目の前にあった2010年型のダッジチャージャーを即決

Dodge Charger Produced by QUARTTFAB
Dodge Charger Produced by QUARTTFAB
大きさを際立たせるために敢えてエアロでエッヂを強調!
異性に対してだけでなく、クルマに対して一目惚れするというのはよく耳にしたことがある。このチャージャーのオーナー森下さんもそんな1人で、まったく違うクルマを考えていたのに、見た瞬間に即決したそうだ。
ヘッドライトやピンストの紫が高貴さを感じさせる
国産車も欧州車も乗ったので、次はアメ車に乗って見たい。そんな想いでQUARTTを訪れた森下さんだが、眼の前にちょうど置いてあったのが、この2010年型のチャージャー。当初は酒向さんがプライベートカーとして乗ろうと考えていたそうだが、在庫期間1日にして森下さんの手に渡っていったそうだ。
購入と同時にカスタムも依頼したが、大まかなテイストを森下さんは伝えただけで、後は酒向さんのセンスにお任せしたとか。そこで酒向さんがチョイスしたのは、エッジの効いたチャージャーらしさをさらに引き出すためにエアロはXENONのフルキットをチョイス。前後のハーフスポイラーにサイドスカートという内容だが、これだけでまったく違った印象を受ける。
タイヤサイズは前後共に265/30R20だが、フロントの9.5Jに対し、リアは10Jをチョイスし、引っ張りを強調したスタイルを実現。サスペンションはもちろんエアサスに交換しており、リアフェンダーとタイヤの被り具合は、まさに絶妙!と言ったところだ。
ちなみにホイールはフォージアート・フィネストロ。マグナフローのチップを使用したオリジナルマフラーなど、さりげなく、だがしっかりとコダワリで満ち溢れていると言えるだろう。本来ならトゥルースパイクも装着するはずだったが、昨今の世界情勢の影響で残念ながら撮影に間に合わなかった。選んだ色はもちろん紫で、QUARTTでは色もカスタムの1アイテムとして認識しているのだ。
角ばったチャージャーの雰囲気をさらに引き出すために、XENONのバンパーやサイドスカートをチョイス。マフラーはマグナフローのチップを使用しているが、オリジナルの物をQUARTTが製作。ビレットグリルに変更するなど、各部に少しずつメッキ部分を残すことで、クロームのホイールと見事なマッチングを見せる。
エアサスのバックはユニバーサルを使用し、マネージメントはKRZのEZ-AIRを組み合わせる。システムとしては2chとなっており、トランクルームに収納。 目一杯下げた時にホイールリムがちょうどフェンダーアーチと重なるようにセッティングしている。ボディそのもののカスタムは控え目に見えるが、フェンダーの加工など見えない部分にもかなり手が加えられている。
THANKS:QUARTT FAB
TEL:0583-81-9167HP:http://quartt.jp
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2020年 10月号掲載
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