魅せる タフさとエレガントさの両立

ホイール

日本で初めてビードロックテイストのデザインを採用したのが、MLJが展開するブランド「XTREME-J」である。

2025/02/14

インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】

クーペ

ビンテージ

シボレー

59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

2025/02/15

【WORK ZEAST STX】押し出し感と迫力が倍増、ツーモーションコンケイブ

ホイール

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION